人の心に灯をともす 5791 上機嫌は実力を超える

【上機嫌は実力を超える】5791




植西聰(あきら)氏の心に響く言葉より…



スポーツ競技を見ていると、「この選手は、上機嫌でスポーツを楽しんでいるなあ」という印象を持つことがあります。

一方で、選手によっては、「この人は、どうして不機嫌そうな顔をして競技をしているのだろう」と思うこともあります。


不機嫌そうな選手は、きっと、強いプレッシャーを感じているのではないでしょうか。

「勝たなければならない」「いい成績を残さなければならない」といった強いプレッ シャーです。

しかし、あまり強いプレッシャーを感じすぎることは、かえって「実力を発揮できなくなる」ということにつながりやすいともいわれています。


ポジティブ心理学の調査で、次のようなことがわかりました。

大学の競泳の選手たちを調査対象にして、「プレッシャーを感じやすいタイプ」と「楽天的なタイプ」のグループに分けて、競泳の記録がどのように伸びていくかを調べたのです。

その結果、プレッシャーを感じやすいタイプの選手は、競技での記録はあまり伸びていきませんでした。


一方で、「とにかく競技を楽しんでやろう」と楽天的に考えることができる選手は、 競技での記録を大きく伸ばしていった、というのです。

つまり「楽天的でいること」「上機嫌でいること」が、その人の実力を飛躍させる原動力になる、ということなのです。


《「楽天的に楽しむ」という気持ちを持つことで、 実力が伸びていく・・・不機嫌な顔をしている人は、プレッシャーが重荷になっている》


『上機嫌のつくりかた』自由国民社
https://q.bmd.jp/91/119/2659/__no__





カールルイスという陸上競技の選手がいた。

1988年のロサンゼルスオリンピックからソウル、バルセロナ、アトランタと4大会に出場した。

通算で9個の金メダルを獲得した伝説の名選手だ。


彼を指導したコーチがその秘訣をこう明かしたそうだ。

「走り出して50メートルを過ぎたら笑うように」と。


神経をピリピリさせて緊張して、不機嫌になったら、実力は発揮できないからだ。

大事なのは心も体も「ゆるませる」こと。

力を抜いて、リラックスすること。


すると、体の筋肉がしなやかになって、思わぬ実力を発揮できる。

それが、「笑うこと」であり、「上機嫌になること」。

結果として、競技を「楽天的に楽しむ」ことができる。


これは、スポーツの世界だけでなく、仕事も、生活も、生き方すべてにわたって同じことが言える。

「上機嫌は実力を超える」という言葉を胸に刻みたい。




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