人の心に灯をともす 5970 まず足元を見る

【まず足元を見る】5970



精神科医、野村総一郎氏の心に響く言葉より…


《遠くに行けば行くほど 見識が広がるとは限らない。 まず足元を見る必要がある。 世界に目を向けるのもけっこうだが、 「自分」について考えることは もっと大切だ。》 (老子)

(その出ずることいよいよ 遠ければ、 その知ることいよいよ少なし。)



グローバル化が進む現代にあって、そもそも「グローバル人材」とはどういう人のことなのか。

そんなことをも考えさせられる言葉ではないでしょうか。

英語が堪能で、ニューヨークやロンドンでの在住経験があるとか、仕事でドバイやシンガポールをしょっちゅう訪れている人。

そんな人がいわゆる「グローバル人材」のイメージとして、思い浮かべやすい かもしれません。


しかし、それだけがほんとうに「グローバル」なのでしょうか。

世界のことをよく知っていて「日本に向けて、世界のことを語る人」よりも、 日本のことをよく知っていて「世界に向けて、日本のことを語れる人」のほうが、 よりグローバルだという考え方もあります。

自分の住んでいる地域の風習や文化に精通して、そんなローカルなカルチャーを日本に来た観光客に伝えられるとしたら、それはとてもグローバルだと言えるのではないでしょうか。


『人生に、上下も勝ち負けもありません』文響社
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野村総一郎氏のこんな言葉がある。


《足の裏の思考》

ロンドン?

ニューヨーク?

へええ。

ずいぶん狭い価値観のグローバルだね。

僕が踏みしめている 「この場所」だって 地球なんだよ。


『友人たちが 「世界で活躍している」と聞くと、 「自分は活動している範囲が狭い」とやるせない気持ちになる。

そんな話を耳にすることがあります。

近年は、どうしたってグローバル化の波が押し寄せていますから、「仕事でシンガポールから帰ってきたばかりなのに、 すぐにロンドンに飛ばなければならない」なんて話をしている人もよく見かけます。

世界を股にかけて活躍する人たちはもちろんすばらしいのですが、それと自分を比較して「自分は狭い世界の住人だ・・・」 「世界を知らない・・・」 と情けなく思うのはちょっと違うように私は感じます。

そんなときは「足の裏」のことを考えてみてください。』



行徳哲男師の言葉がある。(いまこそ、感性は力)より

『カントは死ぬまで我が街から一歩も出でず。

キリストの布教はわずか5マイル四方。

しかし二人は人類を永遠に照らす深い真実を遺した。』


広さではなく、深さが真実や真理を伝える。

我々は往々にして、広さという、「華やかさ」や「派手さ」、「目立つこと」を求めてしまう。


広さではなく、まず足元を見る人。

それが、「深い」人。





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