人の心に灯をともす 5349 アウトプットを意識したインプットをしよう

【アウトプットを意識したインプットをしよう】5349




明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…



私の担当する大学の授業では、授業の最後に学生たちに一言コメントを書いてもらうことにしています。

コメントは、成績とは無関係です。

今日の授業で何がポイントだったのかを自分の言葉でまとめてもらうことと、それについての自分の考えを一言で述べてもらうためです。


授業で聞いて理解したことを、改めて自分の言葉でアウトプットするということです。

何も、ノートを提出するわけではありません。

授業の要点を端的にまとめることと、その ことについての意見、感想を一言付け加えること。

これが毎回の課題です。


知識や情報を得ることはもちろん大事です。

しかし、得ただけでは意味をなさない。

それを使いこなして、別の新たなアイデアに活かすことが、知識や情報を得ることの真の目的であるべきです。

そのために、自分の言葉でアウトプットするという習慣が必要なのです。


アウトプットを求められるからこそ、インプットが意識的になり、質の高いインプットができるようになる。

アウトプットを前提として聞くことによって、効率的にインプットの質を高めることができるのです。

私は、アウトプットを前提としないインプットは、ほぼ聞いている「つもり」なのではないかと思っています。

どう自分の言葉にしようかと考えながら聞くから緊張感を持って聞くことができる。

こ れぞ複合力の聞き方です。


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アウトプットを意識すると、インプットの質が格段に上がるのは確かだ。

たとえば、講演が終わったあと、必ず質問しようと思って聞いていると、講演の内容が一段と頭の中に入ってくる。

そして、同時に「質問」も精度のいい質問となる。

精度のいい質問とは、講演している人が思わず「いい質問ですね」というような質問。

その質問をすることで、講演者が言いたかったこと、言い足りなかったこと等を、思わず時間を忘れて答えてしまうような、的を得た質問。

同時に、「聴衆も質問してくれてよかった」と思えるような、講演者、質問者、聴衆の3者が喜ぶ質問だ。


これは、読書においても言えること。

たとえば、SNSに読書ブログを書くというようなアウトプットを前提に本を読むと、インプットの時間すなわち、読書の時間は相当短くなる。

慣れてくると、速読と同じようになる。

それは、アウトプットをする箇所が鮮明になり、それ以外のページを流し読みできるからだ。

不思議に、アウトプットしようと思う箇所だけが目に入る。


インプットの質を高めるために…

アウトプットを意識したインプットをする人でありたい。







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