人の心に灯をともす 5944 太陽モチベーション
【太陽モチベーション】5944
精神科医、樺沢紫苑氏の心に響く言葉より…
イソップ寓話「北風と太陽」では、北風と太陽が旅人の外套を脱がせようと力比べをします。
北風が力いっぱい吹いて外套を吹き飛ばそうとしますが、 旅人はむしろしっかり押さえてしまいます。
次に、 太陽がポカポカとした日差しで照りつけると、旅人は暑さに耐え切れず自ら外套を脱ぎました。
この話をベースにして、人に何か行動を促すにあたり、強制・恫喝などによって精神的なプレッシャーを与え、不安や恐怖をあおるやり方を「北風モチベーション」、反対に、 楽しい ・ 前向き 自発性といったポジティブな要 素を使って人を動かすことを「太陽モチベーション」と私は呼んでいます。
昭和のスポーツにおけるトレーニングといえば、漫画『巨人の星』に代表されるような根性論が支配していました。
徹底的に厳しい練習を課し、本番で失敗すると監督やコーチから鉄拳制裁を受ける。
そんな「北風モチベーション」を使った指導が主流だったのです。
「失敗すると怒られる。だから頑張ろう」というモチベーションは、短期的 にはある程度の効果を発揮するのですが、本番には非常に弱い。
不安や恐怖はノルアドレナリンを分泌させますが、 これこそが緊張の正体。
ノルアドレナリンが出すぎると過緊張となり、 失敗するリスクを高めるからです。
最近のスポーツ界は、選手の自発性などを大切にして、スポーツそのものを楽しむ、楽しいから頑張れるという「太陽モチベーション」に基づいた指導法が主流になっています。
「太陽モチベーション」で指導を行なうと、脳内ではドーパミンが優位な状態となります。
わかりやすく言えば、 「楽しい」という感情が、不安や緊張を中和するのです。
そして「本番になるほど楽しい!」と感じられれば、ふだん以上の実力が発揮されます。
会社で部下を指導する場面においても、「北風モチベーション」は短期的には効果が出るものの、長期的には「燃え尽き」 の原因となり、むしろ部下のモチベーションを下げてしまいます。
上司やリーダーの方はよく覚えておきましょう。
『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』光文社
https://q.bmd.jp/91/119/5423/__no__
この「太陽モチベーション」は、昨今の新しい学校教育の方法に似ている。
齋藤孝氏はそれをこう述べている。
『学校教育においても、学力指導のポイントが変わってきています。
これまでの学力は、「知識をつけ、それを覚え、その知識に基づいた問題に答えられる」力を重視したものでした。
しかし、「思考力・判断力・表現力」や個々の「学習意欲」を伸ばしていくことを重視する方向へと、シフトしてきたんです。
自分で考えて、自分の意見をちゃんともって人と対話できること。
問題を発見して、自分で探求して、自分で研究してみる姿勢をもつこと。
主体的・対話的で深い学び。
これがキャッチフレーズです。』(本当の「頭のよさ」ってなんだろう?: 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方/誠文堂新光社)より
従来の学校の勉強やテストでは、覚えたことを「正確に再現できる能力」や「記憶力」を問われることがほとんどだった。
だがしかし、今後は、それは、ほとんどスマホでできてしまう。
スマホで、録音したり、録画したり、写真に撮ったりして、それを後から再現すればいいだけだからだ。
おまけに、スマホで検索すればほとんどの情報は瞬時に手に入る。
だからこそ、これから必要とされるのは、「発想力」「問いを立てる力」「創造力」「プレゼン力」「アントレプレナーシップ(起業家精神)力」等々だ。
覚えたことを「正確に再現できる能力」や「記憶力」を問われる従来型の勉強は、強制や恐怖を伴いやすい。
テストをしてその再現力を試し、順位をつける方法だからだ。
まさに、「北風モチベーション」。
「太陽モチベーション」という言葉を胸に刻みたい。
