人の心に灯をともす 5158 時と人の縁

【時と人の縁】5158



密蔵院住職、名取芳彦(ほうげん)氏の心に響く言葉より…



行きたかったライブやコンサート、講演会などに参加できなかったとき、あるいは誰かを誘ったのに断られたときに「縁がなかった」ときれいにあきらめる人がいます。

まったく正しい分析だと思います。

自分が参加できなかったこと、期待していた人が来られなかったことをいつまでも 悔しがっているのは愚の骨頂です。


参加できなかった、招く人が来なかったのには、「理由」があります。

別の予定が 入っていたのなら、「その人に別の予定があった」という縁による結果です。

また、 こちらが抱く悔しさも縁として働いて、「次は必ず!」という意気込みや計画につながることもあります。


中国には「物事は時と人が揃わないと動き出さない」という格言があるそうです。

「何かが動くのに、縁として“時”と“人”が必要だ」というのです。

私はこの格言 をさまざまな状況で思い出して、一人で納得し、心をおだやかにしています。


イベントに行けなかったのは、自分という縁はあったのですが、別の予定があった という“時”の縁が揃わなかったのです。

俗に中二病の症状の一つとされる「僕だって、やればできますよ。ただ、やらないだけです」と、えらそうにしている人は、“時” も “人” の縁も揃わない(揃えない) ので、何かが動き出すという結果は望めません。


一方で、許せない人やいちいち不機嫌になる人が多くなった時代という縁と、ある程度の仏教知識と人生経験があって、文章を書くのが嫌いでない私が生きている縁によって、本の執筆という動きが生まれます。

私より人徳があり、文章が上手な先輩僧侶はたくさんいますが、先輩たちは "時” という縁が揃わなかったということでしょう。


「物事は時と人が揃わないと動き出さない」

この格言を覚えておくと、多くのことが納得できて、さっぱりできるものです。


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「時と人の縁」とは、タイミングのことだ。

たとえば、誰かと道でパッタリ出会うとき、それが1分でもずれていたら会うことはないからだ。

それは、就職も、転職も、結婚も、スポーツの試合の勝敗も、あるいは成功も失敗もタイミングで決まる。

ちょっとでもタイミングがずれていたら、成功(失敗)していたかもしれない、ということが人生だからだ。


また、一方で森信三先生のこんな言葉もある。

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」

だからもし、道でパッタリ逢わなかったとしたら、それは縁がなかったということ。

もし会う必要のある人なら、必ずベストのタイミングで会うことができるからだ。


自分がイベントや講演会などを企画して人を誘ったとき、こんなにいい企画なのになぜ来ないのだ、と悔(くや)しい気持ちになる。

しかしながら、ただ単に「時と人の縁」というタイミングが合わなかっただけなのだ。

だから、自分が誘われる側になると、簡単に誘いを断ったりする。

げんきんなものだ。


一生のうち逢うべき人には…

ご縁があれば、いつかきっと会えるもの。


時と人の縁を大事にする人でありたい。





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