人の心に灯をともす 6000 ストレスに強い人はストレスがふえる

【ストレスに強い人はストレスがふえる】6000



リチャード・カールソン氏の心に響く言葉より…


私たちの社会は逆行しているのではないか。

私たちは大きなストレスにさらされた人、ストレスの重圧に耐えている人、ものすごいプレッシャーに耐えている人たちをえらいと思いがちだ。

「めちゃくちゃに仕事をしている」とか「ストレスがたまって」とか言う人をえらいと思い、その行動をまねさえする。


私はストレス・コンサルタントをしているので、「ストレスにたいしてとても強いんです」と自慢する声を毎日のように聞く。

このストレスまみれの人たちは私のオフィスに入ってきたとたん、 もっとストレスに強くなるにはどうすればいいのかと聞くのだ。


幸いにも、私たちの情緒の領域には、次のような侵しがたい法則がある。

つまり、現在のストレスのレベルは私たちのストレスの耐性に見合っている、というものだ。


「私はストレスに強い」と言う人たちは、たえず大きなストレスにさらされることになる。

だから、ストレスに強くなることを教えたとすれば、その人のストレスはもっと強くなるのだ。

彼らはストレスの耐性が伸びたぶんだけ、さらに多くの問題と責任を背負っていくことになる。


まず最初にすることは、手遅れになる前に早めに自分のストレスに気づくこと。

頭が先へ先へとはたらきすぎるときは、ちょっと引いて態勢をととのえよう。

スケジュールに追いつかないときは、なにもかもやっつけようとするのではなく、速度を落として優先順位を見直すことだ。

もう手に負えない、こんなに仕事があるのか、と腹がたったら、腕まくりして取りかからずに深呼吸したり、短い散歩に出たりしてリラックスするにかぎる。


ストレスがたまっていることに早く気がつけば、そのストレスは丘を転がる雪玉のようなもので、まだコントロールできる。

雪玉が小さいうちはなんとかなるのだ。

しかし、気づくのが遅くて雪玉が勢いづいて転がり出してしまうと、 もう手がつけられない。


ストレスの耐性を下げると、ストレス自体も減るだけではなく、残ったストレスを解消する独創的なアイデアもわいてくる。


『ちいさいことにくよくよするな!』サンマーク出版
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ちょっとしたスピーチなどで、緊張しないように、緊張しないようにと意識すると、よけいに緊張する、という現象がある。

緊張することを逆に意識してしまうからだ。

眠れないので、眠らなければ、眠らなければと思うと、余計眠れなくなる現象も同じだ。


私たちが「ストレスに強くならなければ」と思うときも、実はこれと同じ構造だ。

ストレス耐性を上げようと意識するほど、ストレスという存在に敏感になり、「もっと強くならねば」「もっと耐えねば」と自分を追い込んでしまう。

結果として、ますます大きなストレスを引き寄せることになる。


だからこそ、必要なのは「ストレスに強くなる」ことではなく、「ストレスをあまり気にしない自分」になること。

「気にしない自分」というのは「気にならない自分」になること。

それは、自分の心を広げること。


つまり、許容量、許容度を上げること。

ニコニコしながら、「世の中には、そういうこともあるよね」と、その現象を、いいか悪いかジャッジするのではなく、ただ淡々と「受け容れる」こと。


そして、目の前に現れる人や、現象はすべて、自分の許容量や寛容度を上げるために存在している、と考えたら、生き方はまた違ったものとなる。

すべては、許容度や寛容度という自分の度量を広げるための試験であり、ゲームや遊びだと思うこと。


我々はこの世に遊びにきた・・・

度量の広い、気にならない人でありたい。






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