人の心に灯をともす 5996 AIを使いこなす人とそうでない人
【AIを使いこなす人とそうでない人】5996
サルマン・カーン氏の心に響く言葉より…
親として、教育者として、生成AIは信用できないという気持ちは分かります。
新しいテクノロジーによって子どもたちから主体性や創造性、社会的スキル、協働学習の機会が奪われるような事態は、最も避けたいことです。
子どもたちが生成AIに触れないということはありえないので、それが学びや発達にどう影響するのかを心配するのは当然のことです。
ただでさえ画面を見ている時間が長すぎるのに、 ChatGPTなどが「スクリーンタイムをさらに 増やしてしまう」という声もあります。
生成AIを利用することで、子どもたちが自分で課題に取り組まなくなるのでは、という不安もあります。
生成AIが効率よく文章を作成してくれるので、 子どもの文章を書く力がなくなるのでは、という不安も。
さらに、ChatGPTは、何百万ものオン ライン・ソースからアウトプットを作成しているので、その情報や見方が偏っていると、提示してくる答えにもバイアスがかかっているのではないかという懸念もあります。
こうしたことを不安に思うのは、当然です。
ただ、私がこれまでも言ってきたのは、テクノロジーと教育に関しては、テクノロジーがよいか悪いかではなく、それをどう使うかが大切だということです。
テクノロジーによって不健康な生活習慣に陥る人もいるでしょう。
目の前にいる人よりも、 スマホの通知が気になる、ということもあります。
SNSを見ていてあっという間に数時間が経ち、 気持ちが不安になっただけ、ということもあります。
たまたま間違った言葉(ときには正しい言葉であっても)を検索すると、暗い不穏なコンテンツを目にしてしまうことも珍しくありません。
でもその同じテクノロジーが、友人や家族と連絡を取り合える手段にもなっています。
動画編集、文章の執筆、コードの作成などを通して創造性を高め、自己表現の強力な手段にもなります。
そして個人的には一番大切なことですが、自分にとって学びと成長の手段になります。
教育分野では、社会的なつながりを強め、感情的な発達を促し、そして人格を向上させる手段としてテクノロジーを 使うのが理想です。
最新世代の生成AIは、驚くほど強力です。
医療分野では、AIは病気の診断、医療記録の分析、 個人に合わせた治療法を提案できます。
企業ではLLM(大規模言語モデル)を使ってコンテンツ の作成を合理化し、ワークフローを自動化しています。
リーガル・コンプライアンスの分野では、 LLMは契約の分析、法的な調査、法規制の遵守の支援をしています。
ユーザーマニュアルや助成金提案書の作成からコーディングに至るまで、このテクノロジーを敬遠せずに使ったほうが、はる かに生産性が上がります。
インターネットのミーム「人はAIにとって代わられることはないが、AIを使っている人には取って代わられる可能性はある」には、一理あります。
高いレベルで学びを達成する子どもは、AIを活用して概念的な知識をつなげ、考えを発展させ るでしょう。
AIを倫理的かつ生産的に活用することを覚えた子どもは、学びの速度が飛躍的に速くなるのみならず、その後のキャリアで競争力を維持できます。
自分の疑問に対してどう答えを求めればいいのか分かっているので、与えられたテーマに対する理解が深まります。
子どもたちの好奇心の力は、弱まるのではなく、むしろ強くなるのです。
こうしたスキルは職場でもそのまま生かされます。
AIを自分のパートナーとして活用することができて、優れた文章がどういうものかを理解している人なら、最善のアウトプットを引き出せます。
自分の好奇心を満たし続ける人は、変化をいち早く察知し、市場を広く見通せるでしょう。
AIや同僚とブレインストーミングを行う人は、AIを使わない、あるいは仕事を完全にAIにアウトソースする人よりも、クリエイティブに見えることでしょう。
今後の働き手には、情報の照合かスプレッドシートの分析に至るまで、従来のホワイトカラー業務プロセスのほぼすべてを自動化するのに、LLMの使い方を学ぶ必要があります。
