人の心に灯をともす 5701 苦難は幸福の門

【苦難は幸福の門】5701



藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…


「苦難は幸福の門」・・・というのは、倫理研究所を創始した丸山敏雄氏の言葉である。

苦難は生活の不自然さ、心のゆがみの映った危険信号であり、ここに幸福に入る門がある。

従って、苦難を忌み嫌うのではなく、喜んで取り組み、苦難の原因になっている生活のあやまり、心の不自然さを取り去ると、かつ然として幸福の天地がひらけてくる、と述べられている。


「大悪起これば大善来る」と仏法では言われている。

小さなよいことは、日常の中でもしょっちゅう起こる。

しかし、大善・・・本当に大きなよいことは、こんな苦しみはもういやだと言いたくなるような、大悪が起こったあとにやって来る、というのである。


耐え切れないような大きな苦しみや困難や障害がおそってきた時に、もう駄目だと投げ出すのではなく、ここを越えれば、必ず大善・・・本当に大きなよきことがやってくる、これはその前兆だと信じて、その波を越えて行けと、仏法は説いているのだ。

いま国も企業も大きな困難の渦中にある。

個人的に人生の煩悩をかかえている方もおられよう。

しかし、苦難は私たち自身をさらに成長させ、新しい世界を開いてくれようとする天の意であることを、 先知先賢の言葉は教えてくれている。


『小さな人生論』致知出版社
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松下政経塾元塾頭、上甲晃(じょうこうあきら)氏は、著書「人生の合い言葉 /致知出版社」の中でこう語っている。


『「難有るは、有り難し」という言葉がある。

どうして、「難有る」は、「有り難い」のか。

「難」など何一つなく、平穏無事の連続で、物事が面白おかしく過ぎていく方がいいのではないか。

誰しもそう思う。

しかし、現実の人間社会は、「難」の連続である。

その「難」を受け入れられない人は、「どうしてこんな目に遭わなければならないのだ」と恨めしく思い、ひがみ根性が込み上げてきて、落ち込むばかりである。

逆に、「難」に遭遇した時、「嘆いても嘆いても、何の解決にもならないから、受け入れよう」と考える人は、「難」を生かすことができる。』



「難」から逃げるクセがある人は、ちょっとした嫌なことがあっても苦痛に感じ、逃げてしまう。

しかし、後から考えるといつも、「難」を乗り越えた後は、幸運がやってくることに気づく。

だから、「苦難」から逃げてばかりいる人には、幸福がやってこない、ということだ。

そして、いつも「難有る」たびに、ブツブツと不平不満を言って生きる。


「苦難は幸福の門」という言葉を胸に刻みたい。





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