人の心に灯をともす 4797 せっかちに拍車がかかる

【せっかちに拍車がかかる】4797



精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…



若いころはせっかちだった人も、年をとるにつれて、自然にゆっくり力が身について、ゆうゆうと生きてゆけるようになる、と単純に考えるかもしれないが、それは大きな間違いである。

ほうっておけば、せっかちな人は年をとるにつれて拍車がかかり、ますますせっかちになっていくものである。


たとえばレストランで注文した品が、すぐに出てこない。

五分待たされただけで、店員をつかまえて「まだなの?」というひとことが口から出る。

おさえられない。

そして、店員が自分の横を通るたびに催促したくなる。

「ちょっと、お待ちを」などといわれて後回しにされると、むしょうに腹が立ってくる。

せっかちの度合いがどんどんエスカレートするのだ。


がんこな人にも、同じことが起こる。

年をとるにつれて、がんこに拍車がかかっていき、「あんな、がんこなじいさんはいない 」といわれるようになる。

いじわるな人も度をこして、「あんな、いじわるばあさんは見たことない」となってくる。


人の性格は、年をとるにつれて、もともとの性格が強く出てきて、極端にな っていくものなのである。

加齢により血管が硬くなるように、アタマも硬直化 して、思考に柔軟性がなくなるのであろう。


アタマの柔らかい若い人ならば、注文したものがすぐに出てこなくても、「コックさんたちも、おいしいものをつくろうと、がんばっているのだろうなあ。だから多少の時間がかかるのも仕方がない。待たされる時間だけ、おいしいものが食べられるんだから、いいじゃないか」と考えることもできる。

周りで食事をしている人たちを観察しながら、待っ時間を楽しむこともできる。

ゆっくり力を養うためには、アタマも、日々、柔軟体操が必要である。


《年をとるとゆっくりカが身につく、はウソ》


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モンペリエ大学のヤニック・ステファン博士の合計1万7000人以上の中年・高齢者を追跡調査によると…

自分の年齢を実年齢より若く感じている人と、実年齢より年を取ったと感じている人では、大きな違いがあるという。

若く感じている人は、社交的で、情熱的で、意欲があり、新しいことにチャレンジすることを恐れない。

しかし、そうでない人は、うつや病気になりやすく、死亡リスクも高く、新しいことをやりたがらない。


つまり、人には言わなくても、心の中で「自分は(実年齢より)若い」と常に、思っている人は、それだけで明るく生きることができる。

楽観的で、変化を恐れず、笑いや感動や驚きに満ちている。

そして、常に肯定的で、若くて柔軟な精神を持っていて、感謝多き人。

いくつになっても、新しいことを取り入れ、勉強し、年齢が離れた若い人たちの友達も多い。

こういう人たちは、年をとっても、「せっかち」「頑固」「いじわる」の度合いが少なくなる。

いわゆる、「角が取れてきた人」だ。



反対に、年をとって、「せっかち」「頑固」「いじわる」に拍車がかかる人は、常に現状に否定的な人だ。

文句や不平不満、愚痴や泣き言、悪口が多く、感謝がない。

不機嫌で暗くて、新しいことを否定し、昔を懐かしんでばかりいる。

実年齢よりも年を取った、と感じている人たちでもある。


精神を常に柔らかく保ち、ゆっくり力を身につけたい。






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