『AIは私たちの学び方をどう変えるのか』東洋館出版社
https://q.bmd.jp/91/119/6293/__no__
サルマン・カーン氏(Salman Khan, 1976年生まれ)は、米国の教育者・起業家で、オンライン学習プラットフォーム「カーンアカデミー」の創設者。
インドとバングラディッシュからの移民である両親のもと、ルイジアナ州メテリーに生まれる。
マサチューセッツ工科大学(MIT)で数学・電気工学・コンピュータ科学を学び、その後ハーバード大学でMBAを取得した。
元々は親戚のために(無料で)リモートで数学の家庭教師をしていた際に、その解説をYouTubeにアップロードしたことがきっかけで始まったが、世界中に支持され、2008年にカーンアカデミーを設立した。
カーンアカデミーは、無償で世界水準の教育を受けられることを使命としているオンライン学習プラットフォームだ。
現在では、「カーンアカデミー」の登録者は全世界で1.8億人以上。
対応言語は50以上(日本語版も)となっている。
サルマン・カーン氏は、ChatGPTをリリースする4カ月前に、OpenAIの社長とCEOのグレッグ・ブロックマンとサム・アルトマンからコラボレーションの提案を受けたという。
そのときは、この新技術について興味はあったが、一緒にできるかどうかは懐疑的だった。
しかし、ChatGPTがリリースされてからは、ご覧の通り「世界はひっくり返ろうとしている」。
AIはもはや未来の技術ではなく、すでに社会の中心に深く入り込み、仕事・教育・生活のあらゆる場面を変えつつある。
今この瞬間にAIに触れ、活用方法を学ばなければ、気づいたときには完全に時代遅れとなり、チャンスを失う時代がすぐそこまで来ている。
AIを使いこなす人とそうでない人との格差は、これから急速に広がっていく。
「人はAIにとって代わられることはないが、AIを使っている人には取って代わられる可能性はある」という言葉を胸に刻みたい。
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サルマン・カーン氏の心に響く言葉より…
親として、教育者として、生成AIは信用できないという気持ちは分かります。
新しいテクノロジーによって子どもたちから主体性や創造性、社会的スキル、協働学習の機会が奪われるような事態は、最も避けたいことです。
子どもたちが生成AIに触れないということはありえないので、それが学びや発達にどう影響するのかを心配するのは当然のことです。
ただでさえ画面を見ている時間が長すぎるのに、 ChatGPTなどが「スクリーンタイムをさらに 増やしてしまう」という声もあります。
生成AIを利用することで、子どもたちが自分で課題に取り組まなくなるのでは、という不安もあります。
生成AIが効率よく文章を作成してくれるので、 子どもの文章を書く力がなくなるのでは、という不安も。
さらに、ChatGPTは、何百万ものオン ライン・ソースからアウトプットを作成しているので、その情報や見方が偏っていると、提示してくる答えにもバイアスがかかっているのではないかという懸念もあります。
こうしたことを不安に思うのは、当然です。
ただ、私がこれまでも言ってきたのは、テクノロジーと教育に関しては、テクノロジーがよいか悪いかではなく、それをどう使うかが大切だということです。
テクノロジーによって不健康な生活習慣に陥る人もいるでしょう。
目の前にいる人よりも、 スマホの通知が気になる、ということもあります。
SNSを見ていてあっという間に数時間が経ち、 気持ちが不安になっただけ、ということもあります。
たまたま間違った言葉(ときには正しい言葉であっても)を検索すると、暗い不穏なコンテンツを目にしてしまうことも珍しくありません。
でもその同じテクノロジーが、友人や家族と連絡を取り合える手段にもなっています。
動画編集、文章の執筆、コードの作成などを通して創造性を高め、自己表現の強力な手段にもなります。
そして個人的には一番大切なことですが、自分にとって学びと成長の手段になります。
