人の心に灯をともす 6106 先のばししないコツ
『先のばししないコツ』6106
大平信孝氏の心に響く言葉より…
経費精算などの事務作業やトラブルの報告、勉強、部屋の片づけなど、つい先延ばししてしまう面倒なことを抱えていませんか。
こういったことを、先延ばしせずにやりきるためのポイントは前日にあります。
仕事なら前日の終業時、プライベートに関することなら就寝前に少しだけ着手したり、準備したりしておくのです。
たとえば、経費の精算なら前日の終業時に最初の1項目だけ入力したり、領収証をまとめて机の引き出しのいちばん目立つ場所に入れて退社する。
トラブルの報告なら、上司にアポイントだけとっておく。
資格試験の勉強なら、テキストを開いて、横に筆記用具を置いた状態で就寝する。
部屋の片づけなら、前日の夜に不要なものを2つ、3つ捨てたり、片づける予定の部屋を掃除しやすいように少しだけ整理しておく。
たったこれだけのことで、先延ばししがちなことに着手しやすくなります。
この方法は、頭を使う複雑な仕事や、これまで経験したことのない新規の案件に取り組む際にも効果を発揮します。
企画や戦略の立案なら、盛り込みたいことをメモ書きにしておく、参考になる過去の資料を眺める、概要を書き込むための新規ファイルを作成して、デスクトップに保存しておくなどです。
「たったそれだけ?」と不思議に思うかもしれませんが、これには2つの理由があります。
1つめは、行動に対するハードルが下がるからです。
これは、「10秒アクション」と同じで、ほんのちょっとでも行動することで、「未知」のことが苦手な脳に、この行動は「既知」であると思わせ、現状を維持ようとする脳の防衛本能に抗わずにすむようになるのです。
2つめは、物理的なアクセスタイムが短くなるからです。
事前準備が終わっている状態であれば、迷いなく動くことができます。
「面倒くさいな」 「やっぱり今日はやめておこうかな」などと余計なことを考える前に動けるため、先延ば しにしてしまうことが格段に減るのです。
さらにおまけとして、 一度手をつけた後に睡眠を挟むことで、アイデアが深まったり、 新たなアイデアが出てくることもあります。
脳は、その日に見聞きした情報を寝ている間に整理します。
その過程で、これまでストックされてきた情報・記憶が呼び起こされることがあり、それらが結びつくことによって思いもよらないアイデアが生まれることがあるのです。
前日にちょっとだけ手をつけておくことは、行動力の強化以外にもメリットがあります。
簡単にできることですので、ぜひ実践してみてください。
『すぐやる人になる37のコツ』かんき出版
https://q.bmd.jp/91/119/8103/__no__
中野信子氏の『あなたの脳のしつけ方』(青春文庫)の中にこんな文章があった。
『以前、あるテレビ番組で、受験に成功した高校生や大学生を呼んで、彼らの勉強法を聞いてみたことがありました。
すると多くの人が、休憩したり寝るために勉強を離れるときは、キリの悪い中途半端なところでやめていたのです。
問題集はキリのいいところまで解かないで、あえてハンパなところでやめる。
たとえば大問を終えてからやめるのではなく、(1)~(5) ある小問のうち(3)を解いている途中でやめてしまうという具合です。
こうすることで、ごく自然にまた勉強を始められる。
受験に成功した人の多くは、こうした工夫を日々繰り返していたのです。』
ハンパなところでやめると、脳はスリープ状態になるので、再開したとき、いいアイデアが出やすいという。
スリープ状態とはパソコンで電源を切るのではなく、ディスプレイなどを、省電力モードにすること。
再度立ち上げるとき、瞬時に元の状態に戻れる。
つまり、休んでいる間も、スリープ状態なら、脳は考え続けているということ。
まさに、前日にちょっとだけ手をつけておくことは、このスリープ状態と同じだ。
「先延ばししないコツは前日」という言葉を胸に刻みたい。
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大平信孝氏の心に響く言葉より…
経費精算などの事務作業やトラブルの報告、勉強、部屋の片づけなど、つい先延ばししてしまう面倒なことを抱えていませんか。
こういったことを、先延ばしせずにやりきるためのポイントは前日にあります。
仕事なら前日の終業時、プライベートに関することなら就寝前に少しだけ着手したり、準備したりしておくのです。
たとえば、経費の精算なら前日の終業時に最初の1項目だけ入力したり、領収証をまとめて机の引き出しのいちばん目立つ場所に入れて退社する。
トラブルの報告なら、上司にアポイントだけとっておく。
資格試験の勉強なら、テキストを開いて、横に筆記用具を置いた状態で就寝する。
部屋の片づけなら、前日の夜に不要なものを2つ、3つ捨てたり、片づける予定の部屋を掃除しやすいように少しだけ整理しておく。
たったこれだけのことで、先延ばししがちなことに着手しやすくなります。
この方法は、頭を使う複雑な仕事や、これまで経験したことのない新規の案件に取り組む際にも効果を発揮します。
企画や戦略の立案なら、盛り込みたいことをメモ書きにしておく、参考になる過去の資料を眺める、概要を書き込むための新規ファイルを作成して、デスクトップに保存しておくなどです。
「たったそれだけ?」と不思議に思うかもしれませんが、これには2つの理由があります。
1つめは、行動に対するハードルが下がるからです。
これは、「10秒アクション」と同じで、ほんのちょっとでも行動することで、「未知」のことが苦手な脳に、この行動は「既知」であると思わせ、現状を維持ようとする脳の防衛本能に抗わずにすむようになるのです。
2つめは、物理的なアクセスタイムが短くなるからです。
事前準備が終わっている状態であれば、迷いなく動くことができます。
「面倒くさいな」 「やっぱり今日はやめておこうかな」などと余計なことを考える前に動けるため、先延ば しにしてしまうことが格段に減るのです。
さらにおまけとして、 一度手をつけた後に睡眠を挟むことで、アイデアが深まったり、 新たなアイデアが出てくることもあります。
脳は、その日に見聞きした情報を寝ている間に整理します。
その過程で、これまでストックされてきた情報・記憶が呼び起こされることがあり、それらが結びつくことによって思いもよらないアイデアが生まれることがあるのです。
前日にちょっとだけ手をつけておくことは、行動力の強化以外にもメリットがあります。
簡単にできることですので、ぜひ実践してみてください。
『すぐやる人になる37のコツ』かんき出版
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中野信子氏の『あなたの脳のしつけ方』(青春文庫)の中にこんな文章があった。
『以前、あるテレビ番組で、受験に成功した高校生や大学生を呼んで、彼らの勉強法を聞いてみたことがありました。
すると多くの人が、休憩したり寝るために勉強を離れるときは、キリの悪い中途半端なところでやめていたのです。
問題集はキリのいいところまで解かないで、あえてハンパなところでやめる。
たとえば大問を終えてからやめるのではなく、(1)~(5) ある小問のうち(3)を解いている途中でやめてしまうという具合です。
こうすることで、ごく自然にまた勉強を始められる。
受験に成功した人の多くは、こうした工夫を日々繰り返していたのです。』
ハンパなところでやめると、脳はスリープ状態になるので、再開したとき、いいアイデアが出やすいという。
スリープ状態とはパソコンで電源を切るのではなく、ディスプレイなどを、省電力モードにすること。
再度立ち上げるとき、瞬時に元の状態に戻れる。
つまり、休んでいる間も、スリープ状態なら、脳は考え続けているということ。
まさに、前日にちょっとだけ手をつけておくことは、このスリープ状態と同じだ。
「先延ばししないコツは前日」という言葉を胸に刻みたい。
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