人の心に灯をともす 5802 あらゆる人々の関心事はいつも「自分自身」

【あらゆる人々の関心事はいつも「自分自身」】5802



藤本梨恵子氏の心に響く言葉より…


会話で大切なのは「誰しも最大の関心事は自分自身である」という原則を忘れないことです。

地球の裏側で大事件が起こっても、自分の虫歯の痛みのほうが気になるのです。


次の例は、噛み合わない会話の典型です。

娘「やっと退院できたけど、手術痕が痛くて、夜も眠れないの」

母「私、昨日から小指にササクレができちゃって、痛くって・・・」


2人の症状で重症度が高いのは娘のほうです。

しかし、母親にとっては自分のササクレのほうが、よほど関心が高いのです。

もし母親から「大丈夫?」のひと言があれば、娘も共感されたと感じ、会話が続いたはずです。


人には、他者から何かもらうとお返しをしたくなる 「返報性の法則」があるからです。

世界的ベストセラー『人を動かす』の著者デール・カーネギーも「相手はあなたに持つ興味の100倍自分のことに興味を持っている」と言っています。

自分の話ばかりする人は、相手にまずい料理を出しているようなものです。


ここで、勘違いする人は「どんな相手にも対応できる話題を集めなくては!」と情報通を目指します。

これは、相手好みの料理を作るために大量の食材を冷蔵庫にストックするようなものです。

いざ振る舞うと、相手の口に合わないことも多いのです。


会話も同じです。

相手の関心事やよく話題にすることを覚えておき、それを話題にするだけでいいのです。

すると、初対面でもムリせず話が広がります。

そして、敬遠されがちな「愚痴」 「悪口」「自慢」は避けたほうが無難です。


次の3点を意識するだけで、相手が美味しいと感じる話題になる確率が上がります。

●相手の関心事を話題にする

●愚痴や悪口を言わない

●自慢をしない


あなたの話が美味しくなれば、相手は最後まで残さず聞いてくれるはずです。


《あらゆる人々の関心事はいつも「自分自身」》


『なぜか惹かれる人の話し方100の習慣』明日香出版社
https://q.bmd.jp/91/119/2893/__no__





第32代アメリカ大統領、セオドア・ルーズベルトは「相手の関心事を見抜く達人」といわれた。


『ルーズベルトは、誰か訪ねてくる人があるとわかれば、その人の特に好きそうな問題について、前の晩に遅くまでかかかって研究しておいたのである。

ルーズベルトも、他の指導者たちと同じように、人の心をとらえる近道は、相手が最も深い関心を持っている問題を話題にすることだと知っていたのだ。』(デール・カーネギー「人を動かす」)より


対談やインタビューの名手といわれている人は、対談前に必ず対談相手の関心事について調べておく。

相手の直近の興味や関心事だ。


つまり、「相手の関心事に関心を持つ」ということ。

事前に下調べしていけば、「あなたに関心を持っています」ということは自然に伝わる。

それは相手への「共感」でもある。


昨今は、SNSで発信している人も多い。

SNSでは、その人が、最近どんな行動をとっているのか、つまり、どこへ出かけたか、何を食べたのか、誰と会ったか、どんな会合やセミナーに出たか、という興味や関心事が簡単にわかる。


《あらゆる人々の関心事はいつも「自分自身」》 という言葉を胸に刻みたい。



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