人の心に灯をともす 5800 情報遮断
【情報遮断】5800
精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…
アメリカで行われた、感覚遮断実験を紹介したい。
被験者を防音装置のついた小部屋に入れ、半透明の保護眼鏡をかける。
腕に筒をはめて手袋をするなど、触覚刺激もできるだけ少なくする。
こうして、食事とトイレ以外はベッドに横になっている、というものである。
この実験では、最初の八時間くらいはなんとかがまんしていた人も、それを過ぎると口笛を吹いたり、ひとり言をいい始めた。
さらに、幻覚や幻聴が起こった。
人間は、まったく刺激がないと耐えられなくなり、自分でなんとか刺激をつくろうとするのだ。
かなり高額の報酬が約束されていたにもかかわらず、三日以上耐えられる人はいなかった。
しかし、この反対だったらどうだろうか。
刺激があふれ、刺激が過剰になると、今度は私たちは、自分で感覚を遮断する。
「うるさい」と思っても、しばらくすると音に麻痺してくる。
「おや、臭いな」と思っても、その場にいると鼻が慣れてしまう。
たくさんの情報があふれている。
とても便利なことだが、反面、私たちは刺激に麻痺しつつある。
情報に流されてあっちへふらふら、こっちへふらふら振り回されながら毎日が過ぎてしまう。
普通に生活している人でも、何かしら心のもやもやを抱えている。
この忙しい生活をこなすことに疲れを感じている人は多い。
あなたも、刺激が多過ぎて、満杯になっていないだろうか。
自分の中で処理できる量を超えると、「もうこれ以上、刺激はいらない」とばかりに壁をつくる。
人間関係がイヤになって閉じこもったり、仕事をする気がしなくなるのも、自分が処理できる量を超えてしまったからであり、自然に自分を守る防衛力が働いたのだ。
必要以上の情報が入り過ぎている人は、突然、すべてをシャットアウトして閉じこもりたくなるだろう。
けれども、その前に、自分から刺激量を調整したり制限したりしてみることをおすすめしたい。
何かの感覚遮断実験を、ときどき自分でやってみると、案外、バランスがとれるものだ。
『ほっとする生き方』新講社ワイド新書
https://q.bmd.jp/91/119/2863/__no__
刺激を遮断(感覚遮断)するのに最も効果的なのが「情報遮断」だ。
こんな文章があった。
『理想的なのは、静かで喧騒とは無縁の場所だ。
もし、うるさい環境での学習を強いられるなら、耳栓、耳当てあるいはノイズキャンセリングヘッドフォンに限る。
周囲の人たちに“邪魔をするな”というサインを送ってくれるからだ。
気が散る最悪のものに、コンピュターや携帯電話が出してくる通知もある。
というのも、人はその通知をどうしてもチェックしようという気になるからだ。
ある研究によれば、人は、メッセージ受信用アプリケーションを走らせたままにしている場合、平均で35秒ごとにメッセージをチェックするという。
半面、あるビジネスパーソンについて、次のような好ましい報告もある。
自分のアクセスしているどうでもよいウェブサイトが1週間にわたってブロックされたとき、仕事により深く没頭するようになり、生産性が向上したという。
だから、持っている機器の通知設定を外して、音、視覚そして振動による警告を無効にしよう。
遮断モードが役に立つかもしれない。』(学び方の学び方/アチーブメント出版)より
我々の多くは「携帯電話依存症」になっている。
外出したとき、スマホを少しでも忘れようものなら急に不安になったり、パニックに襲われたりするからだ。
大事な人との面談中でもスマホにさわってしまったり、会議の最中でもスマホをチェックしたりする。
そして、ちょっと時間ができればトイレの中でも、ベッドの中でもスマホをいじってしまう。
最近、集中力に欠けると思っている人は、一度、スマホやPCの通知をオフにしてみると、驚くほど集中力が戻ってくるのを感じるはずだ。
集中して勉強したり、文章を書くときは、スマホの画面が見えないところに置いておくことだ。
情報過多の現代・・・
時には、情報遮断が必要だ。
