人の心に灯をともす 5617 ゴールでなく、スタートを目指す

【ゴールでなく、スタートを目指す】5617



順天堂大学医学部教授、小林弘幸氏の心に響く言葉より…


私は写真など 「思い出の品」はできる限り処分するようにしています。

「ゴールでなく、スタートを目指して生きる」と、過去に囚われるより、 常に「次のスタート地点」を目指そうとしているからです。

もちろん「写真」というのは「思い出の品」の代表例として述べているだけですが、その他さまざまな思い出の品を過剰に大事にしていると、それだけ過去に囚われます。


「写真はすべてを捨てたほうがいい」とまではいいませんが、半分でもいいので 一度思い切って処分してみることをおすすめします。

物理的にものを捨てると、確実に気持ちはスッキリします。

物理的にも、精神的にも軽くなってみる。

その瞬間、自律神経は整っているものです。


人は死んだら何も残りません。

私は医師として人が亡くなる場面に何度となく遭遇してきました。

しかしそれ以上に心に残る体験として、私は高校生の頃、母を亡くしています。


当時、母は46歳。

亡くなった母は位牌だけになり、ほかに何も残りませんでした。

でも、それでいいのだと思っています。


人によっては「冷たい」と感じるかもしれませんが、人は皆、何も持たずに畳一畳で死んでいきます。

そのゴールは決まっています。

だからこそ、私たちはそんなゴールに向かって生きるのではなく、常にスタートを目指していく。

そんな意識が大事なのです。


あと10年しか生きられないと知ったのならば、そこからスタート。

それが2年でも、 3ヵ月でも同じです。

今からスタートを切ります。


これまで生きてきた過去に囚われ、過去を見つめて生きるのではなく、次のスタートを見つめて生きる。

その方法のひとつとして「物理的な過去」はできるだけ処分し、 身軽になっておく。

大事な心がけだと私は考えます。


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「人生は今日が始まり 昨日まではリハーサル 今日から本番」(田中真澄)

学びも、仕事も、はじめるのに遅すぎることはない。

なぜなら、気づいたときが、スタートのときだから。


そして常に、人生は、「今、ここ」だけしかない。

だからこそ、過去に囚われるのではなく、今を考える。


「今日は私のいちばん若い日」という言葉がある。

ゴールでなく、スタートを目指して生きていきたい。





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