人の心に灯をともす 5005 小さな約束をおろそかにしない

【小さな約束をおろそかにしない】5005



山口謡司(ようじ)氏の心に響く言葉より…


《楽しきと雖(いえど)も 、豈(あ)に一(ひと)たび期(き)に会(かい)せざるべけんや》(魏一 二八二)


魏(ぎ)の文侯(ぶんこう)は、猟場を守る役人と一緒に狩猟に行くことを約束していた。

ところが、その日、朝から客人があって、楽しい酒となった。

そのうえ、外を見ると、雨がかなり降っている。

文侯は立ち上がり、「出かける支度を」と言った。

側近が「どちらへ」と訊(き)く。


「今日、これから狩猟に行く約束をしている。

酒も入って、雨も降っている。

猟はできまいが、そのことを彼に伝えなければならない。

楽しい宴会だといっても、一度約束したことを守らないでいられようか」


魏という国が力をつけ、大国になったのは、文侯のこうした考えと行動によるものと伝えられている。

「約」という漢字の「糸」は「人とのつながり」を表す。

また、「勺」は「明らかにする」という意味である。

すなわち「約」とは「人との関係を明らかにする」ということ。


どういう場合にも「約束」は守らなければならない。

「束」は「つなぐ」という意味である。

《リーダーの誠実さは周囲に伝播する》


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どんな小さな約束であっても、それを守るか破るかで、その人の「誠実さ」や「人間性」そして「信用」が決まってきます。

逆に、小さな約束であればあるほど、相手はそれを見ています。


一つは、「時間」です。

決めた時間にたとえ1分でも遅れそうなら、必ず電話をする等の配慮をする人は、相手を大事にしているということです。

相手に敬意を払っているかどうかがそれでわかります。

これは、レストランや居酒屋に予約した時も同じです。

少しくらいならいいだろう、と連絡をしない人がいますが、お店の人は本当に来るのか、とやきもきしているものです。

少しの遅れでも連絡するかどうかで、その人の誠実さが問われます。


もう一つは、「身内や家族との約束」。

酔っぱらったりしていると、つい気が大きくなって「よし、今月、旅行に行こう」などと言ってしまうことがあります。

しかし、つい仕事が忙しくて後まわしになってしまう…。

口約束こそ守らなければいけないということです。



伝説の人たらしといわれた田中角栄元首相の秘書早坂茂三氏にこんな言葉があります。

『人間は脇が甘くて、懐が深くて面倒見が良くて、約束を守り、金の出しっぷりのいい奴のところに集まる。』


たとえ小さな口約束だとしても…

約束をおろそかにしない人には限りない魅力があります。






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