教育分野では、社会的なつながりを強め、感情的な発達を促し、そして人格を向上させる手段としてテクノロジーを 使うのが理想です。
最新世代の生成AIは、驚くほど強力です。
医療分野では、AIは病気の診断、医療記録の分析、 個人に合わせた治療法を提案できます。
企業ではLLM(大規模言語モデル)を使ってコンテンツ の作成を合理化し、ワークフローを自動化しています。
リーガル・コンプライアンスの分野では、 LLMは契約の分析、法的な調査、法規制の遵守の支援をしています。
ユーザーマニュアルや助成金提案書の作成からコーディングに至るまで、このテクノロジーを敬遠せずに使ったほうが、はる かに生産性が上がります。
インターネットのミーム「人はAIにとって代わられることはないが、AIを使っている人には取って代わられる可能性はある」には、一理あります。
高いレベルで学びを達成する子どもは、AIを活用して概念的な知識をつなげ、考えを発展させ るでしょう。
AIを倫理的かつ生産的に活用することを覚えた子どもは、学びの速度が飛躍的に速くなるのみならず、その後のキャリアで競争力を維持できます。
自分の疑問に対してどう答えを求めればいいのか分かっているので、与えられたテーマに対する理解が深まります。
子どもたちの好奇心の力は、弱まるのではなく、むしろ強くなるのです。
こうしたスキルは職場でもそのまま生かされます。
AIを自分のパートナーとして活用することができて、優れた文章がどういうものかを理解している人なら、最善のアウトプットを引き出せます。
自分の好奇心を満たし続ける人は、変化をいち早く察知し、市場を広く見通せるでしょう。
AIや同僚とブレインストーミングを行う人は、AIを使わない、あるいは仕事を完全にAIにアウトソースする人よりも、クリエイティブに見えることでしょう。
今後の働き手には、情報の照合かスプレッドシートの分析に至るまで、従来のホワイトカラー業務プロセスのほぼすべてを自動化するのに、LLMの使い方を学ぶ必要があります。
『AIは私たちの学び方をどう変えるのか』東洋館出版社
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サルマン・カーン氏(Salman Khan, 1976年生まれ)は、米国の教育者・起業家で、オンライン学習プラットフォーム「カーンアカデミー」の創設者。
インドとバングラディッシュからの移民である両親のもと、ルイジアナ州メテリーに生まれる。
マサチューセッツ工科大学(MIT)で数学・電気工学・コンピュータ科学を学び、その後ハーバード大学でMBAを取得した。
元々は親戚のために(無料で)リモートで数学の家庭教師をしていた際に、その解説をYouTubeにアップロードしたことがきっかけで始まったが、世界中に支持され、2008年にカーンアカデミーを設立した。
カーンアカデミーは、無償で世界水準の教育を受けられることを使命としているオンライン学習プラットフォームだ。
現在では、「カーンアカデミー」の登録者は全世界で1.8億人以上。
対応言語は50以上(日本語版も)となっている。
サルマン・カーン氏は、ChatGPTをリリースする4カ月前に、OpenAIの社長とCEOのグレッグ・ブロックマンとサム・アルトマンからコラボレーションの提案を受けたという。
そのときは、この新技術について興味はあったが、一緒にできるかどうかは懐疑的だった。
しかし、ChatGPTがリリースされてからは、ご覧の通り「世界はひっくり返ろうとしている」。
AIはもはや未来の技術ではなく、すでに社会の中心に深く入り込み、仕事・教育・生活のあらゆる場面を変えつつある。
今この瞬間にAIに触れ、活用方法を学ばなければ、気づいたときには完全に時代遅れとなり、チャンスを失う時代がすぐそこまで来ている。
AIを使いこなす人とそうでない人との格差は、これから急速に広がっていく。
「人はAIにとって代わられることはないが、AIを使っている人には取って代わられる可能性はある」という言葉を胸に刻みたい。
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