人の心に灯をともす 5781 損するための智慧
【損するための智慧】5781
ひろさちや氏の心に響く言葉より…
われわれに与えられた役柄は、さほど立派なものではありません。
わたしたちが主役をつとめさせていただくなんてことは、めったにありません。
そりゃあね、凶悪な殺人犯にでもなれば、主役になれるでしょうが、そんな主役はつとめたくありませんね。
まあ、われわれに回ってくる役割は、損な役割ばかりだと思ったほうがいいでしょう。
でもね、わたしたちはこの世に遊びに来たのですよ。
娑婆世界の市民権は持っていますが、われわれの本籍は極楽世界です。
そして、もうすぐ極楽世界に帰ります。
本当に、もうすぐです。
この本の読者のうちで、百年後にこの娑婆世界に残っている観音様は一人もいません。
あなたはあと何年、娑婆で生活しますか?
そうであれば、なにもしんどい主役をつとめる必要はありません。
この娑婆世界を住みよくする仕事などは娑婆世界にしがみついて生きている人たちにまかせて、われわれは高みの見物をきめこみましょう。
端役で結構です。
しんどい主役よりも、端役・ちょい役を楽しみながら演じましょうよ。
では、どうすれば、端役・ちょい役を楽しみながら演じることができるでしょうか?
その秘訣は?と問われるならば、わたしは、言下に、 《阿呆になりなさい》 と答えます。
大阪人は親しみをこめて相手を呼ぶとき“阿保”と言います。
大阪で “馬鹿”と言えば、これは罵りの言葉で、喧嘩になります。
わたしは大阪出身なもので “阿保”と言いますが、妻は東京人で、どうも“阿保”が嫌いなようです。
“馬鹿”と言われたほうがうれしいようです。
まあ、ともかく、ここは大阪弁で行きます。
大阪弁で、 「わて、阿呆だんねん」 と言う、あの阿呆になること。
それが娑婆世界で端役・ちょい役をつとめるときの大事な心構えです。
賢い人の知恵は、損をしたくない、得をしたいという欲望にもとづく知恵です。
片や、阿保の智慧は、「損するための智慧」です。
『阿保の知恵』角川oneテーマ21
https://q.bmd.jp/91/119/2491/__no__
本書に、「損するための智慧(ちえ)」についてこう書いてあった。
『昔、わたしは先輩からこんなふうに教わりました。
たとえばタクシーに乗って、運転手の乱暴な態度に怒りを覚えることがあります。
そういうとき、こちらも相手に対して乱暴な態度に出てはいけないと言うのです。
「ひろさん、そのときは、ちょっと多額のチップをはずんで、“ありがとうございました”と丁寧に挨拶をして降りたほうがよい。
そのほうが、そのあと、こちらの気持ちがすっきりするよ」
なるほど、その通りです。
喧嘩腰な態度に出ると、あとあとこちらの気持ちが乱れます。
しかし、チップを払うと、あとの気持ちが楽になります。
相手の態度が悪いのに、なにもこちらがペコペコする必要はない!
賢い人はそう言われるでしょう。
それは、賢い人には知恵があるからです。
でも、阿保の智慧は、こちらがちょっと損する智慧です。
その智慧によって、こちらも楽になり、ひょっとしたら相手も楽になるかもしれません。』
「知恵」は、世間でいう知恵、世俗の知恵のこと。
この知恵は、損得計算の上に立っている。
物事をうまく処理していける能力のこと。
「智慧」は、俗世間を離れた仏の智慧のこと。
物事の本質を極めようとするのが智慧。
智慧は体験、経験によって得るもので、行動することにより様々な「気づき(智慧)」を生む。
すると、今までと違う角度で物事が見えてくる。
「損するための智慧」を身につけたい。
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ひろさちや氏の心に響く言葉より…
われわれに与えられた役柄は、さほど立派なものではありません。
わたしたちが主役をつとめさせていただくなんてことは、めったにありません。
そりゃあね、凶悪な殺人犯にでもなれば、主役になれるでしょうが、そんな主役はつとめたくありませんね。
まあ、われわれに回ってくる役割は、損な役割ばかりだと思ったほうがいいでしょう。
でもね、わたしたちはこの世に遊びに来たのですよ。
娑婆世界の市民権は持っていますが、われわれの本籍は極楽世界です。
そして、もうすぐ極楽世界に帰ります。
本当に、もうすぐです。
この本の読者のうちで、百年後にこの娑婆世界に残っている観音様は一人もいません。
あなたはあと何年、娑婆で生活しますか?
そうであれば、なにもしんどい主役をつとめる必要はありません。
この娑婆世界を住みよくする仕事などは娑婆世界にしがみついて生きている人たちにまかせて、われわれは高みの見物をきめこみましょう。
端役で結構です。
しんどい主役よりも、端役・ちょい役を楽しみながら演じましょうよ。
では、どうすれば、端役・ちょい役を楽しみながら演じることができるでしょうか?
その秘訣は?と問われるならば、わたしは、言下に、 《阿呆になりなさい》 と答えます。
大阪人は親しみをこめて相手を呼ぶとき“阿保”と言います。
大阪で “馬鹿”と言えば、これは罵りの言葉で、喧嘩になります。
わたしは大阪出身なもので “阿保”と言いますが、妻は東京人で、どうも“阿保”が嫌いなようです。
“馬鹿”と言われたほうがうれしいようです。
まあ、ともかく、ここは大阪弁で行きます。
大阪弁で、 「わて、阿呆だんねん」 と言う、あの阿呆になること。
それが娑婆世界で端役・ちょい役をつとめるときの大事な心構えです。
賢い人の知恵は、損をしたくない、得をしたいという欲望にもとづく知恵です。
片や、阿保の智慧は、「損するための智慧」です。
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本書に、「損するための智慧(ちえ)」についてこう書いてあった。
『昔、わたしは先輩からこんなふうに教わりました。
たとえばタクシーに乗って、運転手の乱暴な態度に怒りを覚えることがあります。
そういうとき、こちらも相手に対して乱暴な態度に出てはいけないと言うのです。
「ひろさん、そのときは、ちょっと多額のチップをはずんで、“ありがとうございました”と丁寧に挨拶をして降りたほうがよい。
そのほうが、そのあと、こちらの気持ちがすっきりするよ」
なるほど、その通りです。
喧嘩腰な態度に出ると、あとあとこちらの気持ちが乱れます。
しかし、チップを払うと、あとの気持ちが楽になります。
相手の態度が悪いのに、なにもこちらがペコペコする必要はない!
賢い人はそう言われるでしょう。
それは、賢い人には知恵があるからです。
でも、阿保の智慧は、こちらがちょっと損する智慧です。
その智慧によって、こちらも楽になり、ひょっとしたら相手も楽になるかもしれません。』
「知恵」は、世間でいう知恵、世俗の知恵のこと。
この知恵は、損得計算の上に立っている。
物事をうまく処理していける能力のこと。
「智慧」は、俗世間を離れた仏の智慧のこと。
物事の本質を極めようとするのが智慧。
智慧は体験、経験によって得るもので、行動することにより様々な「気づき(智慧)」を生む。
すると、今までと違う角度で物事が見えてくる。
「損するための智慧」を身につけたい。
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