人の心に灯をともす 5953 人生なんてそんなもの

【人生なんてそんなもの】5953



小林弘幸氏の心に響く言葉より…


世の中には楽観的な人もいれば悲観的な人もいます。

それは性格なので「どちらがいい」ということはありません。

ただ、自律神経の観点からすると、やはり悲観的な人より楽観的でいられるほうがいいコンディションをキープしやすいとはいえます。


私自身、性格的には楽観主義だと思うのですが、これはなにも「きっとうまくいく」 と思っているわけではありません。

私の思考はむしろ逆で「人生、そんなに甘くない」「うまくいかなくて当たり前」と思っています。

まさに期待しない生き方。


私がよくいう「Don't believe anybody」 (誰も信用しない 【=すべては自分の責任】)も基本は同じ考え方です。

それだけ聞くとひどく悲観的に感じるかもしれませんが、人生なんてそんなものだから、何があっても大丈夫。

大丈夫どころか、それが普通。

私はいつも、そんな「シン・楽観主義」で生きているのです。


たとえば、私はよく講演を頼まれます。

わざわざ集まってくれた人たちにとって、少しでも役立つ情報を与えたい、有意義な時間、楽しい時間を過ごしてほしいと願っ ています。

しかし、集まってくれたすべての人に、その価値を感じてもらうのは不可能。


人生そんなに甘いものではありません。

だから私は、たったひとりでも「よかった」と感じてくれる人がいるならOK。

そう考えるようにしています。


書籍にしてもそうです。

読んでくれる人全員を満足させるなんて無理な話。

もちろん常に全力は尽くしますが、結果に過度な期待はしません。

でも、それが私の自律神経を整え、いいコンディションといいパフォーマンスにつながっています。


どんなことも「そんなにうまくいくわけがない」。

こんな「シン・楽観主義」も案外おすすめです。


『始める習慣』日経ビジネス人文庫
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誰かに、ああだこうだと指摘されたり、上から目線で偉そうに言われたりすると、カチンときたり、ムッとしたりすることがある。

「何故私があなたに言われなければならないんだ」「あなたに(そこまで)言われる筋合いはない」「なぜそんなに下に見られなければならないんだ(私のが上なのに)」と思うからだ。

心の奥底には、自分は「ちゃんとしている」「なかなかのものだ」「大したものだ」という思いがある。

ある面での、うぬぼれ、驕(おご)り、高ぶり、傲慢だ。


逆に言うなら、人に何か言われて「カチン」ときたら、「ああ、今自分は『大したものだ』と思っているんだな」「今、自分は『偉そう』になっているんだな」と気づくことが必要だ。

それが、心の弦がピーンと張って、臨戦態勢に入っている状態。


小林正観さんは、そんなときは、自分は「大したものじゃない」「ろくなものじゃない」と思うことが必要だという。

実際、よく考えてみれば、欠点もあり、間違いや失敗もするし、ダメなところも多い、ろくなものじゃないのが人間だ。

人と争い、戦って、競争して生きてきた人は、心の弦(つる)が常にピンと張っている。

神経がいつもピリピリしている。

それが嵩(こう)じると、心の病になりやすい。


だから、大事なのが、弦をゆるませること。

それは、ボーっとして、力を抜くことでもある。


どんなことも「そんなにうまくいくわけがない」「人生なんてそんなもの」という考え方も同じで、心の弦をゆるませる言葉。

それが、自律神経を整え、いいコンディションといいパフォーマンスにつながる。


「人生なんてそんなもの」という言葉を胸に刻みたい。




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