人の心に灯をともす 5906 自分が好きですか
【自分が好きですか】5906
小林正観さんの心に響く言葉より…
昔は人生相談をたくさん受けていました。
その中には「毎日がむなしい」という方がいました。
仕事で言うと、「毎日がむなしい」「同じことの繰り返しで楽しくない」「辞めようと思う」との内容が多いのですが、私はそういうとき、この質問をしてきました。
「あなたは自分で自分が好きですか」。
多くの人は、まずびっくりします。
生まれてこのかた、そんな質問を受けたことはないというのです。
そして考えます。
多くの場合、「私は私が嫌いです」との答えです。
「自分で自分を好きになったらどうでしょう」と、話はあらぬ方向へ行きますが、たいていの人は自分の質問を忘れてしまって、こちらの話に熱中します。
「どうしたら自分で自分を好きになるんでしょう」
実はそこにこそ、日常生活のなかのむなしさと縁を切る方法があるのです。
結論的には、馬鹿なことをたくさんすること。
「馬鹿なこと」というのは(金銭的・経済的に)全く、あるいはほとんど、プラスにならないこと、です。
たとえば、会社に三十分早く行く。
そのときに自分のお金でバラを一本買って行って飾る。
人の机でなく、自分の机でいいのです。
自分のために自分のお金で机に花を飾るわけ。
あるいは、廊下に落ちている紙くずを、歩くついでに拾い、近くのくずかごまで持っていって捨てる。
トイレ掃除も有効です。
こういう提案をすると、必ずこういう言葉が帰ってきます。
「花は会社の費用で買うことになっており、私が買って行かなくてもちゃんと飾られてます」。
「廊下やトイレの掃除は掃除のおばさんがやることになっています」。
その答えをしているうちは自分で自分を好きになることはまずないでしょう。
「一銭にもならないことをどれだけできるか、するか」が、自分で自分を好きになるポイント。
馬鹿なこと、 一銭にもならないこと、誰からも評価されないことを一生懸命やってみてください。
そういう馬鹿なことをしている自分が、いつの間にかとてもかわいらしく、いとおしく、思えてきます。
「自分で自分を好き」になってきます。
「馬鹿な奴だ」と思いながら、でも自分の心に温かいものを感じるはず。
「我慢してその会社を、仕事を、続けるべきだ」と言っているのではありません。
ただ、辞める前にまず「自分で自分を好きか」と問いかけてみてください。
「好き」という答えなのにそれでも「仕事」がむなしいのなら、多分「仕事」が肌に合っていないのです。
辞めて別の仕事を探すことを勧めます。
ですが、「自分で自分を嫌い」なら、それは「仕事」の問題ではなく、あなたの生き方の問題です。
「嫌い」な自分をどこに連れていっても、どこに勤めさせても、 どんな職業を選んでも、「むなしい」だけです。
仕事の内容や待遇の問題ではありません。
『人に優しく自分に甘く』知的生き方文庫
https://q.bmd.jp/91/119/4769/__no__
「自分を好きではない人」は、自己否定の人だ。
他人の評価に敏感で、他人と比べて自己肯定感が低い。
ありのままの自分を受け入れることができない。
小林正観さんは、自分を好きになるには「馬鹿なことをたくさんすること」 「一銭にもならないことをすること」だという。
それは、損得を超えた行動をすることであり、他人の評価とは関係なく自分の心が喜ぶことをすることだ。
まさに、遊びがそれだ。
仕事は成果をあげなくてはならないが、遊びには何かのためにという目的がない。
人の評価も関係ない。
ただやることが面白い、楽しいからやるのだ。
藤原東演住職は、それを「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という。
「無門関」の第一則に出てくる言葉だ。
我を忘れて、無心に遊んでみないか。 仕事も、趣味も、生活でなすことも、さらには人生の運不運もすべて遊び心で生きることがすばらしい、と。(禅、「あたま」の整理/知的生きかた文庫)より
夢中で遊んでいれば、自分が好きになる。
「馬鹿なことをたくさんすること」という言葉を胸に刻みたい。
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小林正観さんの心に響く言葉より…