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精神科医、樺沢紫苑氏の心に響く言葉より…
イソップ寓話「北風と太陽」では、北風と太陽が旅人の外套を脱がせようと力比べをします。
北風が力いっぱい吹いて外套を吹き飛ばそうとしますが、 旅人はむしろしっかり押さえてしまいます。
次に、 太陽がポカポカとした日差しで照りつけると、旅人は暑さに耐え切れず自ら外套を脱ぎました。
この話をベースにして、人に何か行動を促すにあたり、強制・恫喝などによって精神的なプレッシャーを与え、不安や恐怖をあおるやり方を「北風モチベーション」、反対に、 楽しい ・ 前向き 自発性といったポジティブな要 素を使って人を動かすことを「太陽モチベーション」と私は呼んでいます。
昭和のスポーツにおけるトレーニングといえば、漫画『巨人の星』に代表されるような根性論が支配していました。
徹底的に厳しい練習を課し、本番で失敗すると監督やコーチから鉄拳制裁を受ける。
そんな「北風モチベーション」を使った指導が主流だったのです。
「失敗すると怒られる。だから頑張ろう」というモチベーションは、短期的 にはある程度の効果を発揮するのですが、本番には非常に弱い。
不安や恐怖はノルアドレナリンを分泌させますが、 これこそが緊張の正体。
ノルアドレナリンが出すぎると過緊張となり、 失敗するリスクを高めるからです。
最近のスポーツ界は、選手の自発性などを大切にして、スポーツそのものを楽しむ、楽しいから頑張れるという「太陽モチベーション」に基づいた指導法が主流になっています。
「太陽モチベーション」で指導を行なうと、脳内ではドーパミンが優位な状態となります。
わかりやすく言えば、 「楽しい」という感情が、不安や緊張を中和するのです。
そして「本番になるほど楽しい!」と感じられれば、ふだん以上の実力が発揮されます。
会社で部下を指導する場面においても、「北風モチベーション」は短期的には効果が出るものの、長期的には「燃え尽き」 の原因となり、むしろ部下のモチベーションを下げてしまいます。
上司やリーダーの方はよく覚えておきましょう。
『精神科医がすすめる これからの生き方図鑑』光文社
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この「太陽モチベーション」は、昨今の新しい学校教育の方法に似ている。
齋藤孝氏はそれをこう述べている。
『学校教育においても、学力指導のポイントが変わってきています。
これまでの学力は、「知識をつけ、それを覚え、その知識に基づいた問題に答えられる」力を重視したものでした。
しかし、「思考力・判断力・表現力」や個々の「学習意欲」を伸ばしていくことを重視する方向へと、シフトしてきたんです。
自分で考えて、自分の意見をちゃんともって人と対話できること。
問題を発見して、自分で探求して、自分で研究してみる姿勢をもつこと。
主体的・対話的で深い学び。
これがキャッチフレーズです。』(本当の「頭のよさ」ってなんだろう?: 勉強と人生に役立つ、一生使える ものの考え方/誠文堂新光社)より
従来の学校の勉強やテストでは、覚えたことを「正確に再現できる能力」や「記憶力」を問われることがほとんどだった。
だがしかし、今後は、それは、ほとんどスマホでできてしまう。
スマホで、録音したり、録画したり、写真に撮ったりして、それを後から再現すればいいだけだからだ。
おまけに、スマホで検索すればほとんどの情報は瞬時に手に入る。
だからこそ、これから必要とされるのは、「発想力」「問いを立てる力」「創造力」「プレゼン力」「アントレプレナーシップ(起業家精神)力」等々だ。
覚えたことを「正確に再現できる能力」や「記憶力」を問われる従来型の勉強は、強制や恐怖を伴いやすい。
テストをしてその再現力を試し、順位をつける方法だからだ。
まさに、「北風モチベーション」。
「太陽モチベーション」という言葉を胸に刻みたい。
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