人の心に灯をともす 5772 毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった

【毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった】5772


大塚あみさんの心に響く言葉より…


大学4年生の大塚あみさんは、4月から佐々木先生の授業を取った。

佐々木先生は初めに、こう話した。

「ChatGPTというツールがあるが、これを使って何をしたいか、についてアンケートを出してください。

ただし、ほかの授業では制限されていることもあるので注意してください」


大塚あみさんは最初、ChatGPTに授業の宿題であるアンケートの答えを聞いたが、ありきたりの回答でピンとくるものがなかった。

そして、授業中に、ChatGPTに質問(プロンプト)した。


「簡単なゲーム(数当てゲーム)を作って。環境はColaboratory(Colab)。」

すると、あっという間にコードが表示された。

たった数分でできたことにびっくりし、続いて「オセロ風ゲームをPythonで作って。環境はColaboratory。」

最初は動かなかったけど、ChatGPTに質問を繰り返し、石が動く簡単なゲームができたことに感動する。


佐々木先生は、それを見て「これはすごい。いくつか授業をもってるけど、授業中にゲームを作った学生は初めてみた。」と言ってくれた。

また、「なるほど、ChatGPTと相談しながらプログラムを書いて、さらにエラーが出たときも自分で解決できるのか」

「来月、学会があるんだ。ぜひ君も参加して、このオセロのプログラムを発表してみないか?」と言われた。


夏休みが終わり、10月になったとき、プログラミングを独学で勉強するため、Xで「100日間、毎日『何か』を作り続けるのを発信するってどうだろう」とひらめいた。

単なる勉強じゃなくて、実際にコードを書いて、アプリを作る。

それをXで公開し、進捗を報告する。

なんだか面白そうだ。


そして、10月28日(土)に「100日チャレンジ」を宣言した。

翌年の2月4日(日)にチャレンジを成功させる。

2024年の2月14日にはアスキーのインタビューがあり、それが大評判となり、出版につながる。

また、2月24日にはスペインで開催された学会でも発表する。


友達からはこんな質問があった。

『誰かに手伝ってもらっているの』「いや、全部1人で」

『どうしてそんなにたくさん作れるんだ』「AIと協力してやってるんだよ。毎日10時間くらはプログラミングしてるかな」

『なんでそんなに努力が続くの』「努力って感じじゃないんだよね。ただ企画として楽しくやってるだけだし」

『こんな夜中に酒飲みながらゲームしてるのに、実生活では優等生なんだろうなぁ』「いや、全然そんなことないよ。授業中はずっとスマホゲームしてるし、課題は全然出さない。それにテストはいつもギリギリ合格できるかできなかだから、先生に怒られてばっかりで嫌になっちゃうよ」


また、一般的にはこんな質問もあった。

『今の若者は、なぜ努力をしないのか?』

「努力が時代に合わないんじゃないですか?他人に無理に努力を強制されるのは間違ってるし、そうなったら逃げるべきだと思うんです」

「昔は『努力すれば成功する』っていうい考えが当たり前だったのでしょうけれど、今は違います。無理に辛いことを続けても、成功する保証なんてないんですよ。それなら、自分に興味のあることや楽しいことに時間を使う方が、よほど価値があると思います」

「もちろん、楽しいことばかりじゃないです。何度やり直してもバグが取れなかったり・・・苦しいこと、辛いことはたくさんあります。でも、やることを自分で決められる。だから、多少辛くても続けられるんです」

「しかも、苦しさ以上に面白さ、楽しさを感じます。前から作ってみたかったゲームやツールを完成させると、毎日少しずつだけど確実によい作品ができること、周りから賞賛や激励、学会のオファーがあること。たくさんの刺激を受けながら過ごす毎日が、映画の主人公みたいでとても楽しいです」


『#100日チャレンジ』日経BP
https://q.bmd.jp/91/119/2353/__no__




本の帯にはこんな言葉が並んでいる。

●毎日連続100本アプリを作ったら人生が変わった。

●怠け者で遅刻魔の大学生がChatGPTに出会い、プログラミングに取り組んだら、教授に褒められ、海外論文が認められ、エンジニアとして就職できた。

●「サボる」ために全力を尽くす。

●「他人が求める努力」はしない。

●「やること」は自分が決める。


AI時代の学びについて、最近、これほど感動した本はなかった。

AIやChatGPTに興味がない人にもぜひ読んでもらいたい一冊だ。

特に、若い学生には必読の書。

また、リーダー層にある人たちも若い人たちのこういう考え方を知っておく必要がある。


人は、やらされたり、決めつけられたりすると嫌になる。

自ら決めたことや興味があることには、いつの時代でも、睡眠時間を削ってでも、10時間でも15時間でもやるものだ、ということだ。





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