人の心に灯をともす 5917 人間関係の軸は教養
【人間関係の軸は教養】5917
齋藤孝氏の心に響く言葉より…
仕事を中心とする人間関係は、リタイアした瞬間に絶滅の危機に瀕する。
そんなのはわかり切ったことです。
仕事の一線から遠ざかりつつある50代のみなさんは、もう薄々気づいていますよね、「仕事の切れ目が縁の切れ目」になることは。
けれども、いまのうちから学び直しを始めておくと、仕事人生では得られなかった人間関係を、だんだんに広げていくことが可能です。
教養がその人間関係の軸になるのです。
なぜでしょう?
それは、自分がどういう人とつき合いたいかを考えてみると、よくわかります。
人づき 合いというのは結局、会話がメインになりますから、誰もがつき合いたいと思うのは、「話題が豊富で、話がおもしろい人」 「自分と話が合って、会話が盛り上がる人」 ではありませんか?
そういう人なら「また会いたい!」と思います。
場合によっては「次はあれを話そう、 これを話そう。あそこへ行ってみよう。あれを見てみよう」と、次々とアクション・プラ ンが出てきます。
つき合いが長続きしやすいのです。
逆に「しょうもない話ばかりでつまらない」とか、「お互い、いつも同じ話ばかりして、新鮮味がない」「もうネタが尽きて、話すこともないから、会う意味がない」といった感じになると、つき合いは自然消滅の道をたどるしかなくなります。
その意味では、教養は会話のネタになるうえに、深みのある話に発展させていくことを可能にするもの。
広くて深い人づき合いを実現するための強力なツールと言えそうです。
私の教え子のなかに、中学校の教育実習に行って、身をもって「教養の重要性」に気づいたという学生がいます。
「自分の専門教科だけではなく、幅広い分野の教養がないと、児童と満足に会話ができない」と言うのです。
「中学生相手に?」と思うかもしれませんが、中学生はわからないことはわからないと、遠慮なくどんどん質問をぶつけてきます。
その学生は「先生、どんな小説が好き?」と聞かれてしどろもどろになり、「えーっ、小説も読まないのぉ」とからかわれたそうです。
たしかに先生としてはちょっとかっこ悪い・・・。
大人は教養の乏しい人に対して「そんなことも知らないのかよ」とまでは言いませんが、 心のなかでは思わないとも限りません。
人生経験豊富な50代としては、あまりにも無教養だと恥ずかしい思いをするでしょう。
だから、というわけではありませんが、「教養は身を助ける」 と思って、学び直しと向き合うことをおすすめします。
50代は、教養を身につけるときに「幅の広さ」を意識したほうがいい。
ひとつの分野を深掘りして努めていくことも大切ですが、それがシニアに特有の偏狭さ、頑迷さにつながってしまう恐れがあるからです。
話題が限られると、その分だけ人づき合いも狭くならざるを得ません。
幅広い分野の教養があるほうが話題は豊富になるし、ひとつの話題をいろんな方向に広げていくことができます。
おもしろくて、深みのある会話ができるようになるのです。
しっかり学び直しをし、教養をよすがに人との縁を広げていきましょう。
『50代からの「教養」格差』青春出版社
https://q.bmd.jp/91/119/4973/__no__
定年退職した人が、送別会で「近くに来たら、遊びにきてくださいね」と言われて、それを真に受けて、何日か後、元の職場に遊びに行ったという話がある。
当然、元の職場では、「なんで来たんだ」「(お世辞なのに)空気読めないヤツ」「(辞めたのに)まだ上司だと思っているのか」と、みんなに思われる。
まさに、会社の人間関係は、残念ながら、定年退職した途端に終わるということだ。
定年退職後は、職場とは違うコミュニティの新たな人間関係が必要だ。
それは、定年退職してから始めても遅い。
人生の後半に入ったら、すぐに始めることだ。
というより、コミュニティへの参加は早ければ早いほどよい。
コミュニティでは、会社のような上下関係ではない、フラットでゆるい関係が望まれる。
肩書や年齢に関係なく、フレキシブルで多様性に富んだ関係だ。
だからこそ、会社組織にどっぷりつかればつかるほど、縦割りの年功序列的な人間関係から抜け出すのは至難の業(わざ)となる。
結局、会社以外のコミュニティに所属するには、人間関係が大事になる。
人間関係の軸となるのが「教養」。
教養がある人とは、「話題が豊富で、話がおもしろい人」 「自分と話が合って、会話が盛り上がる人」。
「人間関係の軸は教養」という言葉を胸に刻みたい。
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齋藤孝氏の心に響く言葉より…
仕事を中心とする人間関係は、リタイアした瞬間に絶滅の危機に瀕する。
そんなのはわかり切ったことです。
仕事の一線から遠ざかりつつある50代のみなさんは、もう薄々気づいていますよね、「仕事の切れ目が縁の切れ目」になることは。
けれども、いまのうちから学び直しを始めておくと、仕事人生では得られなかった人間関係を、だんだんに広げていくことが可能です。
教養がその人間関係の軸になるのです。
なぜでしょう?