昔は人生相談をたくさん受けていました。
その中には「毎日がむなしい」という方がいました。
仕事で言うと、「毎日がむなしい」「同じことの繰り返しで楽しくない」「辞めようと思う」との内容が多いのですが、私はそういうとき、この質問をしてきました。
「あなたは自分で自分が好きですか」。
多くの人は、まずびっくりします。
生まれてこのかた、そんな質問を受けたことはないというのです。
そして考えます。
多くの場合、「私は私が嫌いです」との答えです。
「自分で自分を好きになったらどうでしょう」と、話はあらぬ方向へ行きますが、たいていの人は自分の質問を忘れてしまって、こちらの話に熱中します。
「どうしたら自分で自分を好きになるんでしょう」
実はそこにこそ、日常生活のなかのむなしさと縁を切る方法があるのです。
結論的には、馬鹿なことをたくさんすること。
「馬鹿なこと」というのは(金銭的・経済的に)全く、あるいはほとんど、プラスにならないこと、です。
たとえば、会社に三十分早く行く。
そのときに自分のお金でバラを一本買って行って飾る。
人の机でなく、自分の机でいいのです。
自分のために自分のお金で机に花を飾るわけ。
あるいは、廊下に落ちている紙くずを、歩くついでに拾い、近くのくずかごまで持っていって捨てる。
トイレ掃除も有効です。
こういう提案をすると、必ずこういう言葉が帰ってきます。
「花は会社の費用で買うことになっており、私が買って行かなくてもちゃんと飾られてます」。
「廊下やトイレの掃除は掃除のおばさんがやることになっています」。
その答えをしているうちは自分で自分を好きになることはまずないでしょう。
「一銭にもならないことをどれだけできるか、するか」が、自分で自分を好きになるポイント。
馬鹿なこと、 一銭にもならないこと、誰からも評価されないことを一生懸命やってみてください。
そういう馬鹿なことをしている自分が、いつの間にかとてもかわいらしく、いとおしく、思えてきます。
「自分で自分を好き」になってきます。
「馬鹿な奴だ」と思いながら、でも自分の心に温かいものを感じるはず。
「我慢してその会社を、仕事を、続けるべきだ」と言っているのではありません。
ただ、辞める前にまず「自分で自分を好きか」と問いかけてみてください。
「好き」という答えなのにそれでも「仕事」がむなしいのなら、多分「仕事」が肌に合っていないのです。
辞めて別の仕事を探すことを勧めます。
ですが、「自分で自分を嫌い」なら、それは「仕事」の問題ではなく、あなたの生き方の問題です。
「嫌い」な自分をどこに連れていっても、どこに勤めさせても、 どんな職業を選んでも、「むなしい」だけです。
仕事の内容や待遇の問題ではありません。
『人に優しく自分に甘く』知的生き方文庫
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「自分を好きではない人」は、自己否定の人だ。
他人の評価に敏感で、他人と比べて自己肯定感が低い。
ありのままの自分を受け入れることができない。
小林正観さんは、自分を好きになるには「馬鹿なことをたくさんすること」 「一銭にもならないことをすること」だという。
それは、損得を超えた行動をすることであり、他人の評価とは関係なく自分の心が喜ぶことをすることだ。
まさに、遊びがそれだ。
仕事は成果をあげなくてはならないが、遊びには何かのためにという目的がない。
人の評価も関係ない。
ただやることが面白い、楽しいからやるのだ。
藤原東演住職は、それを「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という。
「無門関」の第一則に出てくる言葉だ。
我を忘れて、無心に遊んでみないか。 仕事も、趣味も、生活でなすことも、さらには人生の運不運もすべて遊び心で生きることがすばらしい、と。(禅、「あたま」の整理/知的生きかた文庫)より
夢中で遊んでいれば、自分が好きになる。
「馬鹿なことをたくさんすること」という言葉を胸に刻みたい。
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