人の心に灯をともす 5853 「暗」を「明」に変える
【「暗」を「明」に変える】5853
藤木相元(そうげん)氏の心に響く言葉より…
私の知人に、とても仏像の好きな人がいます。
ある日、その友人が神妙な面もちをして私のところへやって来ました。
どうしたのかとたずねてみると、ある日、テレビの上に飾っていた仏像の一つに、ヒビがはいったというのです。
ふと気づくと、肩口からパックリ割れていたそうです。
奥さんや子どもは気味悪がるし、かといって仏像だけに捨ててしまうとバチが当たるのではないか、とその人は気にしていました。
そうしているうちに、お子さんが自転車で転んでケガをしたり、奥さんが急に腹痛を訴えて病院にかつぎ込まれたりと、悪いことが続いたそうです。
これはいよいよ凶運につかれた、どうしたらこの凶運を払えるだろうかと、私に相談に来たのです。
「それはむしろ、不幸中の幸いでしたね」と、私はその人に言いました。
凶運につかれたどころか、起こるべくして起こった事故や病気を、その仏像が身を挺して最小限にくいとめてくれたのですよ、と。
その人は、私のこの言葉に安心したのか、ホッとした表情で帰っていきましたが、以後、こうした悪いことは起こらなくなったそうです。
お子さんのケガもすぐによくなり、奥さんの腹痛も、たいしたことがなくおさまったという報告がありました。
といっても、私が本気で仏像が災厄を背負ってくれたと思っていたわけではありません。
僧侶である私が言うのも何ですが、いくら仏像といえども、所詮は単なる木片です。
部屋の空気が乾燥していれば、ヒビがはいることもあるでしょう。
とくにテレビの上は熱が放出されるので、ヒビがはいってもすこしもおかしくはありません。
それを不吉だとか縁起でもないなどと考えるから、ほんとうに悪いことばかり起こってしまうのです。
しかし、ものは考えようです。
ちょっと縁起が悪いと思えることがあっても、いっそそれを利用して、“運のいい話”に変えてしまえばいいのです。
この知人の例でいえば、「仏像が、家族に起こる危険を最小限におさえてくれた」というのがそれです。
このように、縁起の悪いことでも、自分のいいように解釈できれば、考え方も明の方向に向かい、ほんとうに凶運を未然に防ぐことができるのです。
極端なことをいえば、“凶”として迎えたものでも、全部“幸”にしろ、ということです。
たとえば手が痛い、足が痛いといっても、それは神経が通っている証拠、つまりは生きている証拠ですから、「いやあ、体が痛くなってよかった」くらいに思えばいいのです。
あるいは、頭が痛いというのは、「今日は休んで寝なさい」という信号であり、そのままつっ走っていると倒れるよ、と言ってくれていると思えば、むしろありがたいと考えられることなのです。
このように、病気でさえ「病気になってよかった」と思っていると、たいしておもくならずに、病気は退散していくはずです。
病気という不運も、それをどう迎え、どう考えるかで、退治することができるのです。
つらいこと、かなしいことがあったとき、とにかく、「どうしてオレはこんなに不運なのだ」などと嘆いたり、グチをこぼさず、明るいこと、楽しいことと考え直してみてください。
それが無理なら、ヤセがまんでも、「いやァよかったですね」と口に出してみることです。
それをくり返していくうちに、いつしか心の底から、そう思えるようになりますが、そうすれば自然に明になり、不運を遠ざけ、好運を近づけることができるのです。
『運の作り方 開き方 人生は変えられる』PHP
https://q.bmd.jp/91/119/3811/__no__
「世の中には幸も不幸もない。ただ考え方でどうにもなるのだ」
(There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.)
