人の心に灯をともす 5166 「引き」のある人生

【「引き」のある人生】5166



社会教育家、田中真澄氏の心に響く言葉より…


今、現役の人は、無事に定年まで勤めて退職金・年金を手にできたとしても、それだけで100歳までの長い老後を心身ともに健康で生き抜くことが難しくなりました。

現在すでに厚生年金をもらいながら老後を過ごしている人たちは、大変恵まれた世代だったのです。

年金を支える働く人たちの人口のほうが圧倒的に多かったからです。


これからは年金支給開始年齢を遅らせることになるでしょう。

65歳からの支給が、間もなく70歳、そして75歳へと引き上げられるようになるでしょう。

すでに欧米諸国は70歳前後へと決めているところが増えています。

日本も当然そうならざるを得ません。


先進諸国では高齢者の定義を65歳からとしていますが、これもまた次第に75歳から85歳へと再定義されていくことになりそうです。

確かに、働いている高齢者には85歳過ぎても現役で頑張っている人が結構大勢いますから、高齢者の再定義は時間の問題です。


サラリーマンに対して、私は「一身にして二生を生きる」の言葉を紹介し、会社人生を送った後は、できれば自分の得手(えて)を活かしながら自立自助の人生を歩みませんかと語りかけることにしています。

そのために必要なのが、まず仕事口をどのようにして見つけるかが最も大きな課題です。

独り立ちすると自分の仕事は自分で見つけなければなりません。

しかも継続して仕事口を確保するには、とても自分の力だけでそれを実現することは困難です。

多くの人が独立しても続かなくなるのは、この仕事口が途絶えることが最大の要因なのです。


私が社会教育家として独立してみて分かったことは、独立したものの仕事がなくて困っている人がかなりいたことです。

そういう人に共通しているのは営業力の欠如でした。

例えば、私が取引先を紹介し仕事口を手にできるようにお手伝いしてあげても、その後、全く報告がない人がいました。

仕事を世話してくれた人に対する感謝の気持ちがないからそうなるのでしょう。

こうした態度では、とても仕事を続けることは無理というものです。


しかし現役時代に最も重要な顧客創造の仕事を下に見たり、軽視したりしてきた人の中には、お世話になった人への配慮ができない人がいることに、私は大きな驚きを覚えました。

年功序列制度にあぐらをかき、長く管理職に就いていると、職務上の権力を笠に着て、部下や出入り業者に威張り散らす人がいます。

そういう人は他人への配慮に欠けるきらいがありますから、とても独立して仕事を続けるのは無理というものです。


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田中真澄氏は、後半の人生を生きるのに必要なのが「引き」だという。


「引き」とは人様からの引きだ。

それは、「あなたを応援しよう」と言ってくれる他者の支持を得られること。

そのためには3つの生き方を心掛けることだ。


第一は、サラリーマン時代に、他者のために尽くす「他者中心主義」の生き方をすること。

自分の利益よりも他者の利益を尊重するような生き方を身につけていけば、自ずから他者からの支援を得られる。

つまり徳のある人になる努力を惜しまないこと。


第二は、相手のために「まめに徹すること」。

良き人間関係を築くには、3まめ《口まめ(電話)・手まめ(便りまめ)・足まめ(訪問まめ)》上手になること。

相手のために尽くす、相手への感謝を忘れない行為を続けていくこと。


第三は、「年中無休・24時間サービス精神」。

相手の事情に応じた対応をする覚悟を抱き、いつ何時でも気持ちよく相手の希望に応えていけるように自制力を養うこと。


この3つは、すべて自己犠牲の精神があってこそできること。

自分の都合を第一にしていてはとてもできない。

利己主義ではなく利他主義に生きる姿勢を保ち続けることを肝に銘じることだ。(以上、本書より抜粋引用)



「過去が咲いている今、未来の蕾(つぼみ)で一杯な今」という河井寛次郎氏の言葉がある。

我々の今の現状はすべて、過去の行動の結果だ。

過去に積み重ねてきた行動の結果が、今という私たちをつくっている。

そして、今の生き方が、未来の蕾(つぼみ)となる。


もし、今、まわりからの「引き」がないとしたら、それは過去そのように生きてきたからだ。

この「引き」は、人からの頼まれ事も同じだ。

今、人からの頼まれ事がない人は、過去、頼まれやすいように生きてこなかったから。


しかし、いくつになろうと、気づいたときがスタートの時だ。

人様から多くの「引き」がある人生をおくりたい。







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