人の心に灯をともす 5744 熱と光を相手に与えよ
【熱と光を相手に与えよ】5744
田中真澄氏の心に響く言葉より…
《商売の極意は熱と光を相手に与えること》(田中真澄/ 社会教育家)
私たちは皆個人企業であり、一人ひとりが人生の経営者です。
定年や退職というのは人間社会が決めた単なるルールにすぎず、本来定年も退職もないのが人生というものです。
ところが、現役時代はビジネスの第一線でばりばり活躍していた人が、定年とともに人生の目的を見失ってしまうというケースがとても多いのです。
退職する前後、「これからはゴルフや旅行などで第二の人生を満喫しよう」と意気揚々だった人たちも、一年、二年と経つうちに、何とも言えない虚しさに襲われるようになります。
最近でも高校の同窓会に参加した友人が「田中君、毎日が退屈で退屈で死にそうだよ」とぼやいていましたが、彼に限らず多くの人たちの実感なのだと思います。
サラリーマンは退職と同時に「所属価値」を失ってしまいます。
大企業の権威をバックに肩で風を切る勢いだった人も、会社の社員という所属価値を失ってしまえば、誰からも相手にされなくなるものです。
その時、問われるのが「存在価値」です。
言い換えれば「どこの企業のどういう肩書の方ですか」から「あなたには何ができますか」という問いへの答えが求められるのです。
これからの人生百年時代をいきいきと生き抜く上では、自分自身の「生き方革命」がとても重要になってきます。
私に存在価値の大切さを気づかせてくれたのは父でした。
父は元軍人で私たち一家は戦後、いまの韓国・釜山から日本に引き揚げてきました。
ところが、日本が独立するまでの六年半、父はパージによって公職に就くことができず、過酷な行商で家族の生活を支えたのです。
日本国内が食べるものに事欠いていた頃までは、行商でもなんとか食い繋いでいけましたが、物が豊かになるにつれて厳しさは増していきました。
それでも父は決して行商をやめようとせず、朝早くから夜遅くまで人の二倍、三倍、汗水流して黙々と働きました。
私はそういう父の後ろ姿をとおして「人間は命懸けで打ち込めば生きられるのだ」と教えられたのです。
父は軍人だっただけに商売には全く不慣れでしたが、ある人からこう教わったそうです。
「田中さん、商売というのは簡単なんだよ。太陽のように生きればいいんだ。太陽は二つのものを人に与えてくれる。一つは熱。熱意を持って人に接すれば、その熱は自然と相手に伝わる。もう一つは光。光を与えて相手を照らし、関心を持ってその人の存在を認めてあげることが大事なんだ」
父は生前、「俺は商いのことは何も知らないが、この二つだけは心の支えにしてきた」と私に話していました。
私が個業家(個人事業主)として自分の存在価値で勝負しようと思ったのも、そんな父の影響です。
これまで有料の講演会だけでも六千五百回以上も行ってきましたが、私が伝えたいメッセージを凝縮すれば、父から教えられた「熱と光を相手に与えよ」に尽きるように思います。
『1日1話読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』致知出版社
https://q.bmd.jp/91/119/2029/__no__
田中真澄氏は、人間の99%は「凡人」だという。
凡人は秀才には頭が上がらないと言われてきた。
しかし、それは昔の、大企業のサラリーマン優位の時代や、若者が多い社会での話だ。
人生100年時代となり、サラリーマン時代と定年後の時代がほぼ同じ年数になってしまった。
また、少子高齢化で高齢者も働かなければいけない時代となった。
以上(小に徹して勝つ―凡人の成功哲学/ぱるす出版)より抜粋要約
だからこそ大事なのが、「人生の勝負は後半にあり」という考え方。
定年後は、サラリーマンの地位や肩書は役に立たない。
従来の、いい学校へ入り、いい会社に就職するという「秀才の成功哲学」が機能しないのだ。
野武士のような、起業家精神を持った、熱い自立自営の生き方が大事になるからだ。
それが、「凡人の成功哲学」。
それはスマートな秀才の生き方ではない。
田中真澄氏は、そのために必要なのが「心」と「時間」と、「ことば」の良き習慣を身につけることだという。
1.「心」とは、『利他の心』、『積極の心』、『目に見えないものへ畏敬の念(神仏を敬う)を持つ』、『心を常に明るく保ち、情熱持つ』、等々。
2.「時間」とは、『一点集中の時間の使い方』、『継続は力なり、コツコツと』、『優先順位をつけて行動する』、等々。
3.「ことば」とは、『ご縁を大切にするために言葉(人に好かれる言葉)を磨く』、『肯定語を多用する』、『明るく楽しい言葉を多用する(感謝、ありがとう、楽しい、ツイてる、しあわせ、ゆるします)』、等々。
「熱と光を相手に与えよ」という言葉を胸に刻みたい。