(ウィリアム・シェイクスピア/「ハムレット」より)
誰もが、人に親切にしてもらったり、何かをしてもらったら、「ありがとう」と感謝をする。
これが感謝の第一段階。
次の第二段階は、当たり前のことに感謝すること。
「食事ができる」「手足が動く」「住む家がある」等々の、当たり前と思われていることに感謝する。
そして、最後の第三段階は、不運や災難にも感謝する。
ケガをしたり、病気になってしまったとき、「これは休みなさいというメッセージ、本をたくさん読んで自分を磨ける時間ができた。感謝だな」と。
だから、どんな「凶」も、言葉一つ、考え方一つで「幸」に変えられる。
「世の中には幸も不幸もない」からだ。
どんな「暗」も「明」に変えていける人でありたい。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/3812/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3813/__no__
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/3814/__no__
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/3815/__no__
■X(旧ツイッター)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3816/__no__
藤木相元(そうげん)氏の心に響く言葉より…
私の知人に、とても仏像の好きな人がいます。
ある日、その友人が神妙な面もちをして私のところへやって来ました。
どうしたのかとたずねてみると、ある日、テレビの上に飾っていた仏像の一つに、ヒビがはいったというのです。
ふと気づくと、肩口からパックリ割れていたそうです。
奥さんや子どもは気味悪がるし、かといって仏像だけに捨ててしまうとバチが当たるのではないか、とその人は気にしていました。
そうしているうちに、お子さんが自転車で転んでケガをしたり、奥さんが急に腹痛を訴えて病院にかつぎ込まれたりと、悪いことが続いたそうです。
これはいよいよ凶運につかれた、どうしたらこの凶運を払えるだろうかと、私に相談に来たのです。
「それはむしろ、不幸中の幸いでしたね」と、私はその人に言いました。
凶運につかれたどころか、起こるべくして起こった事故や病気を、その仏像が身を挺して最小限にくいとめてくれたのですよ、と。
その人は、私のこの言葉に安心したのか、ホッとした表情で帰っていきましたが、以後、こうした悪いことは起こらなくなったそうです。
お子さんのケガもすぐによくなり、奥さんの腹痛も、たいしたことがなくおさまったという報告がありました。
といっても、私が本気で仏像が災厄を背負ってくれたと思っていたわけではありません。
僧侶である私が言うのも何ですが、いくら仏像といえども、所詮は単なる木片です。
部屋の空気が乾燥していれば、ヒビがはいることもあるでしょう。
とくにテレビの上は熱が放出されるので、ヒビがはいってもすこしもおかしくはありません。
それを不吉だとか縁起でもないなどと考えるから、ほんとうに悪いことばかり起こってしまうのです。
しかし、ものは考えようです。
ちょっと縁起が悪いと思えることがあっても、いっそそれを利用して、“運のいい話”に変えてしまえばいいのです。
この知人の例でいえば、「仏像が、家族に起こる危険を最小限におさえてくれた」というのがそれです。
このように、縁起の悪いことでも、自分のいいように解釈できれば、考え方も明の方向に向かい、ほんとうに凶運を未然に防ぐことができるのです。
極端なことをいえば、“凶”として迎えたものでも、全部“幸”にしろ、ということです。
たとえば手が痛い、足が痛いといっても、それは神経が通っている証拠、つまりは生きている証拠ですから、「いやあ、体が痛くなってよかった」くらいに思えばいいのです。
あるいは、頭が痛いというのは、「今日は休んで寝なさい」という信号であり、そのままつっ走っていると倒れるよ、と言ってくれていると思えば、むしろありがたいと考えられることなのです。
このように、病気でさえ「病気になってよかった」と思っていると、たいしておもくならずに、病気は退散していくはずです。
病気という不運も、それをどう迎え、どう考えるかで、退治することができるのです。
つらいこと、かなしいことがあったとき、とにかく、「どうしてオレはこんなに不運なのだ」などと嘆いたり、グチをこぼさず、明るいこと、楽しいことと考え直してみてください。
それが無理なら、ヤセがまんでも、「いやァよかったですね」と口に出してみることです。
それをくり返していくうちに、いつしか心の底から、そう思えるようになりますが、そうすれば自然に明になり、不運を遠ざけ、好運を近づけることができるのです。
『運の作り方 開き方 人生は変えられる』PHP
https://q.bmd.jp/91/119/3811/__no__
「世の中には幸も不幸もない。ただ考え方でどうにもなるのだ」
(There is nothing either good or bad, but thinking makes it so.)
(ウィリアム・シェイクスピア/「ハムレット」より)
誰もが、人に親切にしてもらったり、何かをしてもらったら、「ありがとう」と感謝をする。
これが感謝の第一段階。
次の第二段階は、当たり前のことに感謝すること。
「食事ができる」「手足が動く」「住む家がある」等々の、当たり前と思われていることに感謝する。
そして、最後の第三段階は、不運や災難にも感謝する。
ケガをしたり、病気になってしまったとき、「これは休みなさいというメッセージ、本をたくさん読んで自分を磨ける時間ができた。感謝だな」と。
だから、どんな「凶」も、言葉一つ、考え方一つで「幸」に変えられる。
「世の中には幸も不幸もない」からだ。
どんな「暗」も「明」に変えていける人でありたい。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/3812/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3813/__no__
■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/3814/__no__
■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/3815/__no__
■X(旧ツイッター)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/3816/__no__