人の心に灯をともす 5539 良き仲間に囲まれる
【良き仲間に囲まれる】
小林正観さんの心に響く言葉より…
ここで人間の幸せ度についてお話ししましょう。
平均的な人間の幸せ度をゼロだとします。
このときに地獄度が100、つまり 天国度マイナス100に対して、反対側に針が倒れていくと天国度が10、20、30・・・といって、100になります。
天国度100の状態です。
天国度マイナス100=地獄度100の状態は何かというと、炎熱地獄でも灼熱地獄でもなく、孤独地獄です。
孤独が最たるものなのです。
では、それとはまったく正反対の逆のところにある、天国度100の状態とは何でしょうか。
それは「良き仲間に囲まれる」ということでしょう。
天国度100 (幸せ度100)というのは、何かに成功することではないと私は思っています。
達成目標を立てて、それを達成することでもありません。
それが天国度40、50としては存在すると思います。
けれども、本当に幸せを味わえる環境というのは、実は良き仲間に囲まれていて、そこに自分が身を置いているだけで楽しくて幸せだという状況。
これが100%の天国ではないでしょうか。
人は一人で生きているとヒト、人の間で生きていて人間、とよくお話しします。
この「人間」という言葉からも、私たち人間の幸せの形が、見えてくるように思います。
本当の幸せは、自己達成することではなく、人の間で生きていて、その人たちが皆温かくて、愛情に満ちている、そういう人に囲まれていることです。
その人たちは家族だけでなく、職場でも、たまたま隣り合わせた人でも構わない。
初対面であっても、本当に優しい目で人を見ることのできる人と出会うことができたなら、それでいいのです。
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小林正観さんは「良き友(仲間)を得ること」についてこう語っている。
『お釈迦さまの第一の尊者と言われた、アーナンダはあるときお釈迦さまにこう言ったそうです。
「お師匠さま、今日、私はあることで突然、頭の中に閃(ひらめ)きが生じました。私たちは《聖なる道》というのを追い求めているわけですが、もしかしたら、よき友を得るということは《聖なる道》の半ばを手に入れたと言っていいのではないでしょうか」
《聖なる道》というのは、自分の中に悩み、苦しみ、煩悩がなくて、いつも幸せで楽しくて執着がない状態ですね。
すると釈迦は「アーナンダよ、“良き友”を得られたら、その《聖なる道》の半ばを手に入れたということではない」と言ったんです。
釈迦は言葉を続けて「アーナンダよ、良き友を得ることは《聖なる道》の半ばではなく《聖なる道》のすべてを手に入れることである」。
同じ価値観をもち、同じ方向に向っている人たちを自分の友人にすることが、実は人生のすべてなんです。』(で、何が問題なんですか/弘園社)より
どこへ行くかというより、「誰と一緒に行くか」。
何を食べるのかというより、「誰と一緒に食べるのか」。
人生の究極の目的や楽しみは、同じ方向、同じ価値観をもった友がいるかどうかだ、とお釈迦さまは言った。
同じ方向性と、価値観を持った人と一緒なら、どこへ行こうと何を食べようと、楽しいし、幸せだ。
同じ価値観をもち、同じ方向に向っている人たち…
良き仲間に囲まれる人生でありたい。
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小林正観さんの心に響く言葉より…
ここで人間の幸せ度についてお話ししましょう。
平均的な人間の幸せ度をゼロだとします。
このときに地獄度が100、つまり 天国度マイナス100に対して、反対側に針が倒れていくと天国度が10、20、30・・・といって、100になります。
天国度100の状態です。
天国度マイナス100=地獄度100の状態は何かというと、炎熱地獄でも灼熱地獄でもなく、孤独地獄です。
孤独が最たるものなのです。
では、それとはまったく正反対の逆のところにある、天国度100の状態とは何でしょうか。
それは「良き仲間に囲まれる」ということでしょう。
天国度100 (幸せ度100)というのは、何かに成功することではないと私は思っています。
達成目標を立てて、それを達成することでもありません。
それが天国度40、50としては存在すると思います。
けれども、本当に幸せを味わえる環境というのは、実は良き仲間に囲まれていて、そこに自分が身を置いているだけで楽しくて幸せだという状況。
これが100%の天国ではないでしょうか。
人は一人で生きているとヒト、人の間で生きていて人間、とよくお話しします。
この「人間」という言葉からも、私たち人間の幸せの形が、見えてくるように思います。
本当の幸せは、自己達成することではなく、人の間で生きていて、その人たちが皆温かくて、愛情に満ちている、そういう人に囲まれていることです。
その人たちは家族だけでなく、職場でも、たまたま隣り合わせた人でも構わない。
初対面であっても、本当に優しい目で人を見ることのできる人と出会うことができたなら、それでいいのです。
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小林正観さんは「良き友(仲間)を得ること」についてこう語っている。
『お釈迦さまの第一の尊者と言われた、アーナンダはあるときお釈迦さまにこう言ったそうです。
「お師匠さま、今日、私はあることで突然、頭の中に閃(ひらめ)きが生じました。私たちは《聖なる道》というのを追い求めているわけですが、もしかしたら、よき友を得るということは《聖なる道》の半ばを手に入れたと言っていいのではないでしょうか」
《聖なる道》というのは、自分の中に悩み、苦しみ、煩悩がなくて、いつも幸せで楽しくて執着がない状態ですね。
すると釈迦は「アーナンダよ、“良き友”を得られたら、その《聖なる道》の半ばを手に入れたということではない」と言ったんです。
釈迦は言葉を続けて「アーナンダよ、良き友を得ることは《聖なる道》の半ばではなく《聖なる道》のすべてを手に入れることである」。
同じ価値観をもち、同じ方向に向っている人たちを自分の友人にすることが、実は人生のすべてなんです。』(で、何が問題なんですか/弘園社)より
どこへ行くかというより、「誰と一緒に行くか」。
何を食べるのかというより、「誰と一緒に食べるのか」。
人生の究極の目的や楽しみは、同じ方向、同じ価値観をもった友がいるかどうかだ、とお釈迦さまは言った。
同じ方向性と、価値観を持った人と一緒なら、どこへ行こうと何を食べようと、楽しいし、幸せだ。
同じ価値観をもち、同じ方向に向っている人たち…
良き仲間に囲まれる人生でありたい。
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