人の心に灯をともす 5859 場を高める

藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…



《松陰の気概》


二度目の野山獄(のやまごく)下獄(げごく)の時、(吉田)松陰(しょういん)は(松下/しょうか)村塾の壁にこの言葉を記した。



「松下陋村(しょうかろうそん)と雖(いえど)も誓って神国の幹とならん」

・・・松本村はひなびた寒村ではあるが、必ずや日本の背骨となろう。



松陰は塾生たちに、その場で励めばそこが華になると教えた。

その精神を結晶させたような言葉である。

いま、私たちが松陰に学ぶものは、この気概ではないか。


人にはそれぞれ与えられた場がある。

その場がたとえどんなにささやかであっても、その場を少しでも高める。

そこに集う人々の心も高める。

そのことに心して、日々精励したいものである。


あなたはあなたのいる場を高めているだろうか。


『ポケット名言集 小さな人物論』致知出版社
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安岡正篤師は、天下国家をあれこれ論じるよりも、まず自分がいる場所を明るく照らせる人間に、という意味を込めて「一燈照隅・萬燈遍照(いっとうしょうぐう・まんとうへんしょう)」と言った。


「賢は賢なりに、愚は愚なりに、一つことを何十年と継続していけば、 必ずものになるものだ。

別に偉い人になる必要はないではないか。

社会のどこにあっても、その立場立場においてなくてはならぬ人になる。

その仕事を通じて世のため人のために貢献する。

そういう生き方を考えなければならない」(小さな人生論/致知出版社)より



礼記の中にこんな言葉がある。


「玉、琢(みが)かざれば器を成さず

人、学ばざれば道を知らず」


玉は磨かなければ立派な器にはならない。

人も学ばなければ立派な道を知ることはできない。


自らを磨き続けること、そして学び続けること。

大きなことを言うより、まず、自分のまわりを照らすこと。


自分の置かれた場所を、少しでも高めることができる人でありたい。




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