人の心に灯をともす 5339 モノではなく、経験を買おう

【モノではなく、経験を買おう】5339



ナイジェル・カンバーランド氏の心に響く言葉より…


「モノではなく、経験を買おう。経験に金を使えば、もっと幸せになれる。モノは壊れ、すぐに陳腐化す るが、経験の記憶は思い出す度に良くなっていく」(ジーン・チャッツキー /マネーの専門家)


「楽しい休暇旅行を過ごしたこと」と「大切なモノを買ったこと」。

あなたは、どちらをよく覚えているでしょうか?

おそらく、旅の思い出のほうが印象が強いはずです。


コーネル大学心理学教授のトーマス・ギルオービックによれば、旅行などの経験にお金を費やす「コト消費」は、物質的なモノにお金を費やす「モノ消費」よりも永続的な幸福感と充実感をもたらします。

旅行、芸術鑑賞、習い事などの経験は、人生への満足感を高め、私たちを幸せな気持ちにします。

意外にも、失敗した経験でさえも、私たちに前向きな記憶や感情を与えてくれます。

海外旅行で訪れたギリシャで荷物をなくした、フランスでトラブルに見舞われたといった出来事や、アメリカのブロードウェイで鑑賞したミュージカルが面白くなくてがっかりしたという経験も、時の経過とともに良き思い出となり、私たちの心に永遠に生き続けます。


一方、モノを買うことは、一時的には私たちを幸せにしてくれます。

しかし、「外れ」 のモノを買っても、それは通常、時の経過と共に良き思い出になったりはしません。

さらに、モノはすぐに時代遅れになります。

数カ月もすればすぐに高性能の新製品が登場してしまうからです。


私は最近、「コト消費」の価値を見事に表した言葉を目にしました。

それは、「自分の人生を変えるような旅にお金を使ったことを後悔している人は、この世の中に一人もいない」 です。


《成功する人は「コト消費」の価値を知り、成功しない人はモノにばかり金を使おうとする》


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ナイジェル・カンバーランド氏は「経験は二つに大別できる」、という。


『1つは【参加型】 ボランティア活動、スポーツ、芸術活動、旅行、習い事など。


2つは【鑑賞型】 映画館や美術館に行く、建築物を観賞する、など。


この二つを自分なりにうまくミックスさせて楽しみましょう。

お金を理由に躊躇すべきではありません。

無料で鑑賞できる美術館や展示会など、工夫次第でコストをかけずに経験できることはたくさんあります。


そして、大事なことは、経験を楽しんでいるときは、写真を撮りすぎないこと。

何かを経験するときは、ずっとカメラのレンズを覗いてばかり、といったことにならないよう に気をつけましょう。

ギリシャ旅行をしてアクロポリスの丘の上に座っているときは、その瞬間そのものを味わいましょう。

カメラを通してではなく、光景を目に焼き付けましょう。

写真は後でそのときのことを思い出すのには役立ちますし、誰かと共有することもできます。

しかし、一番記憶に残るのは、その瞬間を全身で体験することです。

何枚か写真を撮ったら、後はカメラをしまいましょう。』



おいしい料理を食べているとき、SNSにあげるために、話そっちのけで写真ばかり撮っている人がいる。

逆に、「昨日は、楽しすぎて写真撮り忘れました」とSNSにアップしている人がいるが、それこそが本当の姿だ。

後々まで記憶にのこる旅やイベントはまさに、「楽しすぎたとき」。


モノではなく、経験を買うことができる人でありたい。





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