人の心に灯をともす 4592 自分自身に投資をする

【自分自身に投資をする】4592



高橋ダン氏の心に響く言葉より…


本書は、僕が自分を最大限「運用」するために必要不可欠だと身をもって感じた「思考法・メンタル・コミュニケーション・時間術・英語・体調管理」という自己投資のテーマについてまとめた、一味違った啓発の書です。

もちろん、金融への投資と自分への投資は、細かな部分では違うところも多くありますが、本質的な部分では非常に似ているというのが、金融の世界で生き残ってきた投資家・実業家としての僕の結論です。

毎日上がり続ける投資商品がないように、僕たちの人生の「株価」も良いときもあれば悪いときもある。

そして、時に信じられないような大暴落を経験したりすることがあります。

ただ、避けられるリスクはヘッジしながら、自分の価値を高めるための思考や行動に時間や労力を投資していけば、のちに振り返ったときに長期的には右肩上がりの人生を歩むことができるのではないでしょうか。



デジタルリテラシーの重要性はほとんどの年齢に関係ありません。

たとえばプログラミングなど、コンピューター関連の企業の賃金は平均的には高額です。

なので政府は、いろいろなトレーニングプログラムを強く後押しする。

一般的な製造業は、東南アジアなど途上国のほうが生産コストは安いので、いずれ取って代わられる可能性が高い。

そうしたサンセット企業でなく、勢いのある企業への転職を勧めるのが政府の役割だと考えます。

新しい波に乗れるよう、トレーニングの機会を設けることは、長期的に国の経済にいい影響を与えるはずです。


そして、個人個人にお勧めしたいこと、それは新しいスキルセット(その職種や役職に必要とされるまとまりの知識や能力のこと)を身につけることです。

そうすれば、あなたの人生の平均賃金を上げることができると思います。

ずっと同じ企業、特に歴史の長いサンセット企業に勤めている場合は、かなり危険なシチュエーションと言えるのではないでしょうか。


インターネットでも、YouTubeでもSNSでもいい、それらを通じて新たなスキルを習ってください。

僕は投資についてみなさんに情報発信していますが、ほかにもプログラミング、AI、ロボティックスなどの業界は、世界的に見ても平均賃金は高水準。

また英語が上達すれば、比較的賃金の高い外資系企業で働くことも可能です。

そうすれば、たとえ日本が間違ったレールを進んでいても、あなた個人は自らの力で切り抜けることができるはずです。


僕も日本人ですが、日本のこの「失われた30年」が、35年、さらに40年と続くかもしれないという危機感を覚えます。

90年代から続く同じミステイクをまだ繰り返している、と言わざるを得ません。

しかも90年代と比べて国民の高齢化が進んでおり、条件は悪くなっているかもしれない。


だからこそ、あなたは新しいスキルセットを身につけて、国の状況に関係なく前に進めるようにしていただきたいのです。

多くの日本人がそうすることで、結果的に、国全体が良い方向に進み、経済も再び上昇する。

僕はそう信じています。


『自分を最大限「運用」する方法』朝日新聞出版
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自分への投資について、高橋氏は本書の中でこう語っている。

『僕がお勧めする最も効率の良い投資先は、自分自身。
なぜなら、自分の価値はいくらでも高めていくことができるからです。
僕は自分自身に投資をし続けることによって、リターンを得てきました。
そして、高収入を得られる可能性のある会社を離れ、自分に投資を続けることで、資産を増やすことができたのです。
もちろん自分への投資も、手あたり次第にすればいいというものではありません。
最大の「リターン」が得られるように考える。
これが大事です。
そのためには、「マーケット」を見る目を養わなければいけませんし、自分が投じることができる「資源」を見極める必要もあります。
ここで、みなさんにお伝えしておきたいのは、自分の損得だけを考えて動くべき、他人を出し抜いて成功を勝ち取るべき、ということを僕は言いたいのではありません。
もちろん、自分の生活を豊かにしたり、より大きなビジネスチャンスを手にしたり、出世したりしたいという気持ちを持つのも、自然なことです。

「諸君には、ここで学んだことを、人を助けるために使って欲しい。世の中を良くするために使ってほしい。君たちにはその責任がある」
これは、僕がコーネル大学を卒業するときの学長スピーチです。』


本書の中には、『自分を上場させるための「マインド」』とか、『市場で生き残り続けるための「キャリア戦略」』とか、『「人間関係」の複利効果を最大化する』とか、『「健康」こそ最も重要な投資対象である』というように、自分があたかも投資商品であるかのようなことが書いてある。
なるほど、ある面でいうと、株式や投資対象の商品は、人間と驚くほど似ている部分がある。
だからこそ、もし、自分を商品として考えるなら、自分に磨きをかけ、心も体も、外見もブラッシュアップし、少しでも高く売れる自分になるための努力をするはずだ。

いくつであっても、自分自身への投資を怠りなくする人でありたい。





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