人の心に灯をともす 5054 感受性をみがく

【感受性をみがく】5054



社会医療法人石川記念会HITO病院、緩和ケア内科部長、大坂巌(いわお)氏の心に響く言葉より…



《感受性をみがく》(茨木のり子)


自分の感受性くらい

ぱさぱさに乾いてゆく心を

ひとのせいにはするな


みずから水やりを怠っておいて


気難しくなってきたのを

友人のせいにはするな

しなやかさを失ったのはどちらなのか


苛立つのを

近親のせいにはするな

なにもかも下手だったのはわたくし


初心消えかかるのを

暮らしのせいにはするな

そもそもが ひよわな志しにすぎなかった


駄目なことの一切を

時代のせいにはするな

わずかに光る尊厳の放棄


自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ




茨木のり子さんの詩です。

いかがでしょうか?

最後のばかものよという言葉は衝撃的な言葉です。

日常の生活や仕事に忙殺されて、自分の感受性を大切にしていない私たちに喝を入れるようなメッセージです。


私たちは,植物を育てるのと同じように、心や感受性にも水やりを怠ってはいけないという戒めでもあります。

感受性とは自然に豊かになるものではなく、ていねいに育むもののようです。


皆さんにとっての水やりはどのようなものでしょうか?

音楽、映画、演劇、読書、旅行、食事,、スポーツなど感情を揺さぶられるようなものであれば、どのようなものでもよいと思います。



《なんといっても生きがいについていちばん正直なものは感情であろう。》 (神谷美恵子『生きがいについて」より)



『がん診療における対話力をみがく』中外医学社
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本書は医療者向けの本ですが、医療者だけでなく、対人関係に関わる多くの人たちに必要な、「コミュニケーション能力を磨くため」の一冊です。(実は、本書の中で私のブログ “人の心に灯をともす” をご紹介くださっています)


そのために必要なのが、以下のような項目だと大坂氏はいいます。


●聴く能力を磨く。

●声にならない声を聞く。

●言葉を磨く。

●伝え方を磨く。

●心を磨く。

●感受性を磨く。

●五感を磨く。

(以上、本書より)



《感受性を磨く》とは、感性を磨くことです。

感性とは、感じる心です。

そして、感じる心とは、感動する心でもあります。

感動とは、感じて動くこと。


理屈っぽくなると人は行動しません。

否定的になったときや、悲観的になったときも行動が鈍ります。

つまり、頭だけを磨き過ぎたとき、感性が鈍くなり、行動の渋滞が始まります。


逆にいうと、行動することによって、感性は復活します。

だからこそ、音楽、映画、演劇、読書、旅行、食事,、スポーツなど感情を揺さぶられるような行動をすることです。


そして、茨木のりこさんの詩は…

「自分の機嫌ぐらい、自分で取れよ、ばかものよ」ですね。


「感受性をみがく」という言葉を胸に刻みたいと思います。






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