人の心に灯をともす 5843 ゆずることは「自分磨き」

【ゆずることは「自分磨き」】5843



曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明(しゅんみょう)氏の心に響く言葉より…


「ゆずる」とは、自身の人間としての器を大きく育てていくことです。

人間の器とは「度量=受け入れる心の広さ」のことです。

器が小さければ水がすぐに溢れてしまうように、他人の意見や考え方をほんの少ししか自分に取り入れることができません。


器を大きくしていけば、これまで溢れていたさまざまな意見も取り入れることがで きるようになります。

これまで見えなかったこと、感じられなかったことがわかるようになれば、人間としての幅が広がります。

ゆずることは、「自分磨き」のひとつなのです。


若いころは自分の考えに固執してしまいがちです。

それは、あらゆることにおいて経験が浅いからです。

人間としての器が小さい状態といってもいいでしょう。


年齢を重ねるにつれ、いろいろな人の意見を聞いたり書物を読んだりして知識を身につけて自分自身の人間の幅を広げていきます。

多くの人に出会って話を聞くほどに、人間の器は大きくなります。


とりわけ自分を導いてくれる“よき師”に出会うことが大切です。

よき師が身近にいないといって嘆くことはありません。

たとえば、テレビを観ていても素晴らしい方がたくさんいます。

「あの人の生き方はいいな」「あの人の話していることはためになるな」と思ったら、その人はあなたのよき師です。


書物が師になることもあります。

それは漫画でもかまいません。

あなたの生き方を支えてくれる師がいれば、自ずと人間としての器が大きくなります。


《ゆずることは、自分を磨くこと》


『迷ったら、ゆずってみるとうまくいく』クロスメディア・パブリッシング
https://q.bmd.jp/91/119/3619/__no__




小林正観さんの「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」のこんな話がある。


『作家の神渡良平さんが書いた『天翔ける日本武尊』にこんなことが書いてありました。

「わたしたちが先祖代々伝えられてきたことは、非常に単純で明快なことで、二つのことに集約される。

一つ目が汝が楽しい(ナガタ)という生き方じゃ。

『あなたが楽しいと思ってくださることが私の幸せです』と、他の人の楽しみを思いやる生き方をすれば、こちらも不思議に栄えていくのじゃ。

二つ目は汝が幸い(ナガサキ)という生き方じゃ。

他の人の幸せを望み、『何か私でお役に立つことがあれば嬉しい』と思って行動する。

『あなたに幸せに思っていただくために、私は何をどうしましょうか』といつも相手のことを気遣っていきるのじゃ。

二つとも、『お先にどうぞ』と譲る精神じゃ。

このナガタ、ナガサキという生き方こそ、天地を貫く幸せの原理だと思う。』
(「ありがとう」のすごい秘密/中径出版)


「ナガタ」とは、あなたが楽しい、ということ。

「ナガサキ」とは、あなた(の幸せ)が先、ということ。


「お先にどうぞ」とゆずる生き方。

『ゆずることは「自分磨き」』という言葉を胸に刻みたい。




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