人の心に灯をともす 5000 おかげさま(5000号を記念して)
【おかげさま(5000号を記念して)】5000
藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
ラジオで聴いた若いOLの話である。
彼女の生家は代々の農家。もの心つく前に母親を亡くした。
だが、寂しくはなかった。
父親に可愛がられて育てられたからである。
父は働き者であった。
三ヘクタールの水田と二ヘクタールの畑を耕して立ち働いた。
村のためにも尽くした。
行事や共同作業には骨身を惜しまず、ことがあると、まとめ役に走り回った。
そんな父を彼女は尊敬していた。
父娘二人の暮らしは温かさに満ちて いた。
彼女が高校三年の十二月だった。
その朝、彼女はいつものように登校し、それを見送った父はトラクターを運転して野良に出ていった。
そこで悲劇は起こった。
居眠り運転のトレーラーと衝突したのである。
「彼女は父が収容された病院に駆けつけた。
苦しい息の下から父は切れ切れに言った。
「これからはお前一人になる。すまんなあ......」
そして、こう続けた。
「いいか、これからは“おかげさま、おかげさま”と心で唱えて生きていけ。そうすると必ずみんなが助けてくれる。“おかげさま”をお守り にして生きていけ」
それが父の最期の言葉だった。
父からもらった“ おかげさま”のお守りは、彼女を裏切らなかった。
親切にしてくれる村人に彼女はいつも「おかげさま」と心のなかで手を合わせた。
彼女のそんな姿に村人はどこまでも優しかった。
その優しさ が彼女を助け、支えた。
父の最期の言葉がA子さんの心に光を灯し、その光が村人の心の光と なり、さらに照り返して彼女の生きる力になったのだ。
また、本書に安岡正篤先生のこんな言葉がありました。
「一隅を照らす」という話に深く感応したのが、安岡正篤師である。
爾来(じらい)、 安岡師は「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」を己の行とし、この一事を呼びかけ続けた。
「賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つことを何十年と継続していけば、 必ずものになるものだ。
別に偉い人になる必要はないではないか。
社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。そういう生き方を考えなければならない」
『小さな人生論』致知出版社
https://amzn.to/3N6SEqO
「別に偉い人になる必要はない、愚は愚なりに、一隅を照らす人になればいい」
私の戒めの言葉です。
そして同時に、「おかげさま」という言葉をお守りとし、胸に刻みたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私ごとになりますが、本日はブログ(メルマガ)を書き始めて、5000号となった記念の日です。
13年前の2009年8月24日から毎日書き続け、本日に至りました。
思い起こせばこの間、色々なことがありました。
東日本大震災、平成の終わりと令和の始まり、そして直近のコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻…等々。
中でも、東日本大震災のときは、ブログを続けるべきか止めるべきか、真剣に悩みました。
「十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる」という言葉があります。
まさに、凡百の人間が、才能ある人々に伍して生きていくための、唯一の方法が「継続」ではないかと思うのです。
東井義雄先生のおっしゃった言葉に「ほんものは続く、続けるとほんものになる」があります。
次の6000号に向けて、少しでも、ほんものに近づけるよう、毎日精進を重ねたいと思います。
また、始めた当時、ゼロだったフォロワーも、昨日の段階で、Facebookで2.1万人、amebloで1.8万人、blog配信で1万人、Twitterで8000人、YouTubeで2000人となり、他にLinkedIn、note、Facebook(個人)を毎日更新していています。
総計で約6万人の方々がフォローしてくださり、応援していただいています。
本当に感謝しかありません。
日頃の皆様のご厚情に心より御礼を申し上げ、5000号の挨拶とさせていただきます。
そして、みなさまに伏して…
「おかげさま」と心の中で手を合わせたいと思います。
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藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…
ラジオで聴いた若いOLの話である。
彼女の生家は代々の農家。もの心つく前に母親を亡くした。
だが、寂しくはなかった。
父親に可愛がられて育てられたからである。
父は働き者であった。
三ヘクタールの水田と二ヘクタールの畑を耕して立ち働いた。
村のためにも尽くした。
行事や共同作業には骨身を惜しまず、ことがあると、まとめ役に走り回った。
そんな父を彼女は尊敬していた。
父娘二人の暮らしは温かさに満ちて いた。
彼女が高校三年の十二月だった。
その朝、彼女はいつものように登校し、それを見送った父はトラクターを運転して野良に出ていった。
そこで悲劇は起こった。
居眠り運転のトレーラーと衝突したのである。
「彼女は父が収容された病院に駆けつけた。
苦しい息の下から父は切れ切れに言った。
「これからはお前一人になる。すまんなあ......」
そして、こう続けた。
「いいか、これからは“おかげさま、おかげさま”と心で唱えて生きていけ。そうすると必ずみんなが助けてくれる。“おかげさま”をお守り にして生きていけ」
それが父の最期の言葉だった。
父からもらった“ おかげさま”のお守りは、彼女を裏切らなかった。
親切にしてくれる村人に彼女はいつも「おかげさま」と心のなかで手を合わせた。
彼女のそんな姿に村人はどこまでも優しかった。
その優しさ が彼女を助け、支えた。
父の最期の言葉がA子さんの心に光を灯し、その光が村人の心の光と なり、さらに照り返して彼女の生きる力になったのだ。
また、本書に安岡正篤先生のこんな言葉がありました。
「一隅を照らす」という話に深く感応したのが、安岡正篤師である。
爾来(じらい)、 安岡師は「一燈照隅(いっとうしょうぐう)」を己の行とし、この一事を呼びかけ続けた。
「賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つことを何十年と継続していけば、 必ずものになるものだ。
別に偉い人になる必要はないではないか。
社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。そういう生き方を考えなければならない」
『小さな人生論』致知出版社
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「別に偉い人になる必要はない、愚は愚なりに、一隅を照らす人になればいい」
私の戒めの言葉です。
そして同時に、「おかげさま」という言葉をお守りとし、胸に刻みたいと思います。
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私ごとになりますが、本日はブログ(メルマガ)を書き始めて、5000号となった記念の日です。
13年前の2009年8月24日から毎日書き続け、本日に至りました。
思い起こせばこの間、色々なことがありました。
東日本大震災、平成の終わりと令和の始まり、そして直近のコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻…等々。
中でも、東日本大震災のときは、ブログを続けるべきか止めるべきか、真剣に悩みました。
「十年偉大なり、二十年畏るべし、三十年歴史なる」という言葉があります。
まさに、凡百の人間が、才能ある人々に伍して生きていくための、唯一の方法が「継続」ではないかと思うのです。
東井義雄先生のおっしゃった言葉に「ほんものは続く、続けるとほんものになる」があります。
次の6000号に向けて、少しでも、ほんものに近づけるよう、毎日精進を重ねたいと思います。
また、始めた当時、ゼロだったフォロワーも、昨日の段階で、Facebookで2.1万人、amebloで1.8万人、blog配信で1万人、Twitterで8000人、YouTubeで2000人となり、他にLinkedIn、note、Facebook(個人)を毎日更新していています。
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本当に感謝しかありません。
日頃の皆様のご厚情に心より御礼を申し上げ、5000号の挨拶とさせていただきます。
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