人の心に灯をともす 4979 感謝を学ぶこと
【感謝を学ぶこと】4979
石川洋氏の心に響く言葉より…
私は、自分に対する戒め、自戒というものを五つ持っておりますが、その最初は 「つらいことが多いのは、感謝を知らないからだ」。
つらくない人なんていうのはいないし、つらくない人生なんていうものは、薄っぺらなものだと思いますけれども、つらさだけで終わってしまったら、それこそ、人生、何のために生きてきたかわからないんではないでしょうか。
十七歳のときに、一燈園での生活に入らせていただいた最初のころ、滋賀県の米原というところで田おこしから田植えまで行ってきなさいということで、ご奉仕に参ったことがあります。
私は百姓をしたことがありませんので、随分悪戦苦闘いたしました。
手にいっぱいのマメを作り、琵琶湖を干拓したところですから、地元の人がバカガイと呼ぶ大きな貝がありまして、その貝に足が触れるとザクッと切れ、 随分けがもいたしました。
そんな満身創痍で一カ月たって、実家に帰らせていただいたんです。
当時の大事な先輩で末廣木魚さんという、大変な苦労人でございまして、東京都新聞の記者をなすってらした、大変ユニークな方がおりました。
その方に、満身創痍で手がマメだらけで、ヒョウソウまでおこして帰ってきたということを一気に語ったんですね。
それを黙って聞いててくださいまして、その手を一遍出させ、そ して私のマメを見て、「石川さん、そのマメは食えんな」 とおっしゃいました。
当たり前のことでございまして、手のマメが食べられるわけではございません。
お昼を一緒にいただいて、いろいろお話を聞かせていただいたんですが、最後に木魚さんがおっしゃいました。
「これからな、あんた長い人生、修行生活をしていかなきゃならない。つらいこともたくさんあるだろうと思うけれども、今のおまえの生き方は、道を誤る」 とおっしゃいました。
「慣れない百姓をしてきて、手にいっぱいのマメを作り、そして貝で足を切って、 ヒョウソウまでしてきて、随分大変だと思うけれども、おまえ、それしか言えないのか」
「はい、それしか私はわかりません」
「うん。慣れない百姓をして、たくさんのマメを作って、ヒョウソウまでした苦労、そこで終わっちゃいけない。初めて、お百姓さんのご苦労、一粒の米のもったいなさ、皆さんのおかげで生かしていただいているんだなという、大自然をはじめとするさまざまな人のご苦労があって、一粒のお米をいただいている。その感謝が わからなかったら、おまえはつらいだけの人生で終わってしまうぞ」
それが、私が最初に先輩からいただいたおしかりと、導きでした。
「つらいことが多いのは、感謝をしないからだ」
つらいだけの人生で終わってしまったら、本当に無意味でございます。
大事なことは、つらいことよりも感謝を学ぶことではないでしょうか。
《辛い仕事が多いのは感謝をしないからだ》
『やるなら決めよ決めたら迷うな』勉誠出版
https://amzn.to/3Mb63ha
長い人生の中では、病気になったり、事故にあったり、さまざまな予期せぬトラブルに見舞われることもあります。
しかしながら、それをどう受け止めるかによって人生は変わってきます。
ある人は、「あの事故にあってしまったが、あの程度ですんでよかった。本当に守られている。感謝しかない」と。
また、ある人は、「あんな事故にあったために、こんなにお金を使ってしまって、ホントにツイてない。あの車が悪いんだ」と、いつもまでも愚痴をいい、だれかを恨(うら)みます。
事実はひとつですが、捉え方は正反対です。
「つらいこと」が、つらいままで終わってしまい、愚痴や泣き言を言い続けるのか。
「つらいこと」を、感謝に変え、「おかげさま」「ありがとう」といい続けることができる感謝の人生なのか。
つらいことから…
感謝を学ぶ人生でありたいと思います。
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石川洋氏の心に響く言葉より…
私は、自分に対する戒め、自戒というものを五つ持っておりますが、その最初は 「つらいことが多いのは、感謝を知らないからだ」。
つらくない人なんていうのはいないし、つらくない人生なんていうものは、薄っぺらなものだと思いますけれども、つらさだけで終わってしまったら、それこそ、人生、何のために生きてきたかわからないんではないでしょうか。
十七歳のときに、一燈園での生活に入らせていただいた最初のころ、滋賀県の米原というところで田おこしから田植えまで行ってきなさいということで、ご奉仕に参ったことがあります。
私は百姓をしたことがありませんので、随分悪戦苦闘いたしました。
手にいっぱいのマメを作り、琵琶湖を干拓したところですから、地元の人がバカガイと呼ぶ大きな貝がありまして、その貝に足が触れるとザクッと切れ、 随分けがもいたしました。
そんな満身創痍で一カ月たって、実家に帰らせていただいたんです。
当時の大事な先輩で末廣木魚さんという、大変な苦労人でございまして、東京都新聞の記者をなすってらした、大変ユニークな方がおりました。
その方に、満身創痍で手がマメだらけで、ヒョウソウまでおこして帰ってきたということを一気に語ったんですね。
それを黙って聞いててくださいまして、その手を一遍出させ、そ して私のマメを見て、「石川さん、そのマメは食えんな」 とおっしゃいました。
当たり前のことでございまして、手のマメが食べられるわけではございません。
お昼を一緒にいただいて、いろいろお話を聞かせていただいたんですが、最後に木魚さんがおっしゃいました。
「これからな、あんた長い人生、修行生活をしていかなきゃならない。つらいこともたくさんあるだろうと思うけれども、今のおまえの生き方は、道を誤る」 とおっしゃいました。
「慣れない百姓をしてきて、手にいっぱいのマメを作り、そして貝で足を切って、 ヒョウソウまでしてきて、随分大変だと思うけれども、おまえ、それしか言えないのか」
「はい、それしか私はわかりません」
「うん。慣れない百姓をして、たくさんのマメを作って、ヒョウソウまでした苦労、そこで終わっちゃいけない。初めて、お百姓さんのご苦労、一粒の米のもったいなさ、皆さんのおかげで生かしていただいているんだなという、大自然をはじめとするさまざまな人のご苦労があって、一粒のお米をいただいている。その感謝が わからなかったら、おまえはつらいだけの人生で終わってしまうぞ」
それが、私が最初に先輩からいただいたおしかりと、導きでした。
「つらいことが多いのは、感謝をしないからだ」
つらいだけの人生で終わってしまったら、本当に無意味でございます。
大事なことは、つらいことよりも感謝を学ぶことではないでしょうか。
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長い人生の中では、病気になったり、事故にあったり、さまざまな予期せぬトラブルに見舞われることもあります。
しかしながら、それをどう受け止めるかによって人生は変わってきます。
ある人は、「あの事故にあってしまったが、あの程度ですんでよかった。本当に守られている。感謝しかない」と。
また、ある人は、「あんな事故にあったために、こんなにお金を使ってしまって、ホントにツイてない。あの車が悪いんだ」と、いつもまでも愚痴をいい、だれかを恨(うら)みます。
事実はひとつですが、捉え方は正反対です。
「つらいこと」が、つらいままで終わってしまい、愚痴や泣き言を言い続けるのか。
「つらいこと」を、感謝に変え、「おかげさま」「ありがとう」といい続けることができる感謝の人生なのか。
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