人の心に灯をともす 5162 疲れにくい生き方

【疲れにくい生き方】5162



精神科医、心療内科医、臨済宗住職、川野泰周(たいしゅう)氏の心に響く言葉より…



「疲労」(疲れ)というものは、「痛み」や「発熱」と並んで生体が発する三大アラームの一つであり、私たちの身体が出してくれる貴重なSOSのサインなのです。

人は疲れるものであり、疲れるから寝る、寝るから疲れが取れる、また疲れたら寝る。

これは誰もが疑いようのない自然な生体システムです。


血気盛んな10代でも、徹夜で遊べる20代でも、私たちは生きている限り疲れます。

疲れというものを完全になくして生きることはできません。


でも、もしかすると、あなたのまわりには疲れにくい人がいるのではないでしょうか?

誰が見てもハードワーク。

責任やプレッシャーも大きい立場にもかかわらず、毎日ハツラツとして元気な人。

既存の枠組みを飛び越え、新たなことにチャレンジしながら自分らしく生き生きと過ごしている人がいます。

こうした人たちは、どうして疲れないで毎日過ごせるのでしょうか?


私たち人間には、生まれ持った「気質」という心の性質があり、元来物事をポジティブにとらえる方もいれば、ネガティブに考えてしまう方もいます。

ポジティブなとらえ方ができる方は、失敗をしてもクヨクヨせずに、一つの学びとして将来の糧としていける人です。

日々の体験をストレス源にしてしまうことが少ないため、疲れにくい特性を持っています。


逆にネガティブな人は、何かが起こったときに自分と紐づけて責めてしまったり、次も悪いことが起こるに違いないと不安を抱えてしまうため、ストレスが連鎖して心の疲労を抱えがちです。

まるで、「自分を疲れさせるメガネ」をかけているようなものです。

このネガティブな色メガネが、物事のマイナスな面ばかりを捉え、不安や緊張、イライラや腹立たしさといったネガティブ感情を常に抱えてしまう原因となります。


こんな余裕のない心の状態では、いくら休んでも疲れは取れそうにありません。

自分自身を「疲れのループ」から救いだすためには、自らの力でネガティブなメガネを外すことが必要です。


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川野泰周氏は、わたしたちが抱える疲れの大部分は、心理的要因であるという。

こうした心の疲れ、心理的な疲労は、「脳の疲れ」によるものだ。

それに加え、近年急速に増大しているのが「マルチタスクの疲れ」。

それはたとえば、休日に「来週はあのプレゼンがあるな…」「来週の会議ではこれを提案しよう」「あのメールを返さなきゃ」などと考え続けてしまうようなことだ。

一見休んでいるように見えて、脳はいろいろな考えごとに従事していて、いわばいくつもの仕事を同時にし続けている状態。

すると、脳のオンとオフの切り替えがうまくいかずに、「身体は休んでいるのになぜか疲れが取れない」という現象が起こる。



禅には、「即今(いま・そっこん)」「此処(ここ)」「自己(わたし)」という有名な言葉がある。

我々が生きるということは、昨日でもなければ明日でもない、バーチャルの世界でもなければ、そして、他人をうらやんだりすることでもなく、「いま、ここ、わたし」を生きること。


行徳哲男師はそれを、

『獣(けもの)には時の観念がない。獣には「昨日はよかった」も「明日はなんとかなるだろう」もない。獣にあるのは「今」と「ここ」だけだ。だから、迷わない。不安もない。』

『不安や迷いは時がつくるものである。昨日と今日と明日をつないで見るから不安になり、迷いが起こる。「今」と「ここ」しかないと思えば、何もないのである。』

という。


まさに、マルチタスクの疲れとは、「いま、ここ、わたし」に集中していないから起こる、ともいえる。


何事もポジティブに考え…

「いま、ここ、じぶん」を生きる人でありたい。







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