人の心に灯をともす 5967 「良心」と「思いやり」が人間関係のすべて

【「良心」と「思いやり」が人間関係のすべて】5967



富増章成(とますあきなり)氏の心に響く言葉より…


《「良心」と「思いやり」が人間関係のすべて》


孔子は「仁」=「愛」こそが、すべての人間関係における普遍的な原理であるとしました。

さて、これをもっと具体化したのが次の一節です。


「参(曾子・そうし)よ、私という人間は、ただ一つの原則で貫かれているのだよ」

この孔子の言葉に、曾子はただ「はい」とうなずいただけであった。


孔子がその場を立ち去ると、居合わせた門人が曾子にたずねた。

「どういう意味かわかりませんでしたが」

「先生は、良心を偽らぬこと (忠)と、他人への思いやり (恕・じょ)とが人倫の根本だとおっしゃったのだ」


自分の良心への誠実さと、他人に対する思いやり。

「仁」を分解すると、この「忠恕(ちゅうじょ)」という因子が見える。

すると、「礼」という正答が導き出される。 これが、人間関係における真理なのでしょう。


《孔子が導き出した人間関係の真理》

●礼とは、社会秩序を保つための行動規範

●仁とは、人を愛すること

●恕とは、他人への思いやり

●忠とは、自分の良心への誠実さ


『「まぁ、いっか。」と心がラクになる東洋哲学』王様文庫
https://q.bmd.jp/91/119/5777/__no__




忠恕や礼や仁は、「公」の意識を持っているかどうか、ということだ。


「みんなのために」とか、「世のため人のため」と言った「公」の意識が薄い人は多い。

自分の利益や自分の損得が第一で、公の利益などいうのは偽善的だ、と。

この傾向は、「きれいごとを言うな」「ガンガン稼ぎまくれ」といった高度成長経済の価値観で育った年配者や老人に多い。


反対に、若い人たちには、公の意識が高い人が多い。

それは、常に新たな勉強をし続けているのか、ということに由っている。

若い人たちは、SDGsやCSR(企業の社会的責任)、CSV(企業の事業活動を通じて社会課題の解決をはかる)等々の事例を勉強している。

それは、スタートアップの若者のイベントなどでのテーマやアイデアを見るとよくわかる。


人間関係も同じで、自己中心的で自分のことしか考えなかったら、人間関係はうまくいくはずがない。

常に、相手の気持ちを汲(く)んでいるのか、人を喜ばせようとしているのか。


忠恕すなわち、「良心」と「思いやり」。

『「良心」と「思いやり」が人間関係のすべて』という言葉を胸に刻みたい。




●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
★新・日めくりカレンダー「ヒロさんのつぶやき」できました!
https://q.bmd.jp/91/119/5778/__no__
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●

■メルマガの登録と解除はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/5779/__no__

■「人の心に灯をともす」のfacebookページです♪
https://q.bmd.jp/91/119/5780/__no__

■【人の心に灯をともす】のブログはこちら
https://q.bmd.jp/91/119/5781/__no__

■X(旧Twitter)はこちらから
https://q.bmd.jp/91/119/5782/__no__