人の心に灯をともす 5632 人口減少する日本の活路
【人口減少する日本の活路】5632
河合雅司(まさし)氏の心に響く言葉より…
「直近5年間の出生数は毎年4.54%ずつ減少」。
このペースで減り続ければ、日本人人口は50年で半減、100年後に8割減となってしまう。
もはや少子化を止めることはできず、日本社会の激変は避けられない。
「不都合な現実」に対し、われわれはどうすべきか。
答えは、人口減少を前提とした社会への作り替えだ。
人口減少の影響は、すでにわれわれの身の回りで「小さな変化」として現れ始めている。
この予兆やシグナルを見逃してはならない。
最近、多くの人が人口減少の影響として認識するようになったのが人手不足であろう。
それ以外にも、至るところで支障が出始めている。
それは、たとえば・・・
■「線路」を残して「住民」が消える。
過疎化が進む地方では、ローカル線の利用者が減って赤字が深刻化している。
鉄道各社の経営努力も限界にきている。
それは路線バスでも同じことが言える。
■郵便事業の苦境。
「郵便離れ」が進む中、封書やはがき代が2024年10月から3割を超す値上げとなる。
はがきは63円から85円へ値上げだ。
しかし、値上げしても赤字は拡大する。
なぜなら、インターネットやSNSの普及で郵便はますます落ち込み、それに人口減少が拍車をかける。
問題を難しくしているのは、公益性が高い郵便事業は、ユニバーサルサービス(全国均一で安定的に利用できるサービス)が法律で義務付けられていることだ。
日本郵政には、採算性が見込めない過疎地であっても均一のサービスを提供することが求められている。
■水道料金も平均5割アップへ。
全国で水道料金の大幅値上げが目立つようになった。
施設が老朽化し更新費用がかさむからだ。
地方で住居が点在する過疎地域では水道菅の距離は長くなり、それを維持管理することが困難になってきている。
■出生数減少の影響が最も早く表れるのが学校。
18歳人口が減少して志願者数は10万8659人も減っているのに、学部新設などによって入学定員はむしろ4696人増えている。
定員割れする小規模大学が増えるのはあたりまえだ。
15歳人口は15年後に3割減となる。
公立高校の統廃合はあたりまえとなり、小中学校の統廃合も進む。
ますます、小中学生の通学距離が長くなるということだ。
■キャリア官僚離れ。
国家の土台部分が崩れ始めていると予兆させるのが、国家公務員人気の陰りだ。
東大生のキャリア官僚離れが進んでいる。
それは、長時間労働の状態化が主因だと言われている。
国会議員からの事前の質問通告が遅く、国会答弁作成終了時間が夜中に及ぶといった官僚の過酷な働きぶりが敬遠されているのだ。
同じ激務ならより多く報酬が得られる外資系企業に勤めたほうがよい、と考える学生が少なくない。
また、天下り規制が強化され、「官僚時代は安月給でも退職後に天下りルートに乗って多額の報酬を得られるので、生涯収入は多い」と言えなくなったことも理由の一つだ。
『縮んで勝つ 人口減少日本の活路』小学館新書
https://q.bmd.jp/91/119/103/__no__
河合氏は「人口減少を逆手に取る」方法があるという。
『「戦略的に縮む」という成長戦略を成功に導くには、2つの大変革に挑(いど)まなければならない。
1つはビジネスモデルの転換。
もう1つは国土形成(街づくり)の在り方の見直し。
1つめのビジネスモデルの転換とは、「人口の増加」を目指すのではなく、「イノベーション」を起こすこと。
人口の増加は、量的成長であり、イノベーションは質的成長のことだ。
それは、労働集約型のビジネスモデルを改め、少ない人数で売上高を伸ばし利益を上げていくというモデルへの転換だ。』
『2つ目の国土形成(街づくり)については、移住エリアを縮めること。
エリアごとに人口を寄せ集めて、最低限、スーパーやコンビニなどが成立するように人口の集約をすること。』
ビジネスモデルの転換にはイノベーションが必要だ。
従来通りのやり方では、劇的な変革はできない。
「人口減少する日本の活路」
日本は、今後ますます人口減少が加速するという前提に立ち・・・
自らのビジネスモデルを転換できる人でありたい。
