人の心に灯をともす 6011 真があるなら今月今宵

【真があるなら今月今宵】6011



真山知幸(まやまともゆき)氏の心に響く言葉より…


《真(しん)があるなら今月今宵(こよい)、あけて正月だれも来る》(高杉晋作)


高杉晋作は長州藩の武士で「奇兵隊」の創設者。

奇兵隊は、武士だけではなく農民や町民といった有志が集まった軍隊である。

彼が萩城下で誕生したのは1839年で、初めての子どもだったため、大切に育てられた。


幼少の頃のエピソードとしては「近所の子どもが恐れた巨大な天狗面を、彼だけは喜んで見た」「遊んでいた凧を誤って侍に踏み破られると、激しく抗議して土下座させた」などその剛毅ぶりを表すものが多い。

史実かどうかはともかく、その勇ましいイメージは幕府軍との戦いに由来するものだろう。


1864年、長州藩が幕府軍に取り囲まれると、戦わずに降伏するという考えが蔓延した。

なにしろ幕府軍は15万。

やる前から勝負は見えていると考えても不思議はない だろう。


そんななか、彼は立ち上がり、挙兵当夜、この言葉を都々逸で怒鳴った。

意味は「本当にやる気があるなら、先がまったく見えない今だからこそ起て」というもの。

しかし、集まったのはわずか80名。

残念ながら奇兵隊も動こうとはしなかった。


だが、彼の熱意にほだされ、支援の輪は次々と広がっていく。

やがて奇兵隊も合流し、3500名にまで膨れ上がると、奇襲攻撃によって幕府軍を次々と打ち破った。

倒幕に弾(はず)みをつけた決意あふれる勇ましい言葉。


『最高の人生に変わる天才100の名言』PHP
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幻冬舎社長、見城徹氏は著書の中でこう語っている。


『《情けあるなら、今宵(こよい)来い》


「百万語を費やしたところで、たった一つの行動には敵わない。

その行動は、早ければ早いほどいい。

一番いいのは、今すぐ行動に移すことだ」


「真があるなら、今月今宵。あけて正月、だれも来る」

これは、高杉晋作の言葉として知られている。

死を覚悟して決起する時、傍観を決め込む陣営を訪ねて、唄ったとされている。


僕はそれを翻案して次のように言っている。

「情けあるなら今宵来い。明日の朝なら誰も来る」

人は、口ではいくらでもいいことを言う。

しかし、実際に行動で表す人は、ごくわずかだ。

無理を伴うものであれば、なおさらである。』

(人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見てはなくはない/講談社)より



「あなたのことを応援するよ」「力になりたい」「支えたい」「味方だよ」と、口先だけで言う人は多い。

しかし、本当にその人のことを思っているなら、実際に行動で示すことが一番の証となる。

それが、実際に自分の時間を使って、足を運んで来てくれる人。

実際に会いに行くこと。


《真(しん)があるなら今月今宵(こよい)、あけて正月だれも来る》という言葉を胸に刻みたい。





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