人の心に灯をともす 5705 幸せのタネをまく
【幸せのタネをまく】5705
岡本一志(かずし)氏の心に響く言葉より…
仏教では、私たちの行ないのことを「業」といいますが、その行ないは、体と、口と、心の三つがあります。
これを、身業(しんごう)、口業(くごう)、意業(いごう)といいます。
これらの行ないがタネとなって、運命を生み出していると説かれています。
「身業」とは、体の行ないのことです。
たとえば、どんなものを食べているのか、適当な運動をしているかという行ないによって、健康になったり、不健康になったりしますね。
「口業」とは、口の行ないのことです。
口は災いの元といわれるように、人間関係が円滑にいくかどうかは、言葉の使い方、話し方によるところが大きいのです。
丁寧な言い方を心がけていると、人間関係もスムーズにいきます。
「意業」とは心の行ないのことです。
心の中だけでいろいろと思うことも、仏教では行ないだと説かれます。
頭に浮かぶ取り留めのないことから、感謝や喜び、イライラや、怒りの感情も心の行ないです。
その人の考え方や価値観も、心の行ないに入るでしょう。
心で思っていることは、口や体に表わさなければ誰にも分かりません。
だから、 何を思っていても言葉や行動に出さなければ、いいだろうと考える人があります。
しかし、仏教では、体と口と心の三つの中で、心の行ないを、最も重く見ます。
なぜなら、心の行ないがあらゆる行動の元になっているからです。
イライラしているときは、どうしても、口調も荒くなってしまいます。
焦っているときは、注意力が散慢になって、ケアレスミスが多くなってしまいます。
ストレスがあると、過食になったり逆に食欲が落ちたりします。
私たちのさまざまな行動の元が心にあることは、誰でも納得できることでしょう。
『心がほっとする ほとけさまの50の話』王様文庫
https://q.bmd.jp/91/119/1345/__no__
身業、口業、意業の三つを「身口意(しんくい)」の三業という。
また、「業」には、よい行い(善業)と、悪い行い(悪業)の二つがある。
悪業を重ねれば、やがて「悪果(あっか)」という悪い結果があらわれる。
善業を重ねれば、やがて「善果」という善い結果があらわれる。
善業とは、「人に喜ばれる」ような、「行動」をして、「言葉」を発し、「思い」を持つことをいう。
幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く。
不幸のタネをまけば、不幸の花が咲く。
これを仏教では、「自業自得」という。
自らが行った、良き行為も、悪しき行為も、その報いを自らが受ける、ということだ。
どんなときも…
「幸せのタネをまく」人でありたい。
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岡本一志(かずし)氏の心に響く言葉より…
仏教では、私たちの行ないのことを「業」といいますが、その行ないは、体と、口と、心の三つがあります。
これを、身業(しんごう)、口業(くごう)、意業(いごう)といいます。
これらの行ないがタネとなって、運命を生み出していると説かれています。
「身業」とは、体の行ないのことです。
たとえば、どんなものを食べているのか、適当な運動をしているかという行ないによって、健康になったり、不健康になったりしますね。
「口業」とは、口の行ないのことです。
口は災いの元といわれるように、人間関係が円滑にいくかどうかは、言葉の使い方、話し方によるところが大きいのです。
丁寧な言い方を心がけていると、人間関係もスムーズにいきます。
「意業」とは心の行ないのことです。
心の中だけでいろいろと思うことも、仏教では行ないだと説かれます。
頭に浮かぶ取り留めのないことから、感謝や喜び、イライラや、怒りの感情も心の行ないです。
その人の考え方や価値観も、心の行ないに入るでしょう。
心で思っていることは、口や体に表わさなければ誰にも分かりません。
だから、 何を思っていても言葉や行動に出さなければ、いいだろうと考える人があります。
しかし、仏教では、体と口と心の三つの中で、心の行ないを、最も重く見ます。
なぜなら、心の行ないがあらゆる行動の元になっているからです。
イライラしているときは、どうしても、口調も荒くなってしまいます。
焦っているときは、注意力が散慢になって、ケアレスミスが多くなってしまいます。
ストレスがあると、過食になったり逆に食欲が落ちたりします。
私たちのさまざまな行動の元が心にあることは、誰でも納得できることでしょう。
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身業、口業、意業の三つを「身口意(しんくい)」の三業という。
また、「業」には、よい行い(善業)と、悪い行い(悪業)の二つがある。
悪業を重ねれば、やがて「悪果(あっか)」という悪い結果があらわれる。
善業を重ねれば、やがて「善果」という善い結果があらわれる。
善業とは、「人に喜ばれる」ような、「行動」をして、「言葉」を発し、「思い」を持つことをいう。
幸せのタネをまくと、幸せの花が咲く。
不幸のタネをまけば、不幸の花が咲く。
これを仏教では、「自業自得」という。
自らが行った、良き行為も、悪しき行為も、その報いを自らが受ける、ということだ。
どんなときも…
「幸せのタネをまく」人でありたい。
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