人の心に灯をともす 5709 龍となれ

【龍となれ】5709



藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…


「龍となれ 雲おのずと来たる」

昭和の文人、武者小路実篤氏はよくこの言葉を色紙に書いたそうです。

いい言葉ですね。

若い魂はこの言葉に感奮興起したことでしょう。


龍の絵には必ず雲が描かれていますね。

雲は龍が天を縦横にかける働きを助け、 地には大いなる恵をもたらします。

雲はまた徳望を表しているともいえます。

徳望を失った龍は地に落ちる。

上に立つ人はすべからく徳望がなくてはならないという教えでもあるようです。



「人間各々(おのおの)の価値はその人が熱心に追い求める対象の価値に等しい」

ローマの哲人マルクス・アウレリウスの言葉です。

何を追い求めているか。

それがそのまま、その人の価値になる。

追い求めているものの内容がその人の人間を決定する、ということです。

古今東西、不変の真理というべきでしょう。


『心に響く言葉』致知出版社
https://q.bmd.jp/91/119/1411/__no__



◆「龍となれ 雲おのずと来たる」

『人生に対して覚悟を決めること。

覚悟を決めない限り、真の人生は始まらない。

先哲は繰り返しこのことを説いている。

沖縄の漁師が言ったという。

「遠洋の漁場に出ようと決めると、風が起き、帆がざわめき、波が立ってくる。

だが、まだ覚悟が決まらない船には風が起きんのよ」

人生もまた然(しか)りである。』(小さな人生論・3 /致知出版社)より


まず、覚悟を決め、行動する。

行動する人には、必ず応援者や支援者が現れる。


また、「徳は孤ならず、必ず隣あり」という言葉が論語の中にある。

徳ある者は決して孤立することなく、助けてくれる人や協力者が必ず現れる、と。



◆「人間各々(おのおの)の価値はその人が熱心に追い求める対象の価値に等しい」

今、何を追い求めているのか。

めざすものは何なのか。

つきあっている友は誰なのか。


「其の人を知らざれば、其の友を見よ」(論語)

友人を見れば、その人の人柄、すなわちレベルが分かるということ。



お釈迦さまの言葉に次のようなものがある。

《すべてがあなたにちょうどいい》

『今のあなたに 今の夫がちょうどいい。

今のあなたに 今の妻がちょうどいい。

今のあなたに 今の子供がちょうどいい。

今のあなたに 今の親がちょうどいい。

今のあなたに 今の兄弟がちょうどいい。

今のあなたに 今の友人がちょうどいい。

今のあなたに 今の仕事がちょうどいい。

死ぬ日もあなたにちょうどいい。

すべてがあなたにちょうどいい。』(宇宙を貫く幸せの法則/致知出版社)より






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