人の心に灯をともす 5685 運とは人望

【運とは人望】5685



本田健氏の心に響く言葉より…


運というと、不確定なものだと感じるでしょうが、シンプルに言葉で表すと、こうなります。

運=人望


人気は激しく上がり下がりしますが、人望は基本的には一定しています。

つまり、誰かに「あの人って素晴らしいよね」と言ってもらえる人は、それほど多くの人に人気がなくても、いい運を持っています。

逆に、「あの人はちょっと...」 と言われる人は、やがて運気が下がっていきます。


興味深いのは、人望がなくても人気がある人もいることです。

芸人さんや俳優さんが、あるときを境にブレイクする現象がありますが、これは人気が先行して急上昇した状態といえます。

しかし、あまりに一気にブレイクし、人望が人気についていけなければ、絶頂からたたき落とされることもあります。

運のメカニズムをわかっておらず、「自分はすごい!」と勘違いしてしまうのです。

人気とは、急に吹き上がることもあれば、あっという間に風向きが変わってしまって、下にたたきつけられることもあるわけです。


一方、人望は信用であり、積み上げていくものです。

そのため、短期間で獲得することはできませんが、失うこともありません。

約束を守ったり、細やかなコミュニケーションをとったりすることが必要です。

信用を高めるには、そういう地道なことを続けていくしかありません。

面倒くさいことばかりですが、その積み重ねが、信頼感を高めていきます。


長くお店をやっているというのも、信用の一つです。

創業一二〇年とかいう会社は、それだけで信頼されます。

個人としても、それだけの長い歴史があなたの 人望をつくっていくのです。


『本田健の人生を変える1分間コーチング』だいわ文庫
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アメリカでは、クレジットカードの利用履歴、クレジットヒストリーがその人の信用となる。

きちんと支払い、いい履歴を積み重ねれば、お金において信用があるとみなされ、クレジットレーティングが高スコアとなる。

これは、カードの支払いだけでなく、様々な履歴の積み重ねが信用となるということだ。


たとえば、大会社を中途退職した人が、自分で事業を始めようとしたとき、銀行や取引先等に信用されていないことに愕然とする、という話がある。

いままであった信用は、実は会社の看板を背負っていたからに過ぎないことに気づく。


信用は実績の積み重ねだ。

信用度が高い人は、「時間を守る」、「約束を守る」、「言い訳をしない」、「人のせいにしない」、「利己的ではなく利他」、「ウソを言わない」、「誠実」、「お金にルーズではない」、「感謝が多い」、「口ばかりではなく、行動する」等々の行為の積み重ね。

だからこそ、信用度の高い人は、人望がある。

そして、同時に運もいい。


「運とは人望」という言葉を胸に刻みたい。





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