人の心に灯をともす 5695 起業家精神を保ち続ける

【起業家精神を保ち続ける】5695



フィリップ・コトラー氏の心に響く言葉より…


《最も必要なこと、 それは生き生きとした起業家精神を保ち続けることである。》


大企業には新興企業には望めないものがたくさんある。

資金や人材、ブランド力などだ。

だが、起業家精神が失われては何も生み出せなくなり、「昔はすごかった企業」に成り下がってしまう。


コトラーは言う。

「企業にとって最も必要なこと、それは生き生きとした起業家精神を保ち続けることである」


大企業の存在を揺るがすのは大きな競合他社ではなく、新興のベンチャー企業であることが珍しくない。

大企業と新興ベンチャー企業では、当初は圧倒的な差がある。

だが、イノベーションカのあるベンチャー企業は、ほんの数年でライバルへと成長する。

それを可能にするのは並外れた起業家精神だ。


それがあるから、ベンチャー企業の創業者はとてもよく働く。

アメリカの経営 者ラモーナ・アーネットの次の言葉が、それをよく表している。

「自ら事業を興すということは、他人のために週40時間働かずにすむ代わりに、週80時間働くことにほかならない」


そんなベンチャー精神を失わないために、たとえば世界的化学メーカーの3Mは、従業員に就業時間の15%を自由に使える「15%ルール」や、上司に隠れて研究をしてよい「ブートレッギング(密造酒づくり)」といった仕組みを取り入れている。


『一分間コトラー』(西村克己/ソフトバンククリエイティブ)
https://q.bmd.jp/91/119/1165/__no__





マイクロファイナンスのパイオニアであり、ノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏は「起業家」についてこう語る。


『人はみな起業家である。

洞窟(どうくつ)生活をしていた時代には、自分で食べ物を見つけて飢えをしのいでいたのだから、言うなら全員が自営業だったわけだ。

人類の歴史はそこから始まった。

文明が発展するにつれて、このような暮らしは失われていった。

私たちは「労働者」になった。

この呼称をあてがわれたからだ。

そして、自分たちが起業家であることを忘れてしまった。』(スタートアップ的人生戦略 /NewsPicksパブリッシング)より



人は本来、誰もが起業家であり、個人事業主だった。

起業家でなければ、生き延びられなかったからだ。


スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授は、「計画された偶然」(プランド・ハプンスタンス・セオリー)を提唱した。

キャリアのほとんどは偶然によって引き起こされ、その偶然に対してポジティブなスタンスでいると、キャリアの成功を得やすいというものだ。

「よき偶然」が起こるためには5つの考え方が必要だという。

それが・・・

「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」。


この資質こそ、まさに起業家が必要なものだ。

逆にいうなら、よき偶然を引き寄せることができた者だけが起業家になれる。


「起業家精神を保ち続ける」という言葉を胸に刻みたい。




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