人の心に灯をともす 5692 理不尽なことに対して

【理不尽なことに対して】5692



小林正観さんの心に響く言葉より…


こちらの側に落ち度がないのに、一方的に酷いことを言われた、されたことを、「理不尽」と言います。

だんだんと理不尽度が増していき、それでもああじゃこうじゃと言わずにいると、神様は「合格」と判を押してくれます。

理不尽度10で文句を言わずにいると、理不尽度20の現象が起きます。

だんだんと増していって、最後は理不尽度100パーセントの現象が起こります。


ある人が、5000坪の敷地の中に、100坪の建物の一室を借りて、キャンドル体験工房をしていました。

もともとその場所では、大家さんが観光協会から建物を借りて喫茶室を経営していたのですが、喫茶室だけでは広すぎるということで一角をまた貸しして、そこで体験工房をやっていました。

キャンドル体験工房は繁盛していて、そのお客さんが隣の喫茶室にも流れていたので、それなりに喜ばれているとキャンドル工房の経営者は思っていたそうです。


しかし、ある日突然、大家さんから呼び出され「明日出て行ってほしい」と言われました。

お客さんがたくさん入っていたので、もっと家賃を上げたいと思ったのかもしれません。

普通だと、「家賃を多く払うのでなんとかしてほしい」という話にもなりますが、たまたまその経営者の方は、私の「理不尽度が増す」という話を聞いていました。

それまでにも、理不尽度の高いことがどんどん来ていたそうです。

そのときに文句を言わずに受け入れていると、より好転していくという事実が積み重なっていたので、今回も一言も文句を言わずに受け入れました。


そして明日には出て行かなければと思いながら、家に帰ったそうです。

その翌日、観光協会から電話があり、大家さんがタンを喉に詰まらせて亡くなったという報告を受けました。

その後、葬儀などが落ち着いてから、観光協会より「五千坪の敷地全部をあなたが好きに使ってください」と頼まれたそうです。


五戒(不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句)を言っているあいだは、理不尽なことは起こりません。

人格が向上していくと、理不尽なことが起きるようになっています。


理不尽度が高まってきたら、神様に見込まれたということ。

自分が成長しているという証明になります。

最後の理不尽度100パーセントの現象のときも五戒を言わずに受け入れていくと、神様から合格の判をいただけて、人生が楽に楽しくなっていきます。


《神様からの「合格」のメッセージ》


『笑顔で光って輝いて』清談社
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小林正観さんは、人間の魂のレベルが上がるとき、「不幸という名の試験」がやってくるという。

一般的に「不幸」だと思われている現象を、どうとらえるかという試験だ。

それには三つの見方・考え方がある。


「不幸」に対して…

一つ目は、最悪だ、ツイていないと、愚痴・泣き言・不平不満・文句を言う。

二つ目は、この程度で済んでよかった、幸せ、ラッキー、嬉しいと言う。

三つ目は、このことがあったおかげで、今の私がある、ありがたいと感謝する。


すると、実際には、「幸」という現象も、「不幸」という現象もなく、その人の考え方や見方でどちらにもなるということだ。

理不尽なことについても同じだ。

我々のレベルが上がるとき、「理不尽」という名の試験で試される。


理不尽なことに対して、怒ったり、文句や愚痴を言わず…

ニコッと笑って、感謝の気持ちで受け止めたい。




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