人の心に灯をともす 5803 感情は常に論理にまさるた

【感情は常に論理にまさる】5803



カート・モーテンセン氏の心に響く言葉より…


心をつかむ達人は、人によって感情と論理のバランスが異なることを知っている。

分析的なタイプの人は感情より論理を必要とし、愛想のいいタイプの人は論理より感情を必要とする。

しかし、相手がどのようなタイプの人であっても、自分のメッセージに感情と論理の両方を取り入れるように配慮しなければならない。


感情だけにもとづいたメッセージは、論理の面で説得力に欠ける。

逆に、論理だけにもとづいたメッセージは、相手の感情に訴えかけることができない。

心をつかむ達人は、説得力のあるメッセージを発信するために感情と論理の絶妙なバランスを心がける。


複数の研究によると、人々の決定の九〇パーセントまでが感情に根ざしているという。

しかし、その決定を正当化するために論理を使う。

つまり、人々は感情的に決めたことを論理的に正当化するわけだ。


感情は常に論理にまさり、想像力は常に現実にまさることを心に銘記しておくべきだ。

多くの人が抱いている、ヘビへの嫌悪感について考えてみるといい。

「そういう感情は非合理的だ」といくら論理的に説得しようとしてもムダである。

人々のヘビへの嫌悪感は変わらない。


この種の感情は、何かを買ったり確信したりするときにも見受けられる。

たとえば、何足も靴を持っているので新たに靴を買うのは論理的に馬鹿げていることはわかっていても、 感情的にはもう一足買いたくなるのがそうだ。


『心をつかむ技術』ディスカヴァー
https://q.bmd.jp/91/119/2911/__no__




安田正(ただし)氏は、「感情」についてこう語る。

『「感情ヒューリスティック」という言葉があります。

聞き慣れない言葉だと思いますが、これは「好きか嫌いか、もしくは、感情反応が強いか弱いかによって判断を下してしまうこと」であり、心理学者のポール・スロビックによって、2002年に提唱された理論です。

たとえば、私は晴れている日はそれだけで気分が晴々として前向きになりますが、雨の日はウツウツとしてやる気も下がります。

つまりちょっとした変化によって「感情バイアス」がかかるのです。』(超一流の強運力/ポプラ社)より



人は、合理性や論理的思考より、感情の方が優先してしまう。

どんなに正しいことを言われたとしても、「嫌い」ならそれを受け入れられないからだ。


だからこそ、感情に訴えかけることが大事。

プレゼンにも、広告のキャッチコピーにも必要だ。


ただし、ときには、論理的思考も使うことは知っておく必要がある。

それは・・・

「人々は感情的に決めたことを論理的に正当化する」からだ。


「感情は常に論理にまさる」という言葉を胸に刻みたい。




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/2912/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/2913/__no__

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/2914/__no__

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/2915/__no__

■X(旧ツイッター)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/2916/__no__