人の心に灯をともす 5009 Shapers(シェイパーズ)とは
【Shapers(シェイパーズ)とは】5009
伊藤豊(ゆたか)氏の心に響く言葉より…
日本の就職人気ランキングでは長らく、上位を有名大企業が占めてきました。
今もその傾向はあまり変わっていないように思います。
しかし、この10年で別の動きも出てきています。
伝統的な大企業を選ぶのではなく、自ら新しい事業創造に挑戦して、小さな会社を自分たちの手で大きくしていくという働き方を選ぶ人たちが増えているのです。
そうしたベンチャー企業での経験を生かして、今度は大企業のなかで新しい事業を起こ したり古い組織を変えたりすることを目的とした人材の移動も生まれています。
若者が最初からスタートアップやベンチャー企業に飛び込むことで、ベンチャーネイティブな人材の総量が増えます。
そうした若者たちはいずれ、旧態依然とした大企業におけるDX (デジタル・トランスフォーメーション)などの変革の担い手として期待されるようになり、さらにはこの循環が社会全体にも影響を与えていく、と私は考えています。
これは、一つの社会的ムーブメントと言えるのです。
日本政府の成長戦略のなかでも、ベンチャー企業やスタートアッ プ、起業家を増やしてイノベーションを社会実装することへの期待が高まっています。
優秀な若者の一部が、ファーストキャリアとしてベンチャー企業やスタートアップに飛び込むことも珍しくなくなっています。
間違いなく社会は変わってきています。
キャリア形成の仕方、労働市場での評価のされ方も、十数年前とは変わってきているのです。
一方で、就職や転職にまつわる世間の人々の見方や考え方は、その変化をキャッチアップできていないように感じることが少なくありません。
自分たちの時代の常識を尺度にして、若者たちに古いアドバイスをしている例もたくさ んあるでしょう。
「いずれはベンチャーで働きたくても、まずは大企業に行くべき」「大企 業からベンチャーへはいつでも転職できる」「ベンチャーから大企業へは転職できない」な ど、昔であれば一定の合理性があったアドバイスが今となっては事実とまったく異なっていることもあるのです。
それどころか、アドバイスをしようとして逆に若者の挑戦やチャンスを阻害しているケースも増えていると感じます。
今こそ誰もが、新産業が生まれ続ける時代を生き抜くた めに、思考のパラダイムシフトを起こす必要があるのではないでしょうか。
そうした問題意識から私たちは、新しい時代における新しいキャリアのあり方として、 「Shapers(シェイパーズ)」という生き方を紹介しようと思います。
Shaper という単語は、日本ではあまり馴染みのある言葉ではないかもしれません。
英語のShape は動詞で「形づくる」という意味があり、Shaperで「何か新しいものを形づくる人」という意味です。
グローバルでは、世界経済フォーラムが「Global Shapers」というネーミングで多様な分野で活躍する20代、30代のリーダーやクリエイティブな人材をコミュニティにしている例があります。
また、当代最高の投資家であり起業家でもあるレイ・ダリオ氏 (世界最大のヘッジファ ンドであるブリッジウォーター・アソシエイッ創業者) の著書『PRINCIPLES (プリンシ プルズ) 人生と仕事の原則』のなかで紹介されている言葉でもあります。
私たちがここで、Shapers という単語を選んだのは、創造性を持って何かを形づくる人たちの存在は、大企業かベンチャーかという二項対立を超えて、また新旧産業もまたいで、グラデーションとして社会にあまねく存在するものであることを改めて強調したいと考えたからです。
何か新しいものをつくろうとする創造性は、イノベーターやアントレプレナーといった起業家型の人材だけの専売特許ではありません。
組織の大小問わずどんな組織にいても、 どんな職種・ポジションであったとしても、何かしらの発想や問題意識を起点として、新しい何かをつくろうとする欲求は、誰しもが持っているものだと思います。
その点、イノベーターやアントレプレナーやイントレプレナー (社内起業家)といった 従来からある言葉は敷居が高く、「自分には関係ない」という感情を呼び起こしている可能性があると思うのです。
ゆえに「起業家的に考えよう」と言っても、笛吹けども踊らず、 になりやすいのでしょう。
しかし、誰しもが何かしらの創造性を発揮して、自分の周りの世界を少しでも良くする ために、今からできることを始められるはずです。
一人ひとりが新しい何かを形づくる動きをしていけば、社会は地盤沈下することなく、常に時代の要求に応じて革新され続けていくでしょう。
