人の心に灯をともす 5586 気が陽であれば

【気が陽であれば】5586



無能唱元師の心に響く言葉より…


私は、心の健康のためと称して、「病人は、まず自分の病気の話はしないように」と説法会で、よく言います。

そのためには、まず第一に、「病名を口にしないことだ」とも言います。


自分の病気を話題にしていると、その話が自分の耳に入り、新しいイメージとなって、アラヤ識に入ってしまうからなのです。

すると、その因は、再び増長された病気の果として現われる。

これでは、病気の因果を断ち切ることが難しくなるわけです。


ただ、この病気の話も、話し手の気分が「陽」であった場合には許されることもあることを、あるとき、私は発見したのです。

私が、とても奇妙に思うのは、何かの手術を終えたばかりの人の中には、その手術の話をしたがる人が多いことです。

中には、自分の手術の傷跡を見せる人もいました。


それぞれの人はどこか誇らしげだったのを、私は思い出します。

これは、言い換えれば、このとき、彼らは「いい気分」だったのです。


傷跡に限らず、人は自分の病気のことを話すとき、よく観察して見ると、嬉しそうにしていることがあります。

こんなとき、この病人の気分は「陽」なのだ、と私は当人が病気のことでも話したきゃ、話してもいいんじゃないかと思います。

なにしろ、昔の言葉には、「言わざれば、腹ふくるる思いこそすれ」とありますからね。



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病気の話だけでなく、自分の「失敗談」や「ドジ話」などを、嬉しそうに笑いをまじえて話をする人がいる。

自分の失敗をオープンにして、ネタにできる人だ。

そんな人は、明るくて、笑いが絶えないから、まわりに人が集まってくる。

「陽」の人だ。


反対に、失敗を苦にして暗くなったり、隠してしまう人もいる。

いつも、苦虫をかみつぶしたように不機嫌で、どんよりと暗い人だ。

そんな人からは、人はさーっといなくなる。

「陰」の人だ。


ただし、自分の「倒産」や「病気」を講演などのテーマとして、金を稼いでいる人は少し違う。

何度も何度も、つらかったことや嫌なことを思い出し、繰り返し話さなければいけないからだ。

「陰」が強化され、体にしみついてしまう。


気を陽に保ち…

毎日を陽気に暮らしたい。





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