人の心に灯をともす 5642 気にならない人

【気にならない人】5642




小林正観さんの心に響く言葉より…



すべての存在は、自分の心を広げるためにいてくださる存在で、ある時期に、ある人から “最大限”に学ぶことができるように、 人生のシナリオにその人を用意してきているとしたら・・・。

その人たちとお互い約束をして、「夫になりましょう」「妻になりましょう」「子供になりましょう」「私の心を広げて寛容度を上げるために、いろいろなことをやってくださいね」という具合に。


そのシナリオどおりに、今、再会しているのなら、いろいろとやってくださる方は、もしかして、一番感謝すべき存在なのかもしれないでしょう。

本来、困難な人間関係があるわけでは ないのです。

どんな人が目の前に来ても、気にならなくなって受け入れられる状態になるのには、最後の 関門があるようです。

それが 《正義感》、《使命感》というものです。 相手は、普通に楽しく生きているのに、自分の 《正義感》、《使命感》に反するという理由 で、糾弾してしまうのです。

しかし、"正しさ”というのは、いつも変化していくものです。

価値基準には、必ず時代性というものがありますし、ものごとには様々な局面があります。

自分の中に、正義と使命は持っていてもいいですが、そこに「感」がつくと、周りの人は少し息苦しくなるかもしれません。



『楽しい人生を生きる宇宙法則』講談社
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小林正観さんは、「夫(妻)を変えるためには、自分が変わらなければならない」のではなく、自分が本当に変われば、「夫を変える必要がないんだ」という。

そのためには、その夫(妻)の存在を全部認めてしまうということ。

それを「受け容れる」という。

そうすれば、「気にならない人」になる。

そして、ありとあらゆることに、気を遣(つか)うのをやめてしまうこと。

すなわち、自分の心を広げる。

許容量、寛容度を上げるということ。

ニコニコしながら、「世の中には、そういう人もいるよね」って、自分の価値感を押しつけないで「気にならない人」になること。



ほとんどの人には、自分とは合わない人、苦手な人、嫌いな人がいる。

しかし、目の前に現れる人、出会う人はすべて、自分の許容度や寛容度を上げるために、存在するのだと考えたら、生き方はまた違ったものとなる。

すべては、許容度や寛容度という自分の度量を広げるための試験であり、試されごと。


「気にならない人」をめざしたい。






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