それは、何かを形づくろうとする本人にとっても、主体性を発揮して自分の人生をつくり出しながら生きている感覚を持てるという意味で、人生を豊かにすると思います。
私は、人の可能性を引き出すことで、新しい産業が次々と生み出される世界をつくりたいと思っています。
それは、次の世代のためにつくりたい社会を、自分たちでつくってい ける世界です。
一人でも多くの人が Shaperとして新しい価値を創造する人生を送ることで、それが実現できると考えています。
『Shapers 新産業をつくる思考法』クロスメディア・パブリッシング
https://amzn.to/3QbZNbv
伊藤豊氏は「新しい価値を創造する」ときに必要な考え方についてこう述べています。
『 私が普遍的に通用すると考えている思考法があります。
それは、「迷ったら多くの人が選ばない方を選ぶ」ことです。
もう少しキャッチーに言えば、「迷ったらネタになる方を選ぶ」です。
「みんなが選ばないものを選ぶなんてハズレくじだろう」と思って直感的には受け入れがたい人も多いかもしれません。
確かに、「とにかく人が選ばないものを選べ」だと、損をするだけの人になって終わってしまうリスクもあります。
このアドバイスは「迷ったら」というところがポイントです。
「迷っている」ということは、別の言い方をすると「甲乙つけがたい」とも言えます。
つまり、どちらも良いわけです。
それなら、多くの人が選ばない (選べない)方を選んだ方がチャンスは大きいのではないでしょうか。
多くの人はよくわかっていない、もしくは気づいていないが、自分だけが気づいているチャンスとも言えます。
それこそが、超過利潤の源泉です。
また、普通だと選ばない方を選ぶと、その時点で「話のネタ」になります。
「なんでそん な選択をしたの? 君、面白いね」と言ってもらえる可能性が生まれるのです。』
Shaperとは、創造性を発揮して、新しい価値を形づくろうとする人のことです。
失われた30年と言われる停滞した日本。
このあとも、人口減少社会が待っています。
そんな厳しい状況の中でただ一つ「勝ち筋」があるとするなら、それは「Shaper」になるしかありません。
常に、新しいものを探し、開発し、創造し続けること。
今こそ、Shaper的思考を身につける時だと思います。
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伊藤豊(ゆたか)氏の心に響く言葉より…
日本の就職人気ランキングでは長らく、上位を有名大企業が占めてきました。
今もその傾向はあまり変わっていないように思います。
しかし、この10年で別の動きも出てきています。
伝統的な大企業を選ぶのではなく、自ら新しい事業創造に挑戦して、小さな会社を自分たちの手で大きくしていくという働き方を選ぶ人たちが増えているのです。
そうしたベンチャー企業での経験を生かして、今度は大企業のなかで新しい事業を起こ したり古い組織を変えたりすることを目的とした人材の移動も生まれています。
若者が最初からスタートアップやベンチャー企業に飛び込むことで、ベンチャーネイティブな人材の総量が増えます。
そうした若者たちはいずれ、旧態依然とした大企業におけるDX (デジタル・トランスフォーメーション)などの変革の担い手として期待されるようになり、さらにはこの循環が社会全体にも影響を与えていく、と私は考えています。
これは、一つの社会的ムーブメントと言えるのです。
日本政府の成長戦略のなかでも、ベンチャー企業やスタートアッ プ、起業家を増やしてイノベーションを社会実装することへの期待が高まっています。
優秀な若者の一部が、ファーストキャリアとしてベンチャー企業やスタートアップに飛び込むことも珍しくなくなっています。
間違いなく社会は変わってきています。
キャリア形成の仕方、労働市場での評価のされ方も、十数年前とは変わってきているのです。
一方で、就職や転職にまつわる世間の人々の見方や考え方は、その変化をキャッチアップできていないように感じることが少なくありません。
自分たちの時代の常識を尺度にして、若者たちに古いアドバイスをしている例もたくさ んあるでしょう。
「いずれはベンチャーで働きたくても、まずは大企業に行くべき」「大企 業からベンチャーへはいつでも転職できる」「ベンチャーから大企業へは転職できない」な ど、昔であれば一定の合理性があったアドバイスが今となっては事実とまったく異なっていることもあるのです。
それどころか、アドバイスをしようとして逆に若者の挑戦やチャンスを阻害しているケースも増えていると感じます。