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河合雅司(まさし)氏の心に響く言葉より…
「直近5年間の出生数は毎年4.54%ずつ減少」。
このペースで減り続ければ、日本人人口は50年で半減、100年後に8割減となってしまう。
もはや少子化を止めることはできず、日本社会の激変は避けられない。
「不都合な現実」に対し、われわれはどうすべきか。
答えは、人口減少を前提とした社会への作り替えだ。
人口減少の影響は、すでにわれわれの身の回りで「小さな変化」として現れ始めている。
この予兆やシグナルを見逃してはならない。
最近、多くの人が人口減少の影響として認識するようになったのが人手不足であろう。
それ以外にも、至るところで支障が出始めている。
それは、たとえば・・・
■「線路」を残して「住民」が消える。
過疎化が進む地方では、ローカル線の利用者が減って赤字が深刻化している。
鉄道各社の経営努力も限界にきている。
それは路線バスでも同じことが言える。
■郵便事業の苦境。
「郵便離れ」が進む中、封書やはがき代が2024年10月から3割を超す値上げとなる。
はがきは63円から85円へ値上げだ。
しかし、値上げしても赤字は拡大する。
なぜなら、インターネットやSNSの普及で郵便はますます落ち込み、それに人口減少が拍車をかける。
問題を難しくしているのは、公益性が高い郵便事業は、ユニバーサルサービス(全国均一で安定的に利用できるサービス)が法律で義務付けられていることだ。
日本郵政には、採算性が見込めない過疎地であっても均一のサービスを提供することが求められている。
■水道料金も平均5割アップへ。
全国で水道料金の大幅値上げが目立つようになった。
施設が老朽化し更新費用がかさむからだ。
地方で住居が点在する過疎地域では水道菅の距離は長くなり、それを維持管理することが困難になってきている。
■出生数減少の影響が最も早く表れるのが学校。
18歳人口が減少して志願者数は10万8659人も減っているのに、学部新設などによって入学定員はむしろ4696人増えている。
定員割れする小規模大学が増えるのはあたりまえだ。
15歳人口は15年後に3割減となる。
公立高校の統廃合はあたりまえとなり、小中学校の統廃合も進む。
ますます、小中学生の通学距離が長くなるということだ。
■キャリア官僚離れ。
国家の土台部分が崩れ始めていると予兆させるのが、国家公務員人気の陰りだ。
東大生のキャリア官僚離れが進んでいる。
それは、長時間労働の状態化が主因だと言われている。
国会議員からの事前の質問通告が遅く、国会答弁作成終了時間が夜中に及ぶといった官僚の過酷な働きぶりが敬遠されているのだ。
同じ激務ならより多く報酬が得られる外資系企業に勤めたほうがよい、と考える学生が少なくない。
また、天下り規制が強化され、「官僚時代は安月給でも退職後に天下りルートに乗って多額の報酬を得られるので、生涯収入は多い」と言えなくなったことも理由の一つだ。
『縮んで勝つ 人口減少日本の活路』小学館新書
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河合氏は「人口減少を逆手に取る」方法があるという。
『「戦略的に縮む」という成長戦略を成功に導くには、2つの大変革に挑(いど)まなければならない。
1つはビジネスモデルの転換。
もう1つは国土形成(街づくり)の在り方の見直し。
1つめのビジネスモデルの転換とは、「人口の増加」を目指すのではなく、「イノベーション」を起こすこと。
人口の増加は、量的成長であり、イノベーションは質的成長のことだ。
それは、労働集約型のビジネスモデルを改め、少ない人数で売上高を伸ばし利益を上げていくというモデルへの転換だ。』
『2つ目の国土形成(街づくり)については、移住エリアを縮めること。
エリアごとに人口を寄せ集めて、最低限、スーパーやコンビニなどが成立するように人口の集約をすること。』
ビジネスモデルの転換にはイノベーションが必要だ。
従来通りのやり方では、劇的な変革はできない。
「人口減少する日本の活路」
日本は、今後ますます人口減少が加速するという前提に立ち・・・
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