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精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…
アメリカで行われた、感覚遮断実験を紹介したい。
被験者を防音装置のついた小部屋に入れ、半透明の保護眼鏡をかける。
腕に筒をはめて手袋をするなど、触覚刺激もできるだけ少なくする。
こうして、食事とトイレ以外はベッドに横になっている、というものである。
この実験では、最初の八時間くらいはなんとかがまんしていた人も、それを過ぎると口笛を吹いたり、ひとり言をいい始めた。
さらに、幻覚や幻聴が起こった。
人間は、まったく刺激がないと耐えられなくなり、自分でなんとか刺激をつくろうとするのだ。
かなり高額の報酬が約束されていたにもかかわらず、三日以上耐えられる人はいなかった。
しかし、この反対だったらどうだろうか。
刺激があふれ、刺激が過剰になると、今度は私たちは、自分で感覚を遮断する。
「うるさい」と思っても、しばらくすると音に麻痺してくる。
「おや、臭いな」と思っても、その場にいると鼻が慣れてしまう。
たくさんの情報があふれている。
とても便利なことだが、反面、私たちは刺激に麻痺しつつある。
情報に流されてあっちへふらふら、こっちへふらふら振り回されながら毎日が過ぎてしまう。
普通に生活している人でも、何かしら心のもやもやを抱えている。
この忙しい生活をこなすことに疲れを感じている人は多い。
あなたも、刺激が多過ぎて、満杯になっていないだろうか。
自分の中で処理できる量を超えると、「もうこれ以上、刺激はいらない」とばかりに壁をつくる。
人間関係がイヤになって閉じこもったり、仕事をする気がしなくなるのも、自分が処理できる量を超えてしまったからであり、自然に自分を守る防衛力が働いたのだ。
必要以上の情報が入り過ぎている人は、突然、すべてをシャットアウトして閉じこもりたくなるだろう。
けれども、その前に、自分から刺激量を調整したり制限したりしてみることをおすすめしたい。
何かの感覚遮断実験を、ときどき自分でやってみると、案外、バランスがとれるものだ。
『ほっとする生き方』新講社ワイド新書
https://q.bmd.jp/91/119/2863/__no__
刺激を遮断(感覚遮断)するのに最も効果的なのが「情報遮断」だ。
こんな文章があった。
『理想的なのは、静かで喧騒とは無縁の場所だ。
もし、うるさい環境での学習を強いられるなら、耳栓、耳当てあるいはノイズキャンセリングヘッドフォンに限る。
周囲の人たちに“邪魔をするな”というサインを送ってくれるからだ。
気が散る最悪のものに、コンピュターや携帯電話が出してくる通知もある。
というのも、人はその通知をどうしてもチェックしようという気になるからだ。
ある研究によれば、人は、メッセージ受信用アプリケーションを走らせたままにしている場合、平均で35秒ごとにメッセージをチェックするという。
半面、あるビジネスパーソンについて、次のような好ましい報告もある。
自分のアクセスしているどうでもよいウェブサイトが1週間にわたってブロックされたとき、仕事により深く没頭するようになり、生産性が向上したという。
だから、持っている機器の通知設定を外して、音、視覚そして振動による警告を無効にしよう。
遮断モードが役に立つかもしれない。』(学び方の学び方/アチーブメント出版)より
我々の多くは「携帯電話依存症」になっている。
外出したとき、スマホを少しでも忘れようものなら急に不安になったり、パニックに襲われたりするからだ。
大事な人との面談中でもスマホにさわってしまったり、会議の最中でもスマホをチェックしたりする。
そして、ちょっと時間ができればトイレの中でも、ベッドの中でもスマホをいじってしまう。
最近、集中力に欠けると思っている人は、一度、スマホやPCの通知をオフにしてみると、驚くほど集中力が戻ってくるのを感じるはずだ。
集中して勉強したり、文章を書くときは、スマホの画面が見えないところに置いておくことだ。
情報過多の現代・・・
時には、情報遮断が必要だ。
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