人の心に灯をともす 5981 どうでもいい人
【どうでもいい人】5981
曹洞宗徳雄山健功寺住職、枡野俊明氏の心に響く言葉より…
《八風吹不動(はっぷうふけどもどうせず)》
(マウント攻撃はさらりとかわし、毅然と自分の人生に集中)
「マウントをとられる」「マウント合戦」などといった言葉が、いまやすっかり定着しましたね。
友人や知人同士で、仕事の場で、あるいはSNSを通じて・・・マウントをとった、とられたという話は、ごく自然に発生していることと思います。
「マウントをとる」ということは、基本的には「私はあなたより優れている」と誇示する行為です。
さりげなく嫌味や自慢を放り込んでみたり、遠回しに相手を貶めてみたり、その方法は さまざまだと思いますが、マウントをとられた側としては、当然、愉快な気持ちにはならないものでしょう。
つい張り合って、言い返したくなるのも当然だと思います。
けれど、そこで応戦してしまえば、結果的にあなた自身の品位も下げるとともに、その心を摩耗させることになってしまいます。
ですから、まるで足元を見るかのような言動をとられたときも、「その挑発に乗らない」ということが最善の策となります。
もっと言うと、マウントなど超越した、高い次元に行くということです。
「そう、よかったですね」と軽く受け流し、取り合わないようにしましょう。
質の悪い言動をとってくる人については、みだりに相手をしない、その後もそのことに ついて深く考えない。
その姿勢を徹底すれば、精神がかき乱されることも激減していくと思います。
禅に、「八風吹不動(はっぷうふけどもどうぜず)」という言葉があります。
人生においては、さまざまな風が自分に吹いてくるもの。
そういったなかで、どんな風が吹いてきても、平常心を保つことの大切さを表現した言葉です。
吹きつけてくる風にその都度、翻弄され、動揺していては、やがて自分の行き先を見失うこととなってしまいます。
もちろん、もやもやしたり、怒りを覚えたりもするでしょう。
その感情自体は、否定しなくてもよいのです。
ただ、ある程度その感情を味わったら、いつまでも溺れているのではなく、さっと気持ちを切り替えるようにしてみてください。
なぜならばあなたには、無遠慮な相手のことで思い煩うよりも、もっとエネルギーを注ぐべきことがあるからです。
そしてマウントをとってくる人というのは、根本的には自信がなく、劣等感に苛まれているもの。
だから必死で自己アピールをすることで自分を保っているのです。
その心理に気がつき、慈悲の心で見つめることすらできたなら、あなた自身の人としての成熟度も、さらに増していくように思います。
「凜と生きるための禅メンタル」飛鳥新社
https://q.bmd.jp/91/119/6005/__no__
斎藤一人さんは、お弟子さんの枡岡はなゑさんから、すごくいい話を聞いたという。
それは、「普通は『好きな人』と『嫌いな人』がいるよね。でも、私の場合はね、『好きな人』と『どうでもいい人』しかいないんだ」。
「好きな人」と「嫌いな人」ではなく、「どうでもいい人」というジャンル。
「嫌いな人」や「苦手な人」だと思うから、相手の言動にいちいち反応してしまう。
しかし、「どうでもいい人」の言葉なら、何を言われても「どうでもいい」。
汚い言葉や、乱暴な言葉、などの質の悪い言動に対して、いちいち反論したり、言い負かそうとしたら、自分の品位が落ちる。
相手のレベルと同じになってしまうのだ。
つまり、「運」が悪くなる。
「どうでもいい人」からは、何を言われても「どうでもいい」。
「八風吹不動」という言葉を胸に刻みたい。
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《八風吹不動(はっぷうふけどもどうせず)》
(マウント攻撃はさらりとかわし、毅然と自分の人生に集中)
「マウントをとられる」「マウント合戦」などといった言葉が、いまやすっかり定着しましたね。
友人や知人同士で、仕事の場で、あるいはSNSを通じて・・・マウントをとった、とられたという話は、ごく自然に発生していることと思います。
「マウントをとる」ということは、基本的には「私はあなたより優れている」と誇示する行為です。
さりげなく嫌味や自慢を放り込んでみたり、遠回しに相手を貶めてみたり、その方法は さまざまだと思いますが、マウントをとられた側としては、当然、愉快な気持ちにはならないものでしょう。
つい張り合って、言い返したくなるのも当然だと思います。
けれど、そこで応戦してしまえば、結果的にあなた自身の品位も下げるとともに、その心を摩耗させることになってしまいます。
ですから、まるで足元を見るかのような言動をとられたときも、「その挑発に乗らない」ということが最善の策となります。
もっと言うと、マウントなど超越した、高い次元に行くということです。
「そう、よかったですね」と軽く受け流し、取り合わないようにしましょう。
質の悪い言動をとってくる人については、みだりに相手をしない、その後もそのことに ついて深く考えない。
その姿勢を徹底すれば、精神がかき乱されることも激減していくと思います。
禅に、「八風吹不動(はっぷうふけどもどうぜず)」という言葉があります。
人生においては、さまざまな風が自分に吹いてくるもの。
そういったなかで、どんな風が吹いてきても、平常心を保つことの大切さを表現した言葉です。
吹きつけてくる風にその都度、翻弄され、動揺していては、やがて自分の行き先を見失うこととなってしまいます。
もちろん、もやもやしたり、怒りを覚えたりもするでしょう。
その感情自体は、否定しなくてもよいのです。
ただ、ある程度その感情を味わったら、いつまでも溺れているのではなく、さっと気持ちを切り替えるようにしてみてください。
なぜならばあなたには、無遠慮な相手のことで思い煩うよりも、もっとエネルギーを注ぐべきことがあるからです。
そしてマウントをとってくる人というのは、根本的には自信がなく、劣等感に苛まれているもの。
だから必死で自己アピールをすることで自分を保っているのです。
その心理に気がつき、慈悲の心で見つめることすらできたなら、あなた自身の人としての成熟度も、さらに増していくように思います。
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斎藤一人さんは、お弟子さんの枡岡はなゑさんから、すごくいい話を聞いたという。
それは、「普通は『好きな人』と『嫌いな人』がいるよね。でも、私の場合はね、『好きな人』と『どうでもいい人』しかいないんだ」。
「好きな人」と「嫌いな人」ではなく、「どうでもいい人」というジャンル。
「嫌いな人」や「苦手な人」だと思うから、相手の言動にいちいち反応してしまう。
しかし、「どうでもいい人」の言葉なら、何を言われても「どうでもいい」。
汚い言葉や、乱暴な言葉、などの質の悪い言動に対して、いちいち反論したり、言い負かそうとしたら、自分の品位が落ちる。
相手のレベルと同じになってしまうのだ。
つまり、「運」が悪くなる。
「どうでもいい人」からは、何を言われても「どうでもいい」。
「八風吹不動」という言葉を胸に刻みたい。
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