人の心に灯をともす 5936 いかに自分が喜ばれる存在になるか

【いかに自分が喜ばれる存在になるか】5936



小林正観さんの心に響く言葉より…


商売で大切なのは、「ひとり勝ち」の発想だと思います。

「勝ち」といっても、「誰かと競って勝つ」ということではなくて、その仕事をおもしろがって、喜んで、「楽しくてしかたがないからやっている」という「私」をつくり上げることです。


たとえば、ある人が旅館を経営していたとします。

その宿がとてもはやっていたら、その宿に物品を納入する業者も潤います。

自分の宿に人が来るようになったとき、自分のところにお金を貯め込むのではなくて、儲かったお金を「まわりの人にも還元していく」ような生き方が「ひとり勝ち」の思想です。


「景気が悪い」「不況だ」「社会全体が落ち込んでいる」と愚痴や泣き言を言う暇があったら、「いかに自分が喜ばれる存在になるか」を考えるほうがいいと思います。

「どうしたら売上が上がるか」「どうしたらお客様の数が増えるか」を考えるのはやめて、「どうしたら喜んでもらえるか」、それだけを考えるのです。

「地域全体がどうなるか」という話ではありません。

大切なのは、「『私』がどれだけ喜んでもらえるか」です。



ひとり勝ちしている自分ではないのに、まわりを活性化しようと思うのは、ちょっと無理な気がします。

それぞれが自分勝手に、自分で「ひとり勝ち」をはじめたら、その地域はあっという間に活性化することでしょう。


「『私』が喜ばれるには、どうしたらいいか」を考えていくと、どんな商売でも、世の中が不景気であっても、関係ないようです。

地域経済の地盤沈下も関係ありません。

すべて「私」の問題です。


ある喫茶店の経営者が、講演会のあとに私のところへ来て、このように言いました。「小林さんの言うように、喜ばれるようにやってきたのですが、それでも売上が上がりません。どうしてでしょうか」

私の答えは、とても簡単です。

「それは、喜ばれていないのでしょう」

「喜ばれている」と本人が勘違いしているだけであり、本当に喜ばれていたら、売上はついてくるはずなのです。


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この世で、「喜ばれる存在」の反対は「喜ばれない存在」。

すなわち、きらわれたり、いやがられたり、する存在。


「喜ばれる人」は、笑顔で、いつも「機嫌よく」、「幸せ」、「うれしい」、「楽しい」、「ツイている」、「ありがとう」と言っている人。

その反対に、喜ばれない人は、いつも暗くて、「不機嫌」で、「不平不満」、「愚痴」、「泣き言」、「悪口」、「文句」を言っている人。


喜ばれる人にはいつも感謝があるが、喜ばれない人には感謝がない。

「喜ばれる人」のそばには、この人ともっと長く一緒にいたいと、多くの人が集まってくる。

それが、魅力ある人。

それは、商売でも同じだ。


また、「ひとり勝ち」とは、みんなが一斉に勝とうということではない。

〇〇商店街が全部よくなろう、商店街の活性化しよう、ということではなく、その商店街に魅力あるお店、喜ばれるお店がひとつずつ、ポツポツとできること。

そのポツポツとできたお店が点となり、その点と点がつながれば、面となり、あたり一帯がよくなる。


私たちがこの世に生まれてきた目的は、「喜ばれる存在になること」。

「いかに自分が喜ばれる存在になるか」という言葉を胸に刻みたい。





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