人の心に灯をともす 5880 心を豊かにし、人とうまくつきあうには
【心を豊かにし、人とうまくつきあうには】5880
精神科医、ルイス・ターターリャ氏の心に響く言葉より…
アメリカ人は教育に莫大なお金をかけて、子どもたちに「知識」を与えている。
子どもたちは小学校三年生になる頃には、百年前の人たちが一生かかって仕入れるほどの知識を手にすることになる。
しかし、それで心の許容量が広がったかといえば、そんなことはない。
子どもたちは、心を広くするための「知恵」を教えてもらってはいないからだ。
子どもたちが持っているのは「知識」だけである。
人を尊敬したり、愛したりといった知恵ではなく、性教育の知識や、効率よく会話を進める知識だけを得ているのである。
知恵を教えない教育は、心を貧しく偏狭にする。
本当の知恵がなければ、子どもは、 自分とは違う考えや価値観に対して、すぐに心を閉ざしてしまうことになる。
また、知識を持っている人は、選民思想を持っていることが多い。
選民思想とは、自分が特別な種類の人間で、知識を持っていない人間はバカだ、という思い込みのことである。
こうなってしまうと、知識のない人の話には耳も貸さなくなる傲岸(ごうがん)で不遜(ふそん)な人間のでき上がりである。
選民思想は、ごく小さい頃から植えつけられる。
勉強のできる子どもは、できない子どもを平気でいじめる。
いじめられっ子がどれだけ心を痛めているかということより、「自分は優秀なのだから、いじめる権利がある」と信じる心のほうが強いからである。
そう考えなければ、いじめっ子たちがあんなに残酷なことを平気でやってしまうことの説明がつかない。
つまり、知識というのは私たちに全能感を持たせる麻薬的な効果があるわけだ。
心が狭いくせに知識だけは持っている人間。
こういう人間は最悪だ。
周囲の人たちは煙たく感じるのだから、そういう人間にならないように注意しよう。
頭でっかちになって、人の話を聞いていられなくなったら要注意だ。
知識はたしかに人生に必要であるが、それを万能だと思ってはいけない。
心を豊か にし、人とうまくつきあうには、知識よりも知恵のほうが必要だと認識することだ。
そうすれば、「あいつは知識がないから、俺とつきあえるようなレベルじゃないんだよ」といったバカげた考えは抱かなくなる。
『不思議なくらい 心が強くなるヒント』三笠書房
https://q.bmd.jp/91/119/4303/__no__
鍵山秀三郎氏は「大きな努力で小さな成果を(育鵬社)」の中でこう述べている。
『人間の体を自動車になぞらえると、能力というのはボディであり、エンジンです。
しかし、エンジンとボディがあれば車は走るのかというと、そうではなくて、やはりハ ンドルとブレーキが必要です。
制御するものがなければ乗れません。
それは凶器になって しまいます。
性能が高いほど凶器になります。
人間もエンジンとボディのような能力だけ、すなわち知識があるとか権力があるとか財力があるとか、そういう能力だけ高く持ち、一方、自らを制御するハンドルとブレーキに相当する人柄がついていかないと、人間も凶器になります。
今、日本の国は、残念ながら、能力だけ高まって、人間性がついてこない人がどんどん増えてきている。』
現代は、「頭ばかりを磨くことを良し」とする風潮が蔓延(まんえん)している。
いくら性能というスペックを狂ったように磨いたところで、人間性や人格が劣っていたら、人間としては失格だ。
どんなに頭がよかろうが、いい学校を出ていようが、「思いやり」や「感謝」、「おかげさま」、「和顔愛語」などの心がなければ最悪だということだ。
それは、心の豊かさであり、あたたかさ。
心の豊かな人は、心の許容度や寛容度が高い。
頭だけの人間は、許容度が低い。
心を豊かにし、人とうまくつきあうために・・・
人間性を高める人でありたい。
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精神科医、ルイス・ターターリャ氏の心に響く言葉より…
アメリカ人は教育に莫大なお金をかけて、子どもたちに「知識」を与えている。
子どもたちは小学校三年生になる頃には、百年前の人たちが一生かかって仕入れるほどの知識を手にすることになる。
しかし、それで心の許容量が広がったかといえば、そんなことはない。
子どもたちは、心を広くするための「知恵」を教えてもらってはいないからだ。
子どもたちが持っているのは「知識」だけである。
人を尊敬したり、愛したりといった知恵ではなく、性教育の知識や、効率よく会話を進める知識だけを得ているのである。
知恵を教えない教育は、心を貧しく偏狭にする。
本当の知恵がなければ、子どもは、 自分とは違う考えや価値観に対して、すぐに心を閉ざしてしまうことになる。
また、知識を持っている人は、選民思想を持っていることが多い。
選民思想とは、自分が特別な種類の人間で、知識を持っていない人間はバカだ、という思い込みのことである。
こうなってしまうと、知識のない人の話には耳も貸さなくなる傲岸(ごうがん)で不遜(ふそん)な人間のでき上がりである。
選民思想は、ごく小さい頃から植えつけられる。
勉強のできる子どもは、できない子どもを平気でいじめる。
いじめられっ子がどれだけ心を痛めているかということより、「自分は優秀なのだから、いじめる権利がある」と信じる心のほうが強いからである。
そう考えなければ、いじめっ子たちがあんなに残酷なことを平気でやってしまうことの説明がつかない。
つまり、知識というのは私たちに全能感を持たせる麻薬的な効果があるわけだ。
心が狭いくせに知識だけは持っている人間。
こういう人間は最悪だ。
周囲の人たちは煙たく感じるのだから、そういう人間にならないように注意しよう。
頭でっかちになって、人の話を聞いていられなくなったら要注意だ。
知識はたしかに人生に必要であるが、それを万能だと思ってはいけない。
心を豊か にし、人とうまくつきあうには、知識よりも知恵のほうが必要だと認識することだ。
そうすれば、「あいつは知識がないから、俺とつきあえるようなレベルじゃないんだよ」といったバカげた考えは抱かなくなる。
『不思議なくらい 心が強くなるヒント』三笠書房
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鍵山秀三郎氏は「大きな努力で小さな成果を(育鵬社)」の中でこう述べている。
『人間の体を自動車になぞらえると、能力というのはボディであり、エンジンです。
しかし、エンジンとボディがあれば車は走るのかというと、そうではなくて、やはりハ ンドルとブレーキが必要です。
制御するものがなければ乗れません。
それは凶器になって しまいます。
性能が高いほど凶器になります。
人間もエンジンとボディのような能力だけ、すなわち知識があるとか権力があるとか財力があるとか、そういう能力だけ高く持ち、一方、自らを制御するハンドルとブレーキに相当する人柄がついていかないと、人間も凶器になります。
今、日本の国は、残念ながら、能力だけ高まって、人間性がついてこない人がどんどん増えてきている。』
現代は、「頭ばかりを磨くことを良し」とする風潮が蔓延(まんえん)している。
いくら性能というスペックを狂ったように磨いたところで、人間性や人格が劣っていたら、人間としては失格だ。
どんなに頭がよかろうが、いい学校を出ていようが、「思いやり」や「感謝」、「おかげさま」、「和顔愛語」などの心がなければ最悪だということだ。
それは、心の豊かさであり、あたたかさ。
心の豊かな人は、心の許容度や寛容度が高い。
頭だけの人間は、許容度が低い。
心を豊かにし、人とうまくつきあうために・・・
人間性を高める人でありたい。
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