人の心に灯をともす 5620 縁に気づく

【縁に気づく】5620



弁護士、高井伸夫氏の心に響く言葉より…


「あなたが今いちばん親しくしている方やお世話になっている方(たとえばAさん) とは、どういうご縁で知り合いましたか」 「もし誰か(Bさん)のご紹介だったとしたら、では、そのBさんとは、そもそもど ういうご縁でつながりましたか」

このようにCさん、Dさん......と縁を辿(たど)っていくと、時間や場所が少しズレていただけでも、Aさんにはお会いしていなかった可能性もあります。

それを思うと、縁ほど不思議で、ありがたいものはありません。


ここで忘れてならないことがあります。


おそらくAさんに対しては、誰もが大切にされていると思います。

しかし、縁をつ ないでくれたBさんに感謝していることを、まわりの人にも話していますか。

このようなことに意識を持って気を使っているあなたに、聞いた人は「律儀な人だなぁ」と感じる。

新たな縁が生まれる下地をつくっているとも言えます。


また、「せっかく知り合った今日のご縁を、誰に紹介するのがいちばんいいか」な どと意識してみることも大切です。

つまり、この意識が「相手が喜ぶことは何か」を考える習慣をつくることになります。



「小才は縁に出合って縁に気づかず、中才は縁に気づいて縁を活かさず、大才は袖振り合う縁をも活かす」

これは、徳川将軍家の剣術指南役に留まらず、幕閣(ばっかく)として大きな影響力を持っていた柳生家の家訓といわれているそうです。

才能豊かな人は、わずかな触れ合いでも縁に気づき、その縁を活かして、さらに豊かな人生を歩むことができる、という意味です。


身近に生じた縁がどこでどうつながって、どんな人生を描いていくかわからないだけに、どんな縁も軽視するわけにはいかないのです。



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「縁尋機妙(えんじんきみょう)多逢聖因(たほうしょういん)」(宝苑珠林より)

という、安岡正篤師が紹介した言葉がある。



「縁尋機妙」とは、良い縁は次から次へと良い縁を結んでくれる。

縁とは誠に不思議なもの、計らざるものだ。


「多逢聖因」とは、結果には必ず原因がある。

いい人との出逢い、いい書物との出会い、いい師との出会い、気のいい場所との出会い…

それら全てが良い結果を創り出す。


初めて会ったのに、なぜか昔から知っているような不思議な感じがする出会いもある。

まさに、「縁尋機妙」だ。


悪い人と会っていれば、悪い人たちとの縁ができてしまう。

いい人と会っていれば、いい人たちと縁が結ばれる。


「縁」に大きいも、小さいもない。

後から考えると、ほんの小さなできごとが、自分の仕事や結婚を決めるための大きなきっかけだった、などということがある。

だから、目の前に起こるすべてのことは、重要なご縁とつながっているということ。


今、目の前の人を大事にすること…

大事なご縁に気づくことのできる人でありたい。






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