人の心に灯をともす 6018 人生はまだ捨てたもんじゃない

【人生はまだ捨てたもんじゃない】6018



清田予紀(きよたよき)氏の心に響く言葉より…


『スマイル』という歌をご存じでしょうか。

元は、喜劇王チャップリンの映画『モダン・タイムス』(1936年)の挿入歌としてチャップリン自身が作曲したもの。

そのメロディに後に歌詞がつけられて、ナット・キング・コールやマイケル・ジャクソンが歌って大ヒットした曲です。


どんなに心が痛んでも、どんなに苦しくてもほほえもう。

ほほえめば、きっとこの人生が捨てたもんじゃないとわかるから・・・。

そんな励ましのメッセージが心に残る名曲ですが、それは心理学的に見ても正しいようです。


アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズとデンマークの心理学者カール・ランゲは、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるのだ」という心理学の歴史に残る名言を残しましたが、それは笑いにも当てはまります。

つまり、人は楽しいから笑うのだけれど、笑っていればなぜか楽しくなってくるものだということ。

笑っているうちに自然と楽しくなってくるということです。


あなたも、愛想笑いをしているうちにふしぎと楽しくなった経験はありませんか?

笑うメリットは、自分が楽しくなるだけではありません。

笑顔は相手に安心感を与えます。


また、笑顔の人は、その印象が強く記憶に残りやすいので、相手に名前まで覚えてもらいやすいというメリットがあります。

笑顔であるだけでコミュニケーション力が断然上がってしまうのです。

心理学ではそれを『笑顔の優位性』と呼んでいます。


実際、好感度の高いタレントや優秀なビジネスマンには、表情が豊かで素敵な笑顔の人が多いもの。

彼らの高収入の裏には“笑顔”があるのです。

まさに“笑う門には福来る”。

さあ、もっと笑顔に磨きをかけましょう。



『人間心理のふしぎがわかる本』三笠書房
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《スマイル》


『笑顔でいよう、心が痛くても

笑顔でいよう、心が折れそうなときも

空が曇りだって

なんとかなるさ


怖くて悲しくても 笑顔なら

笑顔でいるなら きっと明日は

太陽が昇り

君のために 輝くよ


さあ今だよ

笑顔でいるのは 

泣いたって仕方がない

きっと分かるよ

人生はまだ捨てたもんじゃないってことが

もし笑顔でいればね』


Smile, though your heart is aching

Smile, even though it's breaking

When there are clouds in the sky

You'll get by


ナット・キング・コールやマイケルジャクソンだけでなく、エリック・クラプトン、スティービー・ワンダー、ロッド・スチュワートなど多くのアーティストがカバーしている。


そして、まさにこの歌「スマイル」はチャップリンの半生を彷彿とさせるものだ。

貧しい幼少期、父親はアルコール依存症で、母は精神を病み働けなくなった。

わずか7歳で孤児院に入れられたという。

学校へもほとんど通えず、字の読み書きさえ不十分だった。

やがて成功して、「喜劇王」と呼ばれるようになるが、第二次大戦中はヒットラーを痛烈に風刺した映画「独裁者」をつくり、大絶賛されたが、同時に多くの敵もつくった。


まさに、チャップリンにとって、「スマイル」は逆境を生き抜くための大きな武器だった。

「どんな時でも、笑顔を忘れなければ、希望の光は必ず挿し込んでくる」

そんなメッセージが込められた、心に響く素敵な歌「スマイル」。


「人生はまだ捨てたもんじゃない」という言葉を胸に刻みたい。




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