今こそ誰もが、新産業が生まれ続ける時代を生き抜くた めに、思考のパラダイムシフトを起こす必要があるのではないでしょうか。
そうした問題意識から私たちは、新しい時代における新しいキャリアのあり方として、 「Shapers(シェイパーズ)」という生き方を紹介しようと思います。
Shaper という単語は、日本ではあまり馴染みのある言葉ではないかもしれません。
英語のShape は動詞で「形づくる」という意味があり、Shaperで「何か新しいものを形づくる人」という意味です。
グローバルでは、世界経済フォーラムが「Global Shapers」というネーミングで多様な分野で活躍する20代、30代のリーダーやクリエイティブな人材をコミュニティにしている例があります。
また、当代最高の投資家であり起業家でもあるレイ・ダリオ氏 (世界最大のヘッジファ ンドであるブリッジウォーター・アソシエイッ創業者) の著書『PRINCIPLES (プリンシ プルズ) 人生と仕事の原則』のなかで紹介されている言葉でもあります。
私たちがここで、Shapers という単語を選んだのは、創造性を持って何かを形づくる人たちの存在は、大企業かベンチャーかという二項対立を超えて、また新旧産業もまたいで、グラデーションとして社会にあまねく存在するものであることを改めて強調したいと考えたからです。
何か新しいものをつくろうとする創造性は、イノベーターやアントレプレナーといった起業家型の人材だけの専売特許ではありません。
組織の大小問わずどんな組織にいても、 どんな職種・ポジションであったとしても、何かしらの発想や問題意識を起点として、新しい何かをつくろうとする欲求は、誰しもが持っているものだと思います。
その点、イノベーターやアントレプレナーやイントレプレナー (社内起業家)といった 従来からある言葉は敷居が高く、「自分には関係ない」という感情を呼び起こしている可能性があると思うのです。
ゆえに「起業家的に考えよう」と言っても、笛吹けども踊らず、 になりやすいのでしょう。
しかし、誰しもが何かしらの創造性を発揮して、自分の周りの世界を少しでも良くする ために、今からできることを始められるはずです。
一人ひとりが新しい何かを形づくる動きをしていけば、社会は地盤沈下することなく、常に時代の要求に応じて革新され続けていくでしょう。
それは、何かを形づくろうとする本人にとっても、主体性を発揮して自分の人生をつくり出しながら生きている感覚を持てるという意味で、人生を豊かにすると思います。
私は、人の可能性を引き出すことで、新しい産業が次々と生み出される世界をつくりたいと思っています。
それは、次の世代のためにつくりたい社会を、自分たちでつくってい ける世界です。
一人でも多くの人が Shaperとして新しい価値を創造する人生を送ることで、それが実現できると考えています。
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伊藤豊氏は「新しい価値を創造する」ときに必要な考え方についてこう述べています。
『 私が普遍的に通用すると考えている思考法があります。
それは、「迷ったら多くの人が選ばない方を選ぶ」ことです。
もう少しキャッチーに言えば、「迷ったらネタになる方を選ぶ」です。
「みんなが選ばないものを選ぶなんてハズレくじだろう」と思って直感的には受け入れがたい人も多いかもしれません。
確かに、「とにかく人が選ばないものを選べ」だと、損をするだけの人になって終わってしまうリスクもあります。
このアドバイスは「迷ったら」というところがポイントです。
「迷っている」ということは、別の言い方をすると「甲乙つけがたい」とも言えます。
つまり、どちらも良いわけです。
それなら、多くの人が選ばない (選べない)方を選んだ方がチャンスは大きいのではないでしょうか。
多くの人はよくわかっていない、もしくは気づいていないが、自分だけが気づいているチャンスとも言えます。
それこそが、超過利潤の源泉です。
また、普通だと選ばない方を選ぶと、その時点で「話のネタ」になります。
「なんでそん な選択をしたの? 君、面白いね」と言ってもらえる可能性が生まれるのです。』
Shaperとは、創造性を発揮して、新しい価値を形づくろうとする人のことです。
失われた30年と言われる停滞した日本。
このあとも、人口減少社会が待っています。
そんな厳しい状況の中でただ一つ「勝ち筋」があるとするなら、それは「Shaper」になるしかありません。
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