それは、自分がどういう人とつき合いたいかを考えてみると、よくわかります。
人づき 合いというのは結局、会話がメインになりますから、誰もがつき合いたいと思うのは、「話題が豊富で、話がおもしろい人」 「自分と話が合って、会話が盛り上がる人」 ではありませんか?
そういう人なら「また会いたい!」と思います。
場合によっては「次はあれを話そう、 これを話そう。あそこへ行ってみよう。あれを見てみよう」と、次々とアクション・プラ ンが出てきます。
つき合いが長続きしやすいのです。
逆に「しょうもない話ばかりでつまらない」とか、「お互い、いつも同じ話ばかりして、新鮮味がない」「もうネタが尽きて、話すこともないから、会う意味がない」といった感じになると、つき合いは自然消滅の道をたどるしかなくなります。
その意味では、教養は会話のネタになるうえに、深みのある話に発展させていくことを可能にするもの。
広くて深い人づき合いを実現するための強力なツールと言えそうです。
私の教え子のなかに、中学校の教育実習に行って、身をもって「教養の重要性」に気づいたという学生がいます。
「自分の専門教科だけではなく、幅広い分野の教養がないと、児童と満足に会話ができない」と言うのです。
「中学生相手に?」と思うかもしれませんが、中学生はわからないことはわからないと、遠慮なくどんどん質問をぶつけてきます。
その学生は「先生、どんな小説が好き?」と聞かれてしどろもどろになり、「えーっ、小説も読まないのぉ」とからかわれたそうです。
たしかに先生としてはちょっとかっこ悪い・・・。
大人は教養の乏しい人に対して「そんなことも知らないのかよ」とまでは言いませんが、 心のなかでは思わないとも限りません。
人生経験豊富な50代としては、あまりにも無教養だと恥ずかしい思いをするでしょう。
だから、というわけではありませんが、「教養は身を助ける」 と思って、学び直しと向き合うことをおすすめします。
50代は、教養を身につけるときに「幅の広さ」を意識したほうがいい。
ひとつの分野を深掘りして努めていくことも大切ですが、それがシニアに特有の偏狭さ、頑迷さにつながってしまう恐れがあるからです。
話題が限られると、その分だけ人づき合いも狭くならざるを得ません。
幅広い分野の教養があるほうが話題は豊富になるし、ひとつの話題をいろんな方向に広げていくことができます。
おもしろくて、深みのある会話ができるようになるのです。
しっかり学び直しをし、教養をよすがに人との縁を広げていきましょう。
『50代からの「教養」格差』青春出版社
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定年退職した人が、送別会で「近くに来たら、遊びにきてくださいね」と言われて、それを真に受けて、何日か後、元の職場に遊びに行ったという話がある。
当然、元の職場では、「なんで来たんだ」「(お世辞なのに)空気読めないヤツ」「(辞めたのに)まだ上司だと思っているのか」と、みんなに思われる。
まさに、会社の人間関係は、残念ながら、定年退職した途端に終わるということだ。
定年退職後は、職場とは違うコミュニティの新たな人間関係が必要だ。
それは、定年退職してから始めても遅い。
人生の後半に入ったら、すぐに始めることだ。
というより、コミュニティへの参加は早ければ早いほどよい。
コミュニティでは、会社のような上下関係ではない、フラットでゆるい関係が望まれる。
肩書や年齢に関係なく、フレキシブルで多様性に富んだ関係だ。
だからこそ、会社組織にどっぷりつかればつかるほど、縦割りの年功序列的な人間関係から抜け出すのは至難の業(わざ)となる。
結局、会社以外のコミュニティに所属するには、人間関係が大事になる。
人間関係の軸となるのが「教養」。
教養がある人とは、「話題が豊富で、話がおもしろい人」 「自分と話が合って、会話が盛り上がる人」。
「人間関係の軸は教養」という言葉を胸に刻みたい。
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