人の心に灯をともす 5647 「了解です」という言葉

【「了解です」という言葉】5647



順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…


私はスポーツドクターとして、多くのトップアスリートと接してきましたが、「この人は成長するな」と思う人は、次の2つのタイプに分かれます。

(1)物事をはっきり口にする人

(2)何も言わずに、じっと耐える人

どちらのタイプにも共通して言えるのは、何かを言われた時、ひと言目に「了解しました」と言うことです。

しかし、そこからの対応は異なります。


(1)のタイプであれば、「そして、この部分についてなんですけど」と、自分の意見を述べます。

自分の意見を口にはしますが、相手を否定するような言い方をするわけではなく、相手に逃げ道も与えるような言い方をします。


(2)のタイプは、ひと言「了解しました」と言った後は、ひたむきに実行します。

教えられたことを素直に受け止めることができるので、着実に成長します。


中途半端は、一番ダメです。

こちらが意見を言った後に、「でも」と最初に言われると、言った側はガクッとなってしまいます。

一気に、進言する気が失せてしまいますし、相手にとっては、成長するヒントを得る機会を逸することになります。


私は、「了解」という言葉は、とてもいい言葉だと思います。

人によっては、目上の人間には使うべきではないという意見もありますが、言葉の意味としては前向きであり、気持ちよく物事を引き受ける代表格の言葉です。

何かを言われたら、まず「了解です」 と答えることが、人間関係をスムーズに運ぶ秘訣だと思います。


『人生で一番役に立つ「言い方」』幻冬舎
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小林氏は、「了解です」という言葉は、迷いを吹っ切るときにも使えるという。

あまり気乗りしないイベントなどに誘われたとき、メールなどで曖昧な返事を書いてしまうことがある。

しかし、曖昧な言い方で結論を先延ばしする時間は、お互いにもったいない。

それなら、短く「了解です。参加します」と書いた方が肚は決まる。


行くメリットが全くないと感じたら、きっぱりと断ることだ。

曖昧に、うじうじしていると、精神状態も悪くなる。


また、相手からしたら、恩着せがましく参加してくれるより、「了解です」と言って、すっきりと参加してくれた人の方が気持ちがいい。

会話が肯定から始まることは、とても大事。

逆に、「でも」と「だって」から会話を始める人がいると、とたんにテンションが下がってしまう。


相手の提案を「了解です」から始める人は、清々(すがすが)しくて、とても魅力的だ。

それが、素直さの魅力。


「了解です」という言葉を多用できる人でありたい。




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