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田中真澄氏の心に響く言葉より…
《商売の極意は熱と光を相手に与えること》(田中真澄/ 社会教育家)
私たちは皆個人企業であり、一人ひとりが人生の経営者です。
定年や退職というのは人間社会が決めた単なるルールにすぎず、本来定年も退職もないのが人生というものです。
ところが、現役時代はビジネスの第一線でばりばり活躍していた人が、定年とともに人生の目的を見失ってしまうというケースがとても多いのです。
退職する前後、「これからはゴルフや旅行などで第二の人生を満喫しよう」と意気揚々だった人たちも、一年、二年と経つうちに、何とも言えない虚しさに襲われるようになります。
最近でも高校の同窓会に参加した友人が「田中君、毎日が退屈で退屈で死にそうだよ」とぼやいていましたが、彼に限らず多くの人たちの実感なのだと思います。
サラリーマンは退職と同時に「所属価値」を失ってしまいます。
大企業の権威をバックに肩で風を切る勢いだった人も、会社の社員という所属価値を失ってしまえば、誰からも相手にされなくなるものです。
その時、問われるのが「存在価値」です。
言い換えれば「どこの企業のどういう肩書の方ですか」から「あなたには何ができますか」という問いへの答えが求められるのです。
これからの人生百年時代をいきいきと生き抜く上では、自分自身の「生き方革命」がとても重要になってきます。
私に存在価値の大切さを気づかせてくれたのは父でした。
父は元軍人で私たち一家は戦後、いまの韓国・釜山から日本に引き揚げてきました。
ところが、日本が独立するまでの六年半、父はパージによって公職に就くことができず、過酷な行商で家族の生活を支えたのです。
日本国内が食べるものに事欠いていた頃までは、行商でもなんとか食い繋いでいけましたが、物が豊かになるにつれて厳しさは増していきました。
それでも父は決して行商をやめようとせず、朝早くから夜遅くまで人の二倍、三倍、汗水流して黙々と働きました。
私はそういう父の後ろ姿をとおして「人間は命懸けで打ち込めば生きられるのだ」と教えられたのです。
父は軍人だっただけに商売には全く不慣れでしたが、ある人からこう教わったそうです。
「田中さん、商売というのは簡単なんだよ。太陽のように生きればいいんだ。太陽は二つのものを人に与えてくれる。一つは熱。熱意を持って人に接すれば、その熱は自然と相手に伝わる。もう一つは光。光を与えて相手を照らし、関心を持ってその人の存在を認めてあげることが大事なんだ」
父は生前、「俺は商いのことは何も知らないが、この二つだけは心の支えにしてきた」と私に話していました。
私が個業家(個人事業主)として自分の存在価値で勝負しようと思ったのも、そんな父の影響です。
これまで有料の講演会だけでも六千五百回以上も行ってきましたが、私が伝えたいメッセージを凝縮すれば、父から教えられた「熱と光を相手に与えよ」に尽きるように思います。
『1日1話読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』致知出版社
https://q.bmd.jp/91/119/2029/__no__
田中真澄氏は、人間の99%は「凡人」だという。
凡人は秀才には頭が上がらないと言われてきた。
しかし、それは昔の、大企業のサラリーマン優位の時代や、若者が多い社会での話だ。
人生100年時代となり、サラリーマン時代と定年後の時代がほぼ同じ年数になってしまった。
また、少子高齢化で高齢者も働かなければいけない時代となった。
以上(小に徹して勝つ―凡人の成功哲学/ぱるす出版)より抜粋要約
だからこそ大事なのが、「人生の勝負は後半にあり」という考え方。
定年後は、サラリーマンの地位や肩書は役に立たない。
従来の、いい学校へ入り、いい会社に就職するという「秀才の成功哲学」が機能しないのだ。
野武士のような、起業家精神を持った、熱い自立自営の生き方が大事になるからだ。
それが、「凡人の成功哲学」。
それはスマートな秀才の生き方ではない。
田中真澄氏は、そのために必要なのが「心」と「時間」と、「ことば」の良き習慣を身につけることだという。
1.「心」とは、『利他の心』、『積極の心』、『目に見えないものへ畏敬の念(神仏を敬う)を持つ』、『心を常に明るく保ち、情熱持つ』、等々。
2.「時間」とは、『一点集中の時間の使い方』、『継続は力なり、コツコツと』、『優先順位をつけて行動する』、等々。
3.「ことば」とは、『ご縁を大切にするために言葉(人に好かれる言葉)を磨く』、『肯定語を多用する』、『明るく楽しい言葉を多用する(感謝、ありがとう、楽しい、ツイてる、しあわせ、ゆるします)』、等々。
「熱と光を相手に与えよ」という言葉を胸に刻みたい。
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