人の心に灯をともす 5872 見えないところでほめる人

【見えないところでほめる人】5872



植西聰氏の心に響く言葉より


《見えないところで友人のことを良く言っている人こそ 信頼できる。》 (トーマス・フラー/十七世紀のイギリス出身の神学者。世の中を風刺したり、ジョークを交えたりと数々の格言を残した。)


豊臣秀吉が木下藤吉郎と呼ばれ、織田信長に仕えていた頃の話です。

藤吉郎の出世を妬む織田家の家臣たちは、彼のいないところで、「あいつは単にゴマスリがうまいだけの奴だ」といつも悪口ばかりを言っていました。


そんななかで、一人、前田利家だけはこう反論したのです。

「それは誤解です。藤吉郎は誰よりも熱心に信長様から与えられた仕事をこなしている努力家です。だから、信長様も目をかけておられるのです」


やがて、みんなが悪口を言うなかで、利家だけがほめ讃えていることを知った藤吉郎は、利家の人柄と度量の深さに感激し、男泣きしたといいます。

そして、藤吉郎が天下人になった後も、利家を誰よりも信頼し、厚くもてなしました。


人は直接ほめられるより、人を通して間接的にほめられたほうがその情報を客観的に、信ぴょう性を持って聞くことができます。

それゆえ相手の言葉をうれしく感じ、ほめてくれた人にいっそうの信頼を寄せるのです。

つまり、陰で他者をほめることができれば、ほめられた人は、ほめてくれた人にいつまでも好感を抱くのです。


『心に刻みたい賢人の言葉』あさ出版
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人は、成功した人や、出世した人に嫉妬してしまう。

そして、陰口を言う。

昨今では、SNSを使っての誹謗中傷や、悪口など、人を貶(おとし)める書き込みも多い。


しかし、人を誹謗中傷すれば、それは必ず自分に矢印が向いてくる。

まわりまわって、その誹謗中傷が自分に突き刺さるのだ。

いつか、必ず自分に返ってくる。


「情けは人のためならず」という言葉がある。

情けをかけると、いずれ、めぐりめぐって、自分に返ってくる、だから、人には親切にした方がいい、ということだ。

この真逆にあるのが、誹謗中傷。


そして、「陰口」の反対は「陰ぼめ」。

本人がいないところでほめることだ。

「陰ぼめ」もまわりまわって、自分に返ってくる。


見えないところでほめる人